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Jun 30, 2024

愛犬とのキャンプで必要な準備って?持ち物や注意点を押さえて楽しもう

キャンプ場で飼い主と戯れる白い犬 プードル

雄大な自然を満喫できるキャンプは、心身ともにリフレッシュできるアクティビティ。大切な家族の一員だからこそ、愛犬と一緒にキャンプを楽しみたい!という方も多いですよね。この記事では、犬連れのキャンプで必要な持ち物や事前準備、注意点を解説します。犬と行くキャンプの魅力についても触れているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

愛犬とのキャンプは魅力がたくさん!

自然の中でキャンプをする人と飼い主と一緒にキャンプをする大きな犬

 

鳥の鳴き声や虫の声、木が風に揺れる音。街の喧騒から離れた自然豊かなキャンプ場では、愛犬の新たな一面をみられる機会も少なくありません。自然の中を散策したり、タープの下でゆっくりお昼寝したり…森の中に溶け込んだような空間で愛犬と過ごす時間は、愛犬家にとってなにより幸せなひとときです。

また、最近はペット同伴OKでドッグラン付きのキャンプ場も増えています。「普段お散歩くらいしか出歩かない」という家庭は少なくありませんが、ドッグランの中をノーリードでのびのび走り回ることで、日頃の運動不足やストレス解消にもつながります。非日常体験を通して愛犬との絆をより深められるのは、愛犬とのキャンプの大きな魅力といえるでしょう。

愛犬とのキャンプで準備しておくこと4選

愛犬とのキャンプで必ず押さえておきたいのが、安全の確保と基本的なマナー。犬連れキャンプを心から楽しむためには、「周りに迷惑をかけない」ことと「愛犬のコンディションを第一に考える」ことが重要です。愛犬の性格や健康状態を見極めて、必要なしつけや準備をしておきましょう。

まずはおでかけに慣らす

芝生で走り回る犬の画像

 

おでかけした経験がほとんどないと、「でかける=楽しいことがある」というイメージが持てません。人にとってはキャンプ場までの楽しい道のりでも、犬にとってはどこに向かっているのか分からない、不安な時間になってしまいます。犬がおでかけに楽しいイメージを持てるように、まずは近場のドッグランやイベントなどに出かけてみましょう。無駄吠えのしつけもしっかり行っておいてくださいね。

車移動は予行練習をしておく

車の窓から外を眺める犬と女性の画像

 

長時間のドライブは乗り物酔いのリスクがあるので、車に慣れさせておくことも大切です。はじめはクレートに入れて5分程度ドライブし、慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。食後3時間以上あけてから車に乗せると酔いにくくなります。30分程度酔わずに乗っていられたら、長いドライブに連れ出しても大丈夫ですよ。

ワクチン接種やノミダニ対策も忘れずに

動物病院で、医師に抱えられる犬の画像

 

狂犬病や混合ワクチンの接種、ノミダニ対策も忘れずに行いましょう。キャンプ場のような自然が多い場所では、感染症や寄生虫などに感染しやすくなります。これらは犬から人にうつるものも多く、「大丈夫だろう」と安易に考えるのはおすすめできません。予防薬の効果が出るには時間がかかるので、おでかけの2週間前までには済ませておくといいですね。

体調を整えておく

人間に撫でられる犬

 

キャンプ中の体調不良を防ぐためには、当日万全の健康状態に整えておく必要があります。旅行に行くと必ず体調を崩す人は少なくありませんが、これは生活リズムの乱れや旅の疲れによって免疫力が下がることが原因です。旅先で動物病院を見つけるのは大変なので、出発前によく体調を確認してあげましょう。

愛犬とのキャンプで必要な基本の持ち物5つ

アウトドアチェアで眠る犬2匹の画像

 

愛犬と一緒に遠出する際、持っていきたいものは多くあります。現地や周辺で調達するのが難しいものもあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

なお、犬連れOKのキャンプ場のなかには犬用のアメニティが用意されているところもありますが、利用は有料か、サイズはどのくらいかなど、条件や制限はよく確認しておく必要があります。ここでは、愛犬とのキャンプで必要な基本の持ち物を5つ紹介します。

いつものフードやおやつ

いつもと違う環境で過ごすキャンプ中、犬によっては食が細くなることも。旅行ならではのスペシャルな食事もいいですが、普段から食べ慣れているフードやおやつがあれば安心です。また、万が一災害などでしばらく帰ることができなくなった場合に備えて、量は少し多めに持っていくことが大切です。キャンプに行く日数分プラス3日分ほど多く用意していくと良いでしょう。

エチケットグッズ

ペットシーツ、ビニール袋、消臭ポーチなど、エチケットグッズも欠かせません。キャンプ場はたくさんの人が利用する場所なので、周囲の迷惑になることはNGです。環境の変化で粗相してしまったり、排泄回数が増えたりしても対応できるよう、マナーベストも着用しておくと良いでしょう。なるべくコンパクトに仕舞っておけば、旅先でも邪魔にならずに済みますよ。

暑さ・寒さ対策アイテム

キャンプ場で防寒着を着てカートから顔を出す犬と、まぶしそうな犬の写真

 

夏や冬のキャンプでは、暑さ・寒さ対策グッズも必須。自然の中にあるキャンプ場は気温差が激しいので、宿泊時は季節に合わせた犬服やひんやりグッズ、毛布や湯たんぽなどの防寒グッズを持っていくと安心です。特に被毛が短い犬種・シングルコートの犬種は外気温の影響で体調を崩しやすい傾向があります。きちんと準備して、キャンプ時間を快適に過ごしましょう。

虫対策グッズ

キャンプ場には、蚊やブヨ、ハチなど厄介な虫が多くいるので、虫よけスプレーで対策することも大切です。これらの虫に刺されてしまうと痒みや痛みでキャンプを楽しむどころではなくなく、せっかくのおでかけが台無しに。特に5~10月の季節は、人にとっても犬にとっても「虫対策」が重要です。人用の虫よけスプレーは犬にとって有害な成分が入っている可能性があるので、必ず犬用もしくは犬にも使える安全性の高い製品を用意しましょう。

お気に入りのおもちゃ

お気に入りのおもちゃがあれば、移動中やキャンプ中も落ち着いて過ごすことができます。キャンプ場のような慣れない場所では、どう過ごせばいいか分からず不安になる犬も多いもの。特にデリケートな性格の犬はストレスを感じやすいので、安心して過ごせる環境作りが大切です。愛犬の匂いがついたお気に入りのおもちゃを寝床に置いて、犬の居場所を作ってあげましょう。

愛犬とキャンプを楽しむときの注意点

愛犬と一緒にキャンプを楽しむときは、いくつか注意したいポイントがあります。通常のキャンプで気を付けることはもちろん、犬連れキャンプならではの注意点も多いので、必ずチェックしておいてくださいね。

火の取り扱いに注意する

カートの中でのんびりする犬2匹

 

BBQや焚火を楽しむときは、愛犬が火傷しないようくれぐれも注意しましょう。少し離れているから大丈夫と思っていたら、火の粉が風に舞って毛につき焦げた、熱いトングに触れてしまったなど、思わぬトラブルが起きることもあります。また、煙を吸い込んでしまうと呼吸が苦しくなるので、犬は風上の安全な位置につないでおくと安心です。終わった後は火が完全に消えるまで待ってから放してあげてくださいね。

拾い食い・誤飲をさせない

アウトドアチェアーの上の犬

 

キャンプ場には人が食べ残したゴミが落ちていることも多く、ちょっと目を離した隙に拾い食いをしてしまう犬も。小石や竹串など危険なものを誤飲してしまったり、ネギやチョコレートのような犬にとって有害な食べ物を口にしてしまったりするかもしれません。愛犬の安全を守るためにも、キャンプ場ではくれぐれも目を離さないようにしましょう。盗み食いを防ぐため、人の食事中は安全な場所につないでおく、キャリーやケージに入れておくなどの対策も大切です。

脱走対策は必ず行うこと

アウトドアチェアの上にリードで繋がれた犬

 

開放的なキャンプ場では、いつもより気が緩んで犬を脱走させてしまうケースも珍しくありません。普段大人しい犬でも、聞き慣れない音や大きな音に驚いてパニックになった結果、暴れて逃げてしまう可能性は十分考えられます。各サイトに柵があるキャンプ場であっても、テント内やコテージ、バンガロー以外で犬をフリーにするのは避けたほうが安心。万が一の事故やトラブルを防ぐためにも、常に愛犬に意識を向けておきましょう。

おわりに

飼い主と一緒にテントの中で眠る犬

 

愛犬とのキャンプは、普段の生活では味わえない特別な体験ができる時間です。初めて行くときは心配事も多くなりますが、事前にしっかり準備を整えておけば、人も犬も快適なキャンプを満喫できるはず。ぜひ周囲へのマナーや気遣いも忘れずに、愛犬とのキャンプを楽しんでくださいね。

 

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