新たな日本食文化の代表、ラーメン。少し前は寿司や天ぷらのイメージが強かった日本食ですが、最近は「日本食=ラーメン」と考える外国の方が増え、日本に来たらまずラーメンを食べたいという人も多いのだとか。そこでこの記事では、海外の人に人気のラーメン店を厳選してピックアップ。定番メニューが食べられるお店から変わり種を楽しめるお店まで、幅広く紹介します。
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海外からみる日本のラーメンの魅力とは
日本人にとって国民食ともいえるラーメンは、海外でも人気がある料理です。特に人気なのはアメリカやヨーロッパで、アメリカに出店する日本のラーメン店は300店舗を超えるのだとか。日本の人気チェーン店も数多く進出していて、ミシュランガイドに選ばれるほど実力があるお店も少なくありません。
海外のラーメン人気が高い理由のひとつとして、味のバリエーションが豊富なことが挙げられます。ラーメンはしょうゆ、味噌、塩、とんこつとさまざまな味があり、トッピングもたくさんありますよね。ここまで味のバリエーションがある料理は海外では珍しいため、色々選べて楽しいという方が多いのでしょう。味付けがしっかりしているものも多く、食べたときの満足感が強い点も、海外の人からは魅力に感じるようです。
【東京駅】東京ラーメンストリート内のおすすめラーメン店3選
東京駅の地下にある東京駅一番街には、「東京ラーメンストリート」というラーメンの聖地があります。東京駅直結で利用しやすいこともあり、東京でラーメンを食べる際の第一候補に考えている人も多いでしょう。ここでは、ラーメンストリート内のおすすめ店を3つ紹介します。
ソラノイロ NIPPON
健康志向のラーメンで知られるお店。全粒粉の麺、豆乳とマッシュルームのスープなど、一風変わったヘルシーなラーメンが食べられます。看板メニューの「特製べジソバ」（1,100円）は、一日に必要な野菜の半分以上を一杯で摂れる人気メニュー。ヴィーガンや小麦アレルギーの人向けにグルテンフリーの麺も用意されているので、健康や宗教上の理由で通常のラーメンが食べられない方にもおすすめです。
六厘舎（ろくりんしゃ）
行列ができるつけ麺のお店といえば、六厘舎を思い浮かべる人も多いはず。極太麺に絡む濃厚スープは、麺本来の小麦の風味をグッと引き立ててくれます。海苔の上にはパウダー状の魚節が山盛りに乗っていて、スープに溶かすことでさらに風味がアップ。7:30～10:00までしか食べられない「朝つけめん」（750円）はつけ汁も麺も朝専用のあっさりした味わいで、食べやすいと海外の人の評判も上々です。
※7:30～10:00（L.O.9:30）は朝つけめん類のみの販売
斑鳩（いかるが）
濃厚ラーメンが食べたいときは、濃厚ラーメンのお店「斑鳩」がおすすめです。動物系スープと魚介系スープをブレンドして作った「らー麺」（850円）の特製スープは、粘度が高く食べ応えばっちり。麺は歯ごたえのある少し硬めのタイプで、こってりした濃厚スープによく馴染みます。チャーシューもトロトロでとにかく濃厚ですが、ほかのお店ではなかなか見ない小さな「あられ」が程よくアクセントになっています。
【東京駅】東京ラーメン横丁内のおすすめ店舗2選
続いては、東京駅の八重洲地下中央口直結にある「ヤエチカ」内のラーメン店をご紹介。ヤエチカはラーメンストリートと同じく地下にあり、活気とにぎわい、昭和のノスタルジックな雰囲気が味わえます。女性が入りやすいお店も多いので、ぜひ気になるお店を探してみてくださいね。
風雲児（ふううんじ）
魚介系濃厚つけ麺の先駆けともいえるラーメン店。スープには四国瀬戸内海で捕れた煮干しや昆布などをふんだんに使用し、たっぷりの魚粉でパンチのある風味に仕上げています。魚介鶏白湯のつけダレがたまらない「つけめん」（950円）は中太の麺としっかり絡むと評判。タレの粘度が高いぶん、甘みの強い鶏の旨味がギュッと凝縮されていて、角切りチャーシューとの相性もばっちりです。
元祖油堂（がんそあぶらどう）
卓上トッピングが豪華な油そば（750円）のお店。ケイジャン、カレー粉などラーメン店ではあまり見かけないトッピングが常時10種類以上揃っていて、さまざまな味変を楽しめます。パルメザンチーズやフライドオニオンなど外国人に馴染み深い追加トッピングがあるのも、人気の理由のひとつ。中華麺用粉にパスタ粉を配合して練り上げた麺はもちろんそのままでも絶品で、特製タレとの相性も最高です。
東京都内の外国人に人気のラーメン店5選
ここまで東京駅直結のラーメン店を紹介してきましたが、近郊にはまだまだたくさんのラーメン店が存在します。ここからは、東京都内にある人気のラーメン店を5つご紹介。海外にも進出している有名店をはじめ、外国人の方に配慮したメニューがあるお店など、特徴的なお店を集めました。どれも個性的なお店ばかりなので、きっと好みの味が見つかりますよ。
一蘭（いちらん）
天然とんこつラーメン専門店「一蘭」は、国内だけでなく海外の方からも圧倒的な支持を得ているお店。アメリカや台湾、香港など海外にも展開していて、国内外問わずさまざまな地域で愛されている有名店です。一蘭の「天然とんこつラーメン」（980円）は豚骨特有の臭みがなく、それでいて豚骨の旨みはしっかり感じられるのが魅力。
1席ずつ間仕切りがある「味集中カウンター」やオーダー用紙に味の好みを書き込む注文方法は海外でも画期的と評判で、福岡の本社総本店をはじめ各地の店舗は連日大行列ができるほど人気があります。
浅草六区店限定の「天然とんこつラーメン（八角どんぶり）」（980円）は、八角形のどんぶりで提供されます。八角形は古来より、「運気上昇」や「金運アップ」など森羅万象から幸運のエネルギーを引き寄せる縁起のよい形とされています。特徴的などんぶりの縁には、縁起のよい宝物を寄せ集めた「宝尽くし」の文様や、慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」など幸運をもたらすとされる絵柄ばかりをあしらいました。手前にある数字の「8」からスープを飲み干すと「大吉」の文字が現れます。
営業時間：（浅草六区店）10:00～22:00 ほか、店舗による
最寄り駅：浅草駅
店舗：新宿店、渋谷店、原宿店、ほか（都内17店舗）
創作麺工房 鳴龍 NAKIRYU
ミシュラン東京2017で一ツ星を取ったラーメン店。ラーメンインフルエンサーとして活躍するブライアン・マクダクストンさん（YouTubeチャンネル名：Ramen Adventures）が絶賛するラーメン店でもあり、 鳴龍を紹介する動画はチャンネル内でもっとも再生回数が多いという、大人気のお店です。麺は小麦の香り漂う自家製麺。特に人気の「担々麺」（1,200円）は濃厚な胡麻の旨味が絶品。水餃子やしらすご飯などサイドメニューも充実していて、何度通っても飽きずにおいしく食べられます。
営業時間：11:00～15:00（定休日：火）
最寄り駅：新大塚駅、大塚駅
ラーメン凪 BUTAO
外国人観光客が殺到するラーメンはしごツアー「Tokyo ramen tours」でも大人気の豚骨ラーメン店。ラーメンは「豚王（豚骨）」をはじめ、「赤王（ラー油ベース）」「黒王（マー油ベース）」「翠王（バジルベース）」という4色の豚骨ラーメンが写真映えすると話題です。どのメニューも麺の硬さや味の濃さまで細かく選べるのが特徴で、イタリアン風（翠）やイカ墨（黒）を使った変わり種もしっかり整ったお味。「変わったラーメンが食べたいけどおいしさは譲れない」という人は、ぜひ一度味わってみては。
営業時間：月～土10:00～22：30 日・祝10：00～20：00
最寄り駅：渋谷駅
しゅういち
ラーメンとカレーが融合した「カレーラーメン」を食べられるお店。「Tokyo ramen tours」でも紹介されていて、一度食べるとクセになる！人気メニューの「カレーらぁ麺」はマイルドながら尖りはなく、辛みが苦手な人でも食べられます。黒ゴマカレー担々麺や辛みそカレーらぁ麺、カレー油そばなど、メニューのバリエーションも豊富。翌朝の6時まで営業しているので、シメのラーメンにもおすすめですよ。
営業時間：（西麻布店）月～土20:00～翌6：00(L.O : 29:30) ほか、店舗による
最寄り駅： 乃木坂駅・六本木駅
店舗：西麻布店、恵比寿店、等々力店
【ハラル認定】あやむや 御徒町店
具やスープに豚肉を一切使用しない、「ハラル認証」取得済のラーメン店です。宗教上の理由で豚肉を食べられない方に配慮し、調味料や食材はハラル認証品を使用。自前のセントラルキッチンからのみ提供しているので、安心して食事を楽しむことができます。店内には礼拝スペースも設置されていて、まさに海外対応のラーメン店といえますね。人気ナンバーワンメニューの「スパイシーしょうゆラーメン」（950円）は、刺激が強い辛党の方向けラーメンです。
営業時間：11:30～15:00、17:00～22：00
最寄り駅：新御徒町駅
おわりに
東京駅周辺はラーメン店が多く、夜遅くまで開いている店舗も珍しくありません。なかでも駅直結のお店は、天候を気にせず利用できるのが嬉しいですよね。東京駅に行けば、食べたいラーメンはきっと見つかります。「こだわりのラーメンが食べたい」「外国人にも人気のラーメンを味わいたい」という方は、ぜひ東京駅を訪れてみてくださいね。
