可愛いくて美味しいジンジャーブレッドを作ろう　おすすめレシピや楽しみ方、誕生の由来も

ジンジャーブレッドとは？

ジンジャーブレッドとは、生姜をはじめとするスパイス入りのクッキーやケーキなどのお菓子です。優しい甘さとともに、生姜、シナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスのピリッとした風味が楽しめる特徴的な味わいがあります。

特にクリスマスの伝統的なお菓子として知られており、家庭で手作りされることも多く、家族や友人とクリスマスムードを楽しむアイデアとして親しまれています。

ジンジャーブレッド誕生と歴史

ジンジャーブレッドの起源は900年代と古く、16世紀になってジンジャークッキーを人形にした「ジンジャーブレッドマン」が登場したと言われています。ジンジャークッキーが人型になったのは、当時の流行り病の予防に生姜が良いと、生姜を食すことを国民に推奨したイギリスのヘンリー8世になぞらえたと言われています。

クリスマスシーズンに食べられる理由

ジンジャーブレッドに入っている香辛料は強い香りがすることから魔除けの意味が込められています。このことから家族や親しい人々の無病息災や幸運の祈りを込めてクリスマスにジンジャーブレッドを食べるようになりました。また、クッキーは食べるだけではなく、ツリーなどのオーナメントとしても取り入れています。今ではクリスマスの定番お菓子として、イギリスやドイツをはじめとする欧米圏で広く親しまれています。

ジンジャーブレッドが登場する童話や映画

ジンジャーブレッドはクリスマスの伝統的なお菓子であることから、童話や映画などにも登場します。例えば、ミュージカル映画として有名な「メリー・ポピンズ」や、アニメ映画「シュレック」。さらに有名な童話作品「ヘンゼルとグレーテル」に登場するお菓子「ヘクセンハウス」はジンジャーブレッド（ジンジャークッキー）で作られています。

ジンジャーブレッドのおすすめレシピ

ここからはジンジャーブレッドとジンジャーブレッドマンの基本レシピ、さらにジンジャーブレッドを取り入れたアイデアレシピも紹介します。

基本のジンジャーブレッドレシピ

4種類のスパイスとはちみつのコクがクセになるジンジャーブレッド。コーヒーや紅茶はもちろん、ホットミルクなどとの相性もバッチリです。材料の三温糖を黒糖にすると、さらに香り高く、こっくりとした味わいになりますよ。

【作り方：8人分(17cm×8cmのパウンド型1台分)】

［材料］
・薄力粉：60g
・強力粉：60g
・ベーキングパウダー：小さじ1
・卵：1個
・牛乳：50cc

［A］
・三温糖：60g
・はちみつ：大さじ2
・無塩バター：80g

［B］
・シナモンパウダー：小さじ1/2
・ジンジャーパウダー：小さじ1
・オールスパイス：小さじ1/2
・カルダモン：小さじ½

［下ごしらえ］
・オーブンは170℃に予熱しておく
・卵、牛乳は室温に出しておく

1. 鍋に［A］を入れ、弱火にかける
2. バターが溶けたら、鍋を火から下ろしてボウルに入れ、粗熱をとる
3. 2に卵を割り入れてよく混ぜ合わせ、そこに粉類と［B］を入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる
4. 3に牛乳を加え、なめらかになるまで混ぜ合わせる
5. クッキングシートを敷いた型に4を流し込み、170℃のオーブンでふっくらと焼き色がつくまで40〜50分焼き、型から外し粗熱を取り、粉砂糖をかけて完成

基本のジンジャーブレッドマンクッキー

可愛い人形のジンジャーブレッドマンはクリスマスシーズンになるとよく見かけますよね。そのままでも可愛らしいですが、アイシングで可愛くデコレーションするのもおすすめですよ。

【作り方：25個分)】

［材料］
・薄力粉：420g
・ベーキングパウダー：小さじ1
・無塩バター：180g
・糖蜜（メープルシロップや糖蜜で代用可）：190g
・卵：Lサイズ1個
・バニラエッセンス：小さじ1
・塩：小さじ1/2

［A］
・シナモンパウダー：小さじ1
・クローブパウダー：小さじ1/2
・ナツメグパウダー：小さじ¼

・ジンジャーパウダー：大さじ1

［デコレーション］
・アイシング
・チョコスプレー

［下ごしらえ］
・オーブンは約175℃に予熱しておく
・バターは室温に出して、柔らかくしておく

1. 大きめのボウルに、バター、黒糖、糖蜜を入れて、ふわっとするまで約2分間ハンドミキサーで混ぜ、そこに卵とバニラエッセンスを加えて混ぜる
2. 中くらいのボウルに、薄力粉、［A］、ベーキングパウダー、塩を入れて混ぜ、1に少しずつ加え、低速のハンドミキサーで生地がまとまるまで混ぜる（混ぜすぎないよう注意）
3. 2の生地を半分に分け、それぞれをラップで包み、冷蔵庫で約2〜3時間冷やす
4. ラップなどを敷き、その上に小麦粉を軽く散らして、3の生地を置き、6mmの厚さに伸ばす
5. 4を人型のクッキー型で生地を型抜き、クッキングシートを敷いた天板にのせる
6. 約175℃に予熱したオーブンで、生地が少し膨らんで落ち着くまで、9〜10分焼く。ベーキングシートの上で5分ほど冷ましてから、冷ます用のラックなどに移してさらに冷ます
7. 好みでアイシングとチョコスプレーでデコレーションしたら完成

アイシングは100均などで手軽に作れるものもあるので、利用してみてくださいね。

アイシングパウダーレッド　30ｇ

賞味期間（日）：395 水に溶かすだけの簡単アイシングパウダー直射日光、高温多湿を避けて28℃以下で保存してください。直射日光、高温多湿を避けて保存してください弊社ルールに沿って賞味期限の管理を行い、順次発送致しております。※賞味期限の希望やその他お問い合わせに関してはお受け致しかねます。

ジンジャーブレッドのアレンジアイデア

上記ではシンジャーブレッドとジンジャーブレッドマンのレシピを紹介しましたが、ここからはジンジャーブレッドを使用したお菓子や、ジンジャーブレッドテイストのドリンクについて紹介します。

【ヘクセンハウス】ジンジャーブレッドクッキーで作るお菓子の家

先の項目で、ジンジャーブレッドは童話「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家としても登場すると紹介しました。
「ヘクセンハウス」はジンジャーブレッドクッキーで作った様々な形や大きさのパーツをアイシングクリームで接着して、家の形に組み立てていきます。欧米ではクリスマスシーズンになるとクリスマスマーケットや駅、ショッピングセンターなどで展示されます。さらにパティシエたちによるヘクセンハウスのコンテストも盛んに行われています。

家庭でも手軽に作れるキットも販売されているので、ぜひそれらを使ってオリジナルのヘクセンハウスを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ヘクセンハウスキット *

お菓子の家の手づくりキット。飾って楽しい、もちろん食べられます。※開封後、組立後はなるべく早めにお召し上がりください。

【ジンジャーブレッドラテ】ジンジャーシロップの甘さと風味を楽しむドリンクメニュー

食べるだけではなく、ドリンクとしてもジンジャーブレッドを楽しめるラテもおすすめです。手作りのジンジャーシロップは甘さを自分で調整できるので、自分好みの味に作れます。生姜の風味が効いたラテにたっぷりのホイップクリーをトッピングすれば、心もお腹も大満足ですね。

ジンジャーブレッドを使ったクリスマスの飾り付けアイデア

ジンジャーブレッドマンに関しては食べるだけではなく、見た目の可愛らしさからツリーのオーナメントとして飾ったり、クッキーに直接糸を通す、もしくは透明のフィルムに入れて糸を通し、ガーランドとして飾るなどの使われ方をします。

人型だけではなく、雪の結晶や雪だるまなど、ジンジャーブレッドの生地でいろんなクリスマスにまつわるモチーフを作るのも楽しそうですね。

クリスマスムードを盛り上げるジンジャーブレッドを作ろう

温かみがあり伝統的なクリスマスのお菓子・ジンジャーブレッドについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。美味しくて可愛いだけではなく、家族や大切な人の無病息災の想いが込められているジンジャーブレッドはクリスマスの暖かな雰囲気にぴったりですね。ぜひ今回の記事を参考に、今年のクリスマスはジンジャーブレッドを味わってみてはいかがでしょうか。