納豆は日本の伝統的な食品であり、多くの人に親しまれています。高い健康効果があることも知られていますが、毎日同じように食べていて味に飽きてしまっている人も多いことでしょう。
しかし、いつもの納豆にちょっとした工夫を加えるだけで、新しい味わいや食感を楽しむことができます。この記事では、納豆にちょい足しすることで、より美味しく、飽きのこない食べ方を紹介します。
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ちょい足し調味料アイデア
納豆にちょい足ししてさらに美味しさを引き出す調味料をご紹介します。ここで紹介する調味料はいずれも手軽に入手できるものがほとんどなので、ぜひ試してみてくださいね。
※この見出しで紹介している調味料は、納豆1パックあたりに加える量を記載しています。
ごま油
ごま油の香ばしい香りが納豆の独特な匂いを和らげ、食欲をそそる香りになります。ごま油は小さじ1杯程度垂らすのがおすすめです。またネギやしらすを加えると、より味に深みが増します。
マヨネーズ
マヨネーズを加えると、納豆特有の臭みが消えて食べやすくなります。マヨネーズが持つコクとクリーミーさが、納豆をマイルドな味わいにしてくれるからです。加えるマヨネーズの量は、大さじ1/2杯程度がおすすめです。
お酢
お酢の酸味が納豆の強い香りを和らげ、さっぱりとした後味になります。納豆に小さじ1/2から1杯程度のお酢を加えるのがおすすめです。さらに、お酢には納豆に含まれる鉄分を吸収しやすくする作用があります。
オリーブオイル
オリーブオイルを加えると、納豆の舌触りがまろやかになり、より食べやすくなります。加える量は、小さじ1杯程度が良いでしょう。納豆とオリーブオイルにはともに血液をサラサラにする成分が含まれていて、健康の面でも相性抜群です。
塩麹
塩麹をちょい足しすることで、納豆に旨味とまろやかさが加わります。塩麹は発酵食品であり、納豆との相性が良いです。塩麹を小さじ1/2杯の加えると、コクが増し、さらに美味しくなります。付属のタレではなく、白だしを小さじ1/2杯程度加えると、納豆本来の風味が引き立ちます。
バター
バターの風味が納豆の持つ匂いを和らげてくれるため、納豆特有の強い風味が苦手な方にもおすすめです。納豆にバター10g程度を加え、よく混ぜ合わせると、まろやかで深みのある味わいを楽しむことができます。
食感を楽しむちょい足しアイデア
納豆はそのままでも美味しいですが、ちょい足しすることで食感が変わり、新たな味わいが楽しめます。ここからは、食感を楽しめるおすすめのちょい足しアイデアをご紹介します。
オクラ
オクラと納豆はともにねばねばしていて相性の良い食材です。食欲があまりないときにスルスルと食べられる組み合わせでもあります。オクラはゆでる前に塩をまぶしてこすり、下ごしらえを行いましょう。オクラの産毛が取れて口当たりが良くなります。
さらにオクラのほかに梅を加えると、よりさっぱりした味わいになります。
山芋
刻んだ山芋のシャキシャキ感が納豆の食感にアクセントを加えます。山芋そのものが粘り気があるため、納豆との相性も良いです。また、先述したオクラを加えることで、一層風味豊かになります。
チーズ
納豆にチーズをちょい足しすると、納豆の風味が和らぎ、まろやかさとコクが一層引き立ちます。食感を楽しみたいなら、角切りしたプロセスチーズを混ぜると良いでしょう。プロセスチーズのしっかりとした食感が納豆のねばねば感と絶妙にマッチします。
海苔
海苔の風味が納豆の深い旨味を引き出してくれるアレンジです。食感を楽しみたい場合は、少し大きめにちぎった海苔を納豆に混ぜてみましょう。食べるときにパリパリとした食感を楽しめます。納豆をしっかり混ぜ終えたあとに海苔を上から乗せるのもおすすめです。
漬物(ぬか漬・キムチ)
ぬか漬けやキムチを細かく切って納豆に混ぜると、シャキシャキとした食感が楽しめます。漬物のシャキシャキした食感と納豆のねばねばが絶妙にマッチします。これらの組み合わせは、納豆菌とぬか漬けやキムチに含まれる乳酸菌を同時に摂れるので健康にも良いです。
天かす
納豆に天かすをちょい足しすると、サクサクとした食感が楽しめます。また、天かすにプラスして青のりを少しふりかけると、風味が一層豊かになりより美味しく食べられます。
めかぶ
めかぶのぬめりが納豆のねばり気と相まって、ねばトロ食感が楽しめるアレンジです。納豆に細かく切っためかぶを入れると、さらにねばり気が増し、独特の食感になります。めかぶには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えるのにも役立ちます。
アボカド
アボカドは、そのクリーミーな味わいで納豆をさらに美味しく食べやすくしてくれる食材です。アボカドは食感が残るように角切りしたものを加えましょう。さらに、ごま油を少し加えると、風味が豊かになり、一層美味しくなります。このアレンジはおつまみとしてもおすすめです。
さっぱり食べたいときにおすすめのちょい足しアイデア
この見出しでは、より納豆をさっぱりと食べたいときのアイデアをご紹介します。食欲があまりないときもサッと食べられるアレンジをご用意しました。
トマト
トマトの酸味と納豆の相性は抜群で、暑い季節などにおすすめです。トマトは1cmくらいにカットすると食感が残って食べ応えが出ます。さっぱりとしたトッピングとして、ぜひトマトを試してみてください。
ネギ
ネギは納豆のアレンジレシピで定番の組み合わせです。香り高い風味は、納豆の独特な味わいをより一層引き立てます。さらに、ネギに含まれる硫化アリルという成分は納豆に多く含まれるビタミンB1の吸収を助ける役割があるので、栄養面から見てもおすすめの組み合わせです。
大葉
大葉を細かく刻んで納豆に混ぜることで、香り豊かな一品になります。大葉の独特の香りが納豆の風味を引き立て、さっぱりとした味わいが楽しめます。新鮮な大葉の芳しい香りが納豆のねばり気と絶妙にマッチします。
大根おろし
大根おろしを納豆に加えることで、納豆の味わいが一層引き立ちます。大根おろしの爽やかな辛味が納豆の風味を引き締め、さっぱりとした後味が楽しめるアレンジです。大根おろしを加えてから納豆を混ぜるとふわふわになるので、食感も楽しむことができます。
納豆と一緒に食べるのを避けた方がいい食材
納豆は多くの健康効果をもたらす優れた食品ですが、組み合わせる食材によってはその効果が半減してしまうこともあります。最後に、納豆と一緒に食べるときに注意したい食材について解説します。
あつあつご飯
納豆をあつあつのご飯にかけると、納豆に含まれるナットウキナーゼの活性が失われる可能性があります。ナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果や血圧を下げる効果がありますが、熱によってその効果が失われるおそれがあります。納豆をあつあつのご飯にそのまま乗せるのではなく、ご飯を少し冷ましてから納豆をかけると良いでしょう。
生卵
納豆にはビタミンB群の一種であるビオチンが豊富に含まれています。そして生卵の卵白にはアビジンというタンパク質が含まれていて、このアビジンにはビオチンの吸収を妨げる作用があります。そのため、生卵と納豆を一緒に摂取することで、せっかくのビオチンがうまく体内に吸収されないことがあるのです。もし卵と一緒に食べたいときは、卵を加熱するか卵黄だけと混ぜるようにしましょう。
自分だけのベストトッピングを見つけよう
この記事では、納豆にちょい足しすることで味や食感を一層楽しむためのさまざまなアイデアを紹介しました。納豆特有の匂いが苦手な人も、加える調味料や食材次第では美味しく食べられるはずです。今回紹介したアレンジをぜひ試して、自分好みの組み合わせを見つけてみてくださいね。
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