豚汁は具材たっぷりで栄養豊富ですが、定番のレシピでマンネリしがちですよね。そこで何か調味料や材料をプラスして、より深みやコクのある風味に仕上げてみてはいかがでしょうか。今回は簡単に試せる豚汁のおすすめ隠し味のアイデアをご紹介。お好みの美味しい豚汁を作るために、ぜひ参考にしてください。
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豚汁の隠し味アイデア【調味料編】
まず、豚汁の隠し味として使える「調味料」を6つ紹介します。どの調味料を加えるかによって、豚汁のコクや香り・旨み・風味が違った味わいに仕上がります。お好みの調味料をぜひ試してくださいね。
オイスターソース
豚汁の隠し味として「オイスターソース」を入れると、コクのある風味に仕上がります。
オイスターソースを入れるのは、豚汁の具材に火が通って、味噌を溶き入れたあとの仕上げのタイミングです。豚汁2~3人分の分量に対し、オイスターソースは小さじ1杯くらいが目安です。もしオイスターソースが無ければ「濃口醤油」でも代用できますよ。
ごま油
「ごま油」は、豚汁を作る工程の2回のタイミングで隠し味として使えるおすすめの調味料です。
まず豚汁の材料を炒める時にごま油を使うと、全体的にごま油の風味がプラスされて香ばしく、豚汁そのものにコクが出ますよ。そして豚汁をお椀に盛りつけてから、仕上げに少しだけごま油を垂らすと香りが立って、より風味豊かな豚汁の出来上がりです。
酢
健康のために積極的に取り入れたい食品の一つ「酢」も、豚汁の隠し味としておすすめです。
お酢には「食後血糖値の上昇抑制」「体脂肪・内臓脂肪の減少」「血圧低下作用」「疲労回復」などの健康効果がありますが、さすがに毎日飲むのは大変ですし、味に飽きてしまうこともありますよね。そこで毎日食べることの多い味噌汁や豚汁などの汁ものに酢をちょい足しすることを習慣化するというアイデアが。またお酢には塩味・旨みを引き立たせる効果もあり、出汁や具材の風味が引き立つため、味噌の量を少し減らして味を整えることができます。
お酢が好きな方なら、薄味で作った豚汁に少量の酢を入れると美味しくなります。酸っぱいのが苦手な方は、具材を煮たあとに少量のお酢を入れて十分に加熱し、味見してから味噌を入れ、豚汁の味を整えましょう。酢を入れることで少し酸味が加わる程度で、それほど大きく味が変わることは無く、締まった風味の豚汁に仕上がります。
お酢を使った簡単さっぱりレシピを紹介!ダイエットにも効果的?効果も解説豆板醤
ちょっとピリ辛の豚汁が好みの方には、隠し味として「豆板醤」がおすすめです。
豚汁の材料を煮込むときに豆板醤を少し加えると、辛味や塩味が加わり、ピリ辛でいつもと違う味わいの豚汁を楽しめます。豆板醤を少しずつ入れてお好みの辛さに調整し、その分味噌の量は減らしてみてくださいね。
またお子さまがいて豆板醤入りの豚汁を作るのは避けたい方は、基本のレシピで豚汁を作り、食べる前に自分のお椀の豚汁に豆板醤をちょい足しするのもおすすめ。簡単にピリ辛の豚汁を味わえますよ。
みりん
豚汁の隠し味として、仕上げに調味料の「みりん」を入れると、豚汁に甘みと香りが加わります。
みりんは加熱し過ぎると風味が消えてしまうため、豚汁の味噌を溶き入れたあとの仕上げのタイミングで入れてください。豚汁4人分の分量に対し、みりん大さじ1杯くらいが目安です。
塩麹
「塩麹」は、漬けるだけでなく、かける・和える・炒める・煮るなど、いろいろな使い方がある万能調味料。お米から引き出された豊かな上品な甘みと塩味の旨みが、豚汁の隠し味として生かせます。
例えば、味噌ではなく塩麹で豚汁を作れば、豚バラとたっぷりのお野菜の旨みに加え塩麹の旨みもだし汁に溶け出して、いつもとは一味違ったコク旨塩豚汁になります。豚汁の材料を炒めて煮込み、里芋が柔らかくなったあとのタイミングで、料理酒やみりんと一緒に塩麹を入れて、中火でひと煮立ちさせたら出来上がり。豚汁2人分の分量に対し、塩麹大さじ2杯くらいが目安ですが、好みで調整してみてくださいね。
また基本のレシピで豚汁や味噌汁を作ったあとに、小さじ1杯くらいの少量の塩麹を隠し味として足しても美味しくなるのでおすすめです。
豚汁の隠し味アイデア【食材編】
次に、豚汁の隠し味として使える「食材」を6つ紹介します。どの食材を加えるか?によって、豚汁そのものの深みや風味が違った味わいに仕上がります。本当に豚汁と相性がいいの?と思うような意外な食材もありますが、ぜひ試してくださいね。
りんご
豚汁の隠し味として「りんご」を入れると、リンゴの甘味・酸味効果でバランスよい美味しい豚汁になります。
豚汁4~6人分の分量に対し、りんご1/8個くらいが目安です。りんごを入れるタイミングは、豚汁の材料を炒めて煮込んだあと。鍋に入れる直前にりんごをすり下ろして加え、鍋をひと煮立ちさせたら、一旦火を止めて味噌を溶き入れるようにしましょう。すり下ろしリンゴを最後の仕上げに入れることで、りんごそのものの風味も残した豚汁が出来上がります。
生姜
豚汁の仕上げに「生姜」を入れると、ピリッとした辛味と爽やかな風味で、ぽかぽか温まる豚汁が出来上がります。
豚汁に、おろし生姜を入れると豚汁全体に風味が広がり、刻み生姜を入れると風味とともにシャキシャキした食感も味わえます。どちらの生姜を入れるかは、お好みで選んでくださいね。
また生姜は加熱し過ぎると風味が飛んでしまうため、豚汁の仕上げのタイミングでプラスするのがコツです。
にんにく
豚汁の隠し味に「にんにく」を使うと、ガツンとした食べ応えのある味わいの豚汁に仕上がります。
まず豚汁の材料を炒める時ににんにくを入れると、にんにくそのものの香りが豚汁の具材全体に行き渡り、風味やコクが増す効果があります。また豚汁を仕上げるタイミングで、味噌と一緒に生のすりおろしにんにくを少量加えてもいいですね。
豚汁にニンニクを入れることでパンチの効いたガツンとした味わいに仕上がり、食欲も増してご飯が進みますよ。
きな粉
豚汁の隠し味として「きな粉」を入れると、濃厚なコクで香ばしい風味に仕上がります。
良質なたんぱく質が豊富なきな粉は、他にも脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・大豆サポニン・大豆イソフラボンなどを含み、栄養バランス満点の食材です。そのきな粉を豚汁に入れると、健康的な効果だけでなく、より美味しい豚汁に仕上がって、まさに一石二鳥!ぜひ試してくださいね。
きな粉を入れるタイミングは、豚汁の材料を炒めて煮込み、味噌を溶き入れたあと。きな粉を入れてから味見をしつつ、味噌の量を調整しましょう。豚汁4人分の分量に対し、きな粉大さじ3杯くらいが目安です。
練りごま
豚汁の仕上げに「練りごま(白)」を加えると、濃厚でこっくりとした美味しい豚汁を楽しめます。
豚汁2~3人分の分量に対し、練りごま(白)大さじ2杯くらいが目安です。練りごまを入れるタイミングは、豚汁の材料を炒めて煮込み、味噌を溶き入れたあと。練りごまを加えて混ぜて、全体的な味を馴染ませたら出来上がりです。なお味噌と練りごまを加えてから沸騰させると、豚汁の風味が落ちてしまうので注意してくださいね。
ピーナッツバター
豚汁の隠し味にピーナツバター?なんだか相性が悪そう、と思われがちですが、意外と豚肉のコクと旨みがアップした味わいになります。
豚汁2人分の分量に対し、ピーナツバター大さじ1杯くらいが目安。豚汁の材料を炒めて煮込み全体的に火が通ったら、味噌・酒・ピーナツバターを合わせて鍋に加えて出来上がり。ちょっと勇気がいりますが、ピーナツバター効果でコクうま豚汁になりますので、ぜひ試してみてくださいね。
隠し味で好みの豚汁を作ろう
豚汁の隠し味としておすすめの調味料・食材を紹介しました。簡単にすぐに試せるものはもちろん、意外性のある食材も含まれているので、納得のいく美味しい豚汁の味に近づけるために、ぜひいろいろと試してみてくださいね。
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