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Aug 11, 2024

【麦茶コーヒーの作り方】カフェインレスでミネラル豊富!

Caffè d'orzo 大麦と麦茶コーヒー

カフェインレスの「麦茶コーヒー」を知っていますか?コーヒーのような香りや苦味が美味しいと評判で、最近ではカフェのメニューとしても提供されています。今回はその麦茶コーヒーについて詳しくご紹介。麦茶コーヒーならではの魅力やメリット、基本の作り方、麦茶コーヒーを使ったアレンジアイデアも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

麦茶コーヒーとは

Caffè d'orzo 大麦と麦茶コーヒー

 

「麦茶コーヒー」とは、大麦を低温でじっくり焙煎し挽いたものをコーヒーのように抽出したドリンクのこと。いわゆる通常より濃くドリップした麦茶となりますが、その風味や苦味がコーヒーに似ていることから通称「麦茶コーヒー」と呼ばれています。

麦茶コーヒーは、古くからイタリアの庶民に愛飲され、現代でも「大麦コーヒー(カフェ ドルツォ/Caffè d’orzo、イタリア語でorzoは大麦)」として日常的に親しまれています。イタリアでは立ち飲みのコーヒーショップやレストランの定番メニューにもあり、ティーバッグや挽いた状態の製品も市販されています。

 

大麦コーヒーは一般的な麦茶とは作り方が異なり、コーヒーメーカーで抽出したりフィルターを使ってドリップしたり、直火式エスプレッソ機を用いて淹れる人もいるそうです。また普通のコーヒーのように大麦コーヒーにミルクを加えて、カフェラテ・カプチーノとして味わう人も少なくありません。大麦コーヒーはノンカフェインのため胃に負担が少なく、健康に効果的なミネラルが豊富といった、普通のコーヒーには無い特長もあります。子どもからお年寄りまで誰でも安心して飲むことができるため、大麦コーヒーはイタリアの国民的飲料として愛されて続けています。

麦茶コーヒーの魅力

Caffè d'orzo 大麦と麦茶コーヒー

 

麦茶コーヒーには、どんな魅力があるのでしょうか。これから3つのメリットを紹介します。

麦茶コーヒーはカフェインレス

麦茶コーヒーの一番の魅力は、大麦を使っているため「カフェインレス」だということです。カフェインには「眠気覚まし」「集中力アップ」「利尿作用」といった効果がありますが、妊娠中の女性や子どもはカフェインを控える必要がありますよね。

麦茶コーヒーはカフェインレスなので、妊婦さんや子ども、カフェインに弱い体質の人でも楽しむことができます。また就寝前などカフェインを控えたほうがよいタイミングでコーヒーを飲みたくなった時にも、麦茶コーヒーはおすすめです。ただし麦茶コーヒーは成分が濃く作られているため、飲み過ぎには注意してくださいね。

麦茶コーヒーは手軽に作れる

手軽で簡単に作れるコーヒーと言えば「インスタントコーヒー」ですが、カフェインが多く含まれています。カフェインが含まれていないコーヒーを飲みたい時の選択肢としては「麦茶コーヒー」「カフェインレスコーヒー」「代用コーヒー」などがありますが、その中で最も手軽に作れるのが「麦茶コーヒー」となります。

 

「カフェインレスコーヒー」は、ヨーロッパと比べて日本での需要が少ないため豆を扱っているお店が少なく、値段もお高め、そしてわずかですがカフェインが含まれています。

 

「代用コーヒー」には、「たんぽぽコーヒー」や「チコリコーヒー」などの種類がありますが、カフェインレスコーヒーより更に珍しいため手に入れるのが難しく、値段も高価、またコーヒーの香りもあまり感じられません。

 

「麦茶コーヒー」であれば、昔から親しまれている麦茶パックを使うためいつでも材料をスーパー等で購入でき、値段もリーズナブルなので、手軽に作ることができます。後述しますが、麦茶コーヒーの作り方はとっても簡単なんですよ。

麦茶コーヒーはコーヒーのようにアレンジ可能

麦茶コーヒーは手軽に作れるだけでなく、普通のコーヒーのようにアレンジして楽しむこともできます。アレンジの内容によっては、麦茶だということを忘れてしまうくらい満足感たっぷりのドリンクになるため、リフレッシュタイムはもちろん!ちょっと小腹が空いた時にもおすすめですよ。

【市販の麦茶パック使用】麦茶コーヒー基本の作り方

 

それでは麦茶コーヒーの基本の作り方を紹介します。まずは自宅でいつも使っている市販の麦茶パックを使って簡単に作る方法です。

材料

・麦茶パック 25g
・水 250cc
・道具(鍋、コーヒーフィルターまたは茶漉し)

作り方

  1. 麦茶パックと水を鍋に入れ、約10分間煮出す
  2. 1をコーヒーフィルターまたは茶漉しで漉して完成

 

多めの麦茶パックを長時間煮出すことで、苦味とコクが出て、まるでコーヒーのような味わいになります。ただし、そのまま飲むと麦茶の香りが強いため、牛乳や豆乳を加えてカフェオレのようにしてみると、飲みやすくなるのでおすすめですよ。

【丸粒状態の麦を使用】麦茶コーヒー基本の作り方

 

よりコーヒーの味わいに近付けるためには、丸粒状態の麦を使って、麦茶コーヒーを作る方法がおすすめです。

材料

・麦茶(丸粒状態) 25g
・水 250cc
・道具(フライパンまたは鍋、コーヒーフィルター)

作り方

  1. 麦茶(丸粒状態)を、フライパンまたは鍋で黒っぽくなるまで炒る
  2. 1に水を入れて、約10分煮出す
  3. 2をコーヒーフィルターで漉して完成

 

こちらの作り方では、丸粒状態の麦を炒ることで麦茶らしい香りがほどよく弱まり、苦味と香ばしさが強くなります。ただし炒り過ぎると苦くなり過ぎたり、フライパン・鍋に焦げ付くので注意が必要です。また深煎りした麦茶は粉っぽくなるため、茶漉しではなくコーヒーフィルターを使って漉してくださいね。

なお、実際にイタリアで愛飲されている「大麦コーヒー」は、日本の麦茶よりも低温で深煎りに焙煎しているのだとか。

麦茶コーヒーのアレンジアイデア

麦茶コーヒーを使ったアレンジアイデアを2つ紹介します。どちらも簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

麦茶コーヒーオレ

 

「麦茶コーヒーオレ」は、後味爽やかで、さっぱりとした味わい。コーヒー牛乳のような香ばしさもあり、ゴクゴクたくさん一気に飲めてしまうから、暑い日にもぴったりのドリンクです。

麦茶コーヒーオレの作り方は、最初に麦茶コーヒーを作って熱いうちにお好みで砂糖を入れて溶かします。そして氷を入れたグラスに注ぎ、牛乳を加えたら完成ですよ。

麦茶コーヒーオレはペットボトルの麦茶でも作れますが、全体的に薄めの味わいとなってしまうため、麦茶を濃く煮出した麦茶コーヒーを使って作るほうがより美味しくできます。

麦茶コーヒーゼリー

 

「麦茶コーヒーゼリー」は、言われなければ普通のコーヒーゼリーと間違えてしまうような見た目と味わいのおやつ。麦茶コーヒーを使って作るから当然カフェインレスで、苦味と甘味が絶妙です。

麦茶コーヒーゼリーの作り方は、最初に麦茶コーヒーを作って熱いうちに砂糖・ゼラチンを加え、しっかりと溶かします。そしてお好みのカップやバッドなどに入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしましょう。冷蔵庫で固まったら完成です。

 

麦茶コーヒーゼリーはそのままで食べても美味しいですが、きなこ・黒蜜・メープルシロップなどお好みのトッピングを乗せて味わっても美味しいですよ。

おわりに

Caffè d'orzo 大麦と麦茶コーヒー

 

麦茶コーヒーは、大麦を使っているためカフェインレスで、自宅でいつも使っている市販の麦茶パックを使って簡単に作ることができます。その香り・苦味がコーヒーのような味わいで美味しいので、カフェインを取りたくないけどコーヒーを飲みたい!という人には特におすすめです。また普通のコーヒーのように、牛乳を入れたコーヒーオレやコーヒーゼリーにもアレンジできるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。