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Sep 05, 2024

日本一小さい植物園「渋谷区ふれあい植物センター」の魅力を徹底解剖!

渋谷区ふれあい植物センターの内観

東京都渋谷区にある「渋谷区ふれあい植物センター」は、日本で一番小さな植物園と親しまれている施設です。渋谷駅と恵比寿駅のちょうど中間ほどにあり、園内は数多くの植物でいっぱい。この記事では、渋谷区ふれあい植物センターの魅力や基本情報を紹介します。

渋谷区ふれあい植物センターとは

渋谷区ふれあい植物センターの外観

 

渋谷区ふれあい植物センターは、閑静な住宅街にたたずむガラス張りの植物園です。国内ではあまり見かけない珍しい熱帯の植物がいきいきと枝を伸ばしていて、建物の周囲にはハーブガーデンもあり。園内では育てた植物を収穫して作るハーブティーや軽食などが用意されているので、休憩スポットや食事処としても利用できます。

 

なお、もともと同施設は、渋谷清掃工場の電気を使う還元施設として2005年にオープンしました。当時は熱帯植物を中心に約500種類の植物が植えられていましたが、2021年12月に大規模なリニューアル工事を実施。園内すべての植物を入れ替え、2023年7月29日に「農と食の地域拠点」としてリニューアルオープンしました。現在は植物の存在を身近に感じられる場所として、イベントやワークショップなども不定期で開催されています。

渋谷区ふれあい植物センターへのアクセス方法

渋谷区ふれあい植物センターへ行くには、「渋谷駅」「恵比寿駅」「代官山駅」の3ルートがあります。どのルートからでも所要時間は大きく変わらないので、利用しやすい駅を選ぶのがおすすめです。

※駐車場がないため、車での来場はできません。

 

<バス>
【ハチ公バス(夕やけこやけルート)】
「渋谷車庫前(渋谷区ふれあい植物センター前)」下車から徒歩2分

 

<徒歩>

【渋谷駅から】
JR渋谷駅東口より12分
地下鉄東京メトロ渋谷駅C2出口より9分

 

【恵比寿駅から】
恵比寿駅東口より約12分

 

【代官山駅から】
東急東横線「代官山駅」北口より約12分

 

渋谷区ふれあい植物センターの開園時間

@akh0513様

【開園時間】
10時~21時(入園受付は20時30分まで)

【休園日】
月曜日(祝日または振替休日の場合は翌平日)、年末年始

渋谷区ふれあい植物センターの利用料金

渋谷区ふれあい植物センターの入園料は、1回100円です。ただし、未就学児・60歳以上の人・障害者手帳を持っている人や付き添い人は入園料が免除になります。渋谷区清掃工場周辺地域に住んでいる人も、無料で利用できます。

 

また、渋谷区ふれあい植物センターには年間パスポートもあります。年間11回以上利用する人は年間パスポートを利用するとお得です。植物園だけの利用はもちろん、カフェだけの利用でも使えるので、何度も訪れたい場合は年間パスポートを購入するのがおすすめです。

食べられる植物園・渋谷区ふれあい植物センターの魅力

渋谷区ふれあい植物センターで栽培されているのは、果物や野菜など食べられるものばかり。みかんやさくらんぼ、バナナ、マンゴーなどおなじみの果物から、ドラゴンフルーツ、ジャボチカバ、ミラクルフルーツなど、珍しい果物もたくさんあります。ここでは、渋谷区ふれあい植物センターの見どころを5つに分けて紹介します。

植物を引き立たせる内装設計

@rina._.sanpo様

渋谷区ふれあい植物センターの園内は、盛り上がる大地のようなデザインで作られています。柔らかなコルクがナチュラルで優しい空間を演出していて、どことなくファンタジーさも感じられる雰囲気が同施設の大きな魅力。けっして広いとはいえない敷地にこれだけの植物を植えることができるのは、起伏の多い内装ならではといえるでしょう。

まるで撮影スタジオ!1階ガーデン

渋谷区ふれあい植物センター1階
@en0mo様

植物の生き生きとしたエネルギーを感じられる1階ガーデン。天井も高く開放的で、まるで撮影スタジオのような特別な空間です。ボタニカルな雰囲気が好きな人はもちろん、最近疲れが溜まっている人やリラックスしたい人も、たくさんの植物に囲まれればきっと一息つけるはず。園内は写真撮影OKなので、映える写真が撮りたい人にもおすすめですよ。

水耕栽培がみられる「Farm Lab」

@rina._.sanpo様

入り口を左側に進むと、リニューアルで新設された水耕栽培コーナーがあります。ここは紫や赤色の植物育成用ライトに照らされた葉野菜が並んでいる、なんとも幻想的な空間。光の色合いを調節することで、室内でもサニーレタスやルッコラ、小松菜、チンゲン菜などの野菜を育てています。天候や気温に左右されず植物の育成ができる水耕栽培は、今後の農業に欠かせない技術といえそうです。

食や農にかかわる書籍が並ぶライブラリー

渋谷区ふれあい植物センターのライブラリー

 

2階には、たくさんの本が壁に飾られたライブラリー(図書館)があります。こちらでは、こどもも楽しめる絵本や写真集、専門書など食や農に関する書籍が揃っていて、園内どこで読んでもOK。不定期で植物関連の展示企画やイベントなども開催されており、映像ライブラリーではDVDの鑑賞もできます。植物にまつわる本や動画を読みたいときは、ぜひ利用したいスポットですね。

植物の「生」を体感できるプラントミュージック

@pumch_27様

植物が奏でる音楽を聴けるのも、渋谷区ふれあい植物センターの特長です。1階フロア中央にある巨大なキノコのような空間では、植物が発する電気信号を音階に変換した音楽が流れています。

@pumch_27様

穴の中には小路があり、大人は四つん這いになってようやく入れるくらいの大きさですが、小さいこどもなら無理なく入れそう。植物も生きているということを実感できる貴重な場所なので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

渋谷区ふれあい植物センターでは味わうこだわりグルメ

渋谷区ふれあい植物センターでは、植物園ならではの食事や飲み物を楽しむこともできます。緑いっぱいの空間で癒しの時間を過ごしたい人にぴったりの場所でもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【1階】ボタニカルスタンド

渋谷ふれあい植物センターのボタニカルスタンド
@gmpns様

1階エントランスエリアには、入館料不要で利用できるボタニカルスタンドがあります。こちらでは園オリジナルのドリンクを楽しめるほか、2階のレストランカフェでテイクアウトしたフードを食べられたり、キャップやTシャツなどオリジナルグッズが販売されたりしています。植物の苗や種、園芸用品などもあるので、家庭菜園好きの人にもおすすめですよ。

 

<営業時間>
10時~21時(L.O.20時30分)

ウェルカムドリンクはハーブウォーター

@wanderhk777様

ボタニカルスタンドに並んでいるハーブウォーターは庭園で育てたハーブを水出ししたもので、すべて無料で飲めるもの。ラベンダーやレモンハーブ、ミントなど常時2つ以上のハーブティーを味わえます。

オリジナルの豆を使ったスペシャルティコーヒー

ここでしか味わえないスペシャルティコーヒー(有料)も、ボタニカルスタンドの目玉のひとつ。相模原にあるロースター「アマライト コーヒー スタンド」と共同で開発した、味わいや香りの評価が高い生豆を使っています。季節によってラインナップが変わるので、お気に入りのものを見つけるのも楽しいですよ。

【2階】レストランカフェ

2階レストラン内観
@sss_kyoko_sss 様

植物を見ながらのんびり食事するなら、2階のレストランカフェがおすすめです。レストランカフェでは、グルテンフリーのピザやルッコラなどの有機野菜を使ったサラダなど、人と地球にやさしいフードメニューが提供されています。

 

<営業時間>
ランチタイム:11時~14時30分
カフェタイム:14時30分~17時
ディナータイム:17時~21時(フードL.O.20時、ドリンクL.O.20時30分)

濃厚な野菜の味が楽しめる「ピッツァランチセット」

@Oakcreek様

レストランカフェの人気メニューは、同園オリジナルの野菜ピッツァ。ケールやビーツなどの有機野菜ソースを全面に塗り、カリッとヘルシーに焼き上げられています。グルテンフリーのスペルト小麦100%で作られたピザ生地は、クリスピー感が際立つ一品。「有機かぼちゃとカシューナッツ」「麹と有機キャロット」「有機ビーツとバター」「有機ケールとセサミ」の4種類から好きなものを選べます。

アルコールや夕食向きのメニューも充実

渋谷区ふれあい植物センターは夜21時まで開園しているので、夜ご飯を食べたりアルコールを楽しんだりするのもおすすめです。アルコールのラインナップはビール、サワー、ワイン、ビアカクテル、ジン、ハイボール、モヒートなど、かなりの充実ぶり。夜はカフェ内の照明も落ち着き、植物が幻想的にライトアップされるので、ちょっとしたデートにもぴったりですよ。

まとめ

@kotto.cafe.kiki様

駅から少し歩いた先にある渋谷区ふれあい植物センターは、植物のすばらしさを体感できる癒しスポット。園内で収穫された野菜を味わえるグルメスポットでもあり、心身ともにリラックスしたいときにおすすめの空間です。フッと一息つきたいときは、ぜひ都会のオアシスへ足を運んでみてはいかがでしょうか。