つるっとした喉ごしで食べやすい冷やし中華は、夏の定番メニュー。おなじみの甘酸っぱいタレもいいですが、たまにはアレンジするのも新鮮ですよ。この記事では、冷やし中華におすすめの調味料やちょい足し具材、冷やし中華を美味しくゆでるコツを紹介します。ぜひ色々試してみて、自分好みの味を見つけてみてくださいね!
MOKUJI
手軽で美味しい冷やし中華。脱定番してみよう
冷やし中華のタレといえば、甘酸っぱい醤油ベースのものやごまだれが基本ですよね。夏は食卓にのぼる頻度も高くなりますが、それだけに味がマンネリ化して食べ飽きてしまう…ということもあるでしょう。そんなときはぜひ調味料やトッピングを変えてみると、また一味違った冷やし中華を楽しめるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに冷やし中華は「中華」という名称こそついていますが、実は日本で生まれた料理です。元祖は宮城県仙台市にある中国料理店で、店主が好きだったざるそばと自宅でよく食べていたごまだれをかけた冷たい中華麺をヒントに作られたのだそうです。
冷やし中華のちょい足し調味料7選
マヨネーズや柚子胡椒など、用意する調味料次第で冷やし中華の可能性はグッと広がります。ここでは市販のタレにちょい足しするとおいしい調味料を7つ紹介します。
マヨネーズは地域によって定番のちょい足し
さっぱり味の冷やし中華にマヨネーズを入れると、まろやかな口当たりに変化しておいしい!意外かもしれませんが、実は東海地方のなかには「冷やし中華にはマヨネーズをかけるのが当たり前」という地域があります。からしマヨや明太マヨ、ツナマヨなどマヨネーズの派生調味料も人気があるので、好みの味を探してみましょう。
柚子胡椒で和風に
柚子の爽やかな香りとピリッとした辛さが魅力の柚子胡椒も、冷やし中華のちょい足しに使える調味料。市販の甘酸っぱいタレに柚子胡椒を混ぜることで、酸味や塩味がアップします。きゅうりやもやしなど薄味の野菜とも相性抜群ですよ!
わさびは夏にぴったりの爽やかさ
冷やし中華の薬味といえばカラシが一般的ですが、わさびの爽やかな風味もぴったり。ほどよい刺激が冷たい麺にマッチして、食欲がない日でもつるつる食べられます。カラシより涼しげな風味になるので、食事を軽めに済ませたいときにもおすすめです。
オリーブオイルを入れると洋風に
市販のタレにオリーブオイルを混ぜれば、いつもの冷やし中華が洋風料理に変身!刻んだトマトを加えてイタリアン風にしたり、仕上げにバジルを乗せて爽やかな香りをプラスしたりと、アレンジの幅が広いのも嬉しいですね。
ごま油でコクと香りを
冷やし中華の味わいにはごま油のコクのある風味が相性抜群。少量入れるだけで雰囲気がガラッと変わるので、冷やし中華に食べ飽きてしまったときや味変したいときに活躍します。
お酢やポン酢でさっぱり冷麺風に
市販タレの代わりにお酢やポン酢を入れると、爽やかな酸味でさっぱり味に。お疲れ気味のときにも食べやすく、みょうがやショウガ、大葉などの薬味を刻んで漬けてもおいしいです。お酢は種類によって味わいが変わるので、すし酢・黒酢など色々試してみては。
食べるラー油で辛味と旨味アップ
辛さとコクをプラスするなら、男性にも人気の「食べるラー油」がおすすめ!ラー油のピリッとした辛さで味が引き締まり、あとを引くこと間違いなしです。
辛味をアップするなら豆板醤
辛党の人におすすめなのが、市販のタレに豆板醤をプラスした冷やし中華。小さじ1程度加えればピリ辛になるので、好みの辛さに調整してみてくださいね。
冷やし中華の変わり種トッピング具材9選
冷やし中華の具材といえば、定番はハム、きゅうり、錦糸卵など。定番の具材を一通り試した後は、ぜひ変わり種にもチャレンジしてみましょう。
かまぼこで彩りよく
かにかまは冷やし中華によくあるトッピングですが、かまぼこやチーかまもおすすめ。ピンクのかまぼこを細切りにして盛り付ければ、彩りも良くなります。
サバ缶を入れると和風に
サバの水煮缶を入れた和風冷やし中華も、知る人ぞ知る人気レシピ。サバには脂肪や糖質、
タンパク質の代謝を助けるビタミンB類が豊富で、夏バテ対策にもうってつけです。
パクチーでエスニック風に
ざく切りにしたパクチーを添えて、エスニック風の冷やし中華はいかがでしょうか。タレにはたっぷりのレモン汁を加えることで、異国情緒あふれる風味になりますよ。
豚しゃぶ肉トッピングでボリューム満点
今日はたくさん食べたい!そんな日はサッと茹でた豚肉をトッピングして、ボリュームを出しましょう。加熱したナスを加えるのもおすすめです。
サラダチキンは中華タレと相性抜群
淡泊なサラダチキンは冷やし中華のタレとよく合います。市販のサラダチキンを使って手軽に用意するも良し、鶏胸肉を買ってきて手作りするも良しですね。
肉味噌を入れればジャージャー麺風に
ひき肉を味噌で炒めた肉味噌で、ピリッと甘辛の冷やし中華を作りましょう。お好みで白髪ねぎやキュウリ、千切りなどあっさり味の野菜もトッピングしてみて。
アクセントでゴーヤの苦味をプラス
まろやかなごまだれには、苦みがおいしいゴーヤが相性抜群。ゴーヤは茹でずに塩もみすると、味のバランスが良くなります。ワタは苦いので取り除いてくださいね。
ネバネバ食材は冷やし中華との相性○
納豆、山芋、オクラ、なめこ、めかぶなどネバネバ系食材を混ぜれば、とろみのついたタレが麺によく絡んでおいしい!冷やし中華の喉ごしがさらに良くなります。
天かすを入れるとタレに絡んでおいしい
サクサク食感と香ばしさがたまらない天かす。冷やし中華にスプーン1杯加えるだけで、食べ応えのある風味やコクが生まれますよ。
冷やし中華の麺をおいしく茹でるコツ
冷やし中華をおいしく作るには、茹で方のポイントをしっかり押さえておくことが大切です。ここでは冷やし中華を茹でる際の大切なポイントを3つご紹介します。
①麺を茹でたらしっかり冷やす
なめらかさとコシを出すため、茹であがった麺は氷水で冷やしましょう。あらかじめボウルに水を張っておくと、手早く冷やす工程に入れます。粗熱を取るため、麺はザルに取って流水で揉み洗いした後にボウルへ入れるのがおすすめです。
②水気をしっかり切る
水気が残っていると味付けが薄くなってしまい、冷やし中華本来のおいしさが感じられません。冷やし終わった麺の水気はしっかり切ることで、タレが絡みやすくなります。
③ごま油を加えるとくっつきにくくなる
お弁当に入れるなど、茹でてから食べるまでに時間があるときは、小さじ1杯程度のごま油で表面をコーティングしましょう。水気を切った後にごま油をまぶすと麺同士がくっつきにくくなり、時間が経っても麺が固まらずに済みますよ。
冷やし中華のアレンジを楽しもう
冷やし中華の麺はクセがなく、具材や調味料次第で味わいが大きく変わります。マヨネーズやわさび、ポン酢など常備している調味料を少し入れたり、ちょっと変わった具材をトッピングしたりするだけで、冷やし中華の魅力はさらにアップ!ぜひ今回の内容を参考に、冷やし中華のレパートリーを増やしてみてくださいね。