犬用食器は、犬の体型や習性などを考慮しながら、安全性・機能性に着目して選ぶことが大切です。こちらの記事では、安全な犬用食器の選び方を解説し、おしゃれで可愛いおすすめの商品を紹介します。さらに、犬用食器のぬめりを取るお手入れ方法と、簡単にできる食器台の作り方もチェックしていきましょう。
犬用食器の選び方
犬用食器は、素材や形もさまざまなものがあり、安全で犬に合ったものを選ぶことが大切です。まずは、犬用食器の選び方を見ていきましょう。
犬の体の特徴に合わせて選ぶ
大型犬や足腰が弱い犬種には、腰への負担が減らせる脚付きのものか、食器台とペアになったものがおすすめです。また、マズルの長さにあった深さの食器を選ぶのも大切なポイントです。マズルが短い短頭種の犬には、口がフードに届きやすい、間口が広くて浅めの食器がおすすめ。食器台が付いて斜めにおけるタイプは、食器のふちが犬の喉にぶつからず、食べやすいメリットがあります。長頭種・中頭種の犬には、間口が狭いものが食べやすいでしょう。
安定感と食べやすさで選ぶ
重くて安定感があるのが陶器・磁器製の食器です。犬がかじった場合でも壊れにくく、食べている時も動きにくいのがメリット。電子レンジ対応のものは、子犬や老犬用に食べ物をふやかしてから与えられます。大型犬用の大きなサイズがあまりなく、小型・中型犬用のサイズが多いです。
早食い対策で選ぶ
早食い防止用の食器は、プラスチック製が多いです。内側にある突起や迷路のような構造により、犬の食べるスピードを抑えられます。軽いので滑り止め付きのものを選ぶことや、マットの上に置いて食べさせるなどの工夫が必要です。また、プラスチック製は犬がかじったときに誤飲したり、容器の傷に細菌が繁殖したりするので注意しましょう。
耐久性と保温性で選ぶ
ステンレス製の犬用食器は、耐久性があり、噛み癖のある犬にも安心して使えます。保温性もあるので、手作りフード、子犬や老犬用の流動食にも使いやすいです。汚れを落しやすく、お手入れがしやすいのもメリット。小型犬から大型犬用まで、サイズも豊富にあります。ただし、金属アレルギーなどがある犬への使用は、避けた方が良いでしょう。
持ち運びやすさで選ぶ
折り畳み式の犬用食器は、滑りにくいシリコン製のものが多く、旅行やドッグランなどへの携帯用におすすめです。深さが調節可能なものは、水飲み用としても利用できます。やわらかく弾力性があるので、かじり癖がつかないように注意が必要です。
おしゃれで可愛いおすすめの犬用食器5選
犬用食器の選び方を知ったところで、実際に、どんな商品があるかを見ていきましょう。ここでは、おしゃれで可愛いおすすめの犬用食器を紹介します。
1.猫壱(necoichi) /ハッピーダイニング 脚付
高さ10センチの脚付きなので、自然な体勢で食べられます。フード容量は最大約160グラムで、チワワやプードルなどの小型犬から、シュナウザーなどの中型犬におすすめです。脚部の下には、滑り止めのシリコンが付いていて、食器が動かない工夫がされています。
シリコンを外せば電子レンジでも使えるので、暖かい手作りご飯にも対応できるのも嬉しいポイント。陶器なので洗いやすく、食洗器も使えます。骨や肉球のプリントが可愛く、デザイン性も抜群です。
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2.ル・クルーゼ(Le Creuset) /ペットボウル
食器ブランドとして有名な「ル・クルーゼ(Le Creuset)」の犬用食器です。10種類のカラー展開で、見た目がとてもおしゃれ。陶器製で重みと安定感があるので、食器が動きにくく安心して食べられます。汚れを落としやすく、電子レンジでも使用可能です。脚が付いたハイスタンドタイプや、餌を入れられるコンテナーなどの種類があります。SS・M・Lの3種類のサイズから、犬の大きさに合わせて選びましょう。
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3.SuperDesign/ステンレスチールボウル
フードが容器の中央に戻るように、斜め15度の角度を付けた食べやすい構造になっています。メラミン製のスタンド付きで、高さもあるのでフードがこぼれにくいのも特徴です。スタンドには滑り止めのシリコンが付いているので、安定性があります。
スタンドとボウルは取り外しが可能で、食洗器でも使えてお手入れも簡単。デザインもおしゃれで、スタンドは8色のカラーから選べます。サイズは、S・M・L・XLまで揃っているので、犬の種類に合わせて選びやすいのも嬉しいポイントです。
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4.イーラリー/ペット早食い防止
早食い対策用のプラスチック食器です。容器の内側に迷路のような突起が付いているので、ゆっくりと食べられます。早食いによるフードの喉の詰まらせや、肥満防止にもおすすめです。ズレにくいように容器の底には、滑り止めが付いています。可愛い淡いカラーの6色展開で、サイズは1種類です。
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5.PETBABA(ペットババ) /ペット用食器 折り畳み式
ペット同伴の旅行やドッグランなどへ行く時に、持ち運びしやすい折り畳み式です。蛇腹式になっているので、大きさを調節できます。底を深く広げると、飲料水用にも使えて便利。シリコン素材で軽くてやわらかく、落としても破損する心配がありません。
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犬用食器のお手入れ方法
犬は食器に舌を付けて食べるため、唾液による雑菌が付着し、表面にぬめり(バイオフィルム)が発生します。雑菌の繁殖を防ぐためにも、しっかりとお手入れすることが大切です。ここでは、犬用食器のお手入れ方法を紹介します。
食器を洗う前に布で拭く
食器をすぐに濡らして洗うと、ぬめりが取りにくくなるので、先に布やティッシュなどでぬめりを拭き取っておきましょう。食後にすぐ食器を拭くと、ぬめりが付きにくくなります。細やかなお手入れをして、ぬめり対策をしてください。
犬用の食器洗いスポンジを使う
犬の食器に付いたぬめりは、人間用の普通のスポンジではなかなか落ちません。犬の食器洗い用のスポンジを使えば、ぬめりを効果的に落すことができます。犬の食器用スポンジを使うと、洗剤を使わなくてもぬめりが取れやすいので、健康にも安心です。
酸性の液体(クエン酸)で洗い流す
犬の食器に着いたバイオフィルムはアルカリ性なので、酸性の液体を使うとぬめりが落ちやすくなります。身近な酸性の液体といえばお酢ですが、犬が匂いを嫌がる可能性があるので、比較的匂いが少ないクエン酸を使って、犬用食器を洗うのがおすすめです。
100均の材料でできる犬用の食器台のDIY
お気に入りの犬用食器に食器台が付いていない場合は、自分でDIYしてみるのもおすすめです。ここでは、100均の材料でできる食器台の作り方を紹介します。
1.材料と道具を揃える
以下の材料と道具を揃えましょう。
<材料>
①木板:2枚
②木製角材:1セット
③木製角材:1セット
※作りたいサイズに合わせて木材は選んでみてください。
<道具>
木工用ボンド・ノコギリ・ものさし・鉛筆など
2.材料をカットする
次に揃えた材料をカットします。色を塗りたい場合は、カットする前に塗って乾かしておきましょう。
A.食器台:犬用食器の大きさに合わせて1枚の①をカットします。
B.脚:もう1枚の①を、犬の体高マイナス10センチの長さで、2枚にカットしてください。
C.食器台の上下のふち:②を食器台の横幅の長さに合わせて、2本カットします。(左右のふちは、脚の上部分を利用)
D.支え:③をAの奥行(縦幅)に合わせて2本カットします。
3.木工用ボンドで接着する
木工用ボンドを使い、A(食器台)のふちにC(上下のふち)を貼り付けてから.、B(脚)をつけます。4辺のふちの高さが同じになるようにしましょう。食器台裏の脚との接着部分に、D(支え)を貼り付けたら完成です。
安全でおしゃれな犬用食器を選ぼう!
犬用は、可愛くておしゃれなものがたくさんありますが、見た目だけでなく、素材や犬の体型、早食いなどの習慣も考慮して選ぶのがおすすめです。安全でおしゃれな犬用食器を選んで、犬の食事タイムを楽しくしてあげましょう。