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Jun 07, 2023

【雨の日】犬の散歩はどうする?注意点やケア、身につけておきたいトレーニングも

雨の日に犬と散歩をする女性

雨の日でも犬の散歩は毎日行くべきなのかと、迷う人も少なくないでしょう。雨が降っている日に散歩に行くかどうかは、犬の習慣や気持ち次第です。ただし散歩へ行く・行かない、どちらにしても正しく犬のケアを行うことが大切です。今回は雨の日の散歩についての判断方法や注意点、帰宅後のケアについて解説。併せて室内での遊び方やトレーニングについて紹介します。

雨の日でも犬の散歩は行く?行かない?

2匹の犬と散歩に行く予定の飼い主

 

犬にとって散歩は、ストレス発散や運動不足解消につながります。しかし、雨の日の散歩は犬にとってストレスになる場合があるため、連れ出すかどうかは慎重に決めましょう。ここでは雨の日の散歩をするかどうかの判断基準を解説します。

愛犬が嫌がるなら雨の日の散歩は行かなくて良い

散歩に行くのはあくまで犬自身のためなので、行きたがらない場合は無理に連れて行かなくても問題ありません。普段と違う雨の音や体に身に着ける雨具、足が濡れてしまうのが嫌な子もいるので、犬の様子を観察して判断します。

 

ただし気を付けなければならないのは、散歩に行けないせいで犬のストレスが溜まったり運動不足になったりすることです。雨の日が続くときは特に、ストレスが溜まらないようにお家の中で身体を動かせる遊びを取り入れてあげましょう。

散歩でトイレをするなら雨の日でも行った方が良い

散歩のときに排泄をする習慣がある子は、雨の日でも散歩してあげた方が良い可能性もあります。家の中でトイレができない場合、散歩をしないとトイレを我慢してしまい、膀胱炎やストレスにつながるかもしれません。散歩をするなら土砂降りや雷が鳴る時間帯は避けて、小雨の時間に連れ出すのがおすすめです。

雨の日に犬の散歩をするときの注意点

2匹の犬が雨具を身に着けてお座りしている

 

道路環境があまり良くない雨の日に散歩をする場合、犬の身体に負担がかからないよう配慮をした準備が必要です。愛犬を病気や予期せぬ事故から守るために、注意点をしっかりチェックしておきましょう。

犬に雨具を着せる

体が濡れて体温が下がったり、水や泥ハネで皮膚が汚れたりするのを防ぐためにも、雨具を用意します。雨具を身に着けると、散歩後の体のお手入れ時間が短縮できるメリットもあります。

 

ポンチョタイプや足までカバーできるものなどデザインに種類があるので、愛犬に合ったものを選びましょう。また雨の中を歩くと肉球が傷んでしまうこともあるため、犬用の靴やレインブーツを用意しておくと安心です。胴体と地面の距離が近い犬には、犬用防水エプロンでお腹が濡れるのを防ぐという手もあります。

ルートを変更する

濡れにくいコースに切り替えるか、散歩の時間を短くするなどして、愛犬への負担を減らしていくのも大切。また犬が水たまりの水を飲んだり、泥水の中にあるガラスの破片を踏んで怪我をしたりしないよう足元に注意しましょう。

 

車通りが多いところは水がはねやすいので、できるだけ道路から離れて歩くのがおすすめです。

安全確認を忘れない

雨の日は地面が滑りやすくなっていたり、いつもより視界が悪くなっていたりするため、散歩中の安全確認は入念に行います。またコンクリートやマンホールは特に滑りやすくなっているので、転倒に注意しましょう。

 

犬は雨音で周囲の音が聞こえにくい上、雨具を着用すると視界が悪くなります。周囲の様子をこまめに確認し、なるべく開けた道路を選ぶのが大切です。

雨の日に犬の散歩へ行った場合のお手入れ方法

タオルを被った犬

雨の日にレインコートを着て散歩をしても犬の体は濡れてしまうので、家に帰ったら早くお手入れをしてあげることが大切です。丁寧かつスムーズにお手入れするためにも、シャワーやタオルを準備してから散歩へ行きましょう。

①乾いたタオルで水気を拭き取る

まずは濡れた毛肌を優しく拭きます。濡れた体を放置しておくと体温が下がったり、胃腸障害や皮膚炎につながったりする可能性があるため、念入りに行います。頭や首など汚れが少ない部分から、丁寧に水気を拭きとりましょう。

②濡れたタオルで汚れを落とす

お湯で濡らしたタオルを絞り、汚れた部分を中心に拭きます。耳の中や肉球の隙間は汚れが見えにくいので、注意が必要です。特に足元は汚れが溜まりやすいので、シャワーで洗い流してあげるのも良いでしょう。シャワーが苦手な子は、濡れたタオルで優しく拭いてあげてくださいね。

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③ドライヤーでしっかり乾かす

汚れを落とせたら、ドライヤーでしっかりと乾かします。弱風で背中やお尻など、顔から離れた部分からゆっくり乾かすのがポイントです。ドライヤーの音や強い風を怖がる犬は、体から十分に離して弱風を当てると良いでしょう。

雨の日におすすめ!散歩代わりになる犬の室内遊び

犬用の玩具を噛む犬

 

雨の日の散歩を嫌がる犬にとって、家の中での遊びがストレス発散や散歩の代わりの運動になります。ここでは散歩代わりになる犬の室内遊びを紹介します。

おもちゃを使って運動する

愛犬のお気に入りのおもちゃを使って遊びましょう。引っ張りっこや、おもちゃを投げて愛犬が取りに行くレトリーブなど、身体を動かせる遊びがぴったりです。

 

引っ張りっこで犬が興奮状態になり、唸り声が出てきたら落ち着くまでやめるなど、適度な調整も忘れずに。レトリーブは少し広めのスペースで、滑り止めのマットやラグが敷いてある場所で行うと安全です。

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愛犬の好きなものを隠して宝探しゲームをする

犬の特徴である嗅覚を活かした宝探しゲームもおすすめ。愛犬の好きなおやつや、いつものドッグフードなどを隠し、見つけたら褒めるのを繰り返します。

 

家の中でも普段は匂いをかがないところや足を踏み入れないところに隠せば、嗅覚を働かせるため、犬の脳に刺激が与えることができ、ストレス発散につながります。ただし、おやつは与えすぎないよう注意しましょう。

かくれんぼをして遊ぶ

飼い主が隠れて愛犬に探してもらう、かくれんぼも室内で楽しめる遊びのひとつです。犬に「待て」と声をかけながら、隠れてみましょう。まずは見つけやすい場所から隠れ始めると、犬も遊び方を理解しやすくなります。見つけられた際は、たくさん褒めてあげてくださいね。

雨の日に困らないために日頃からトレーニングしておきたいこと

トイレトレーニング中の犬

 

梅雨の時期は毎日のように雨が降るため、散歩時に排泄する犬にとっては過ごしにくいもの。散歩へ連れて行くにしても、飼い主は準備やケアが大変だったり、慣れない雨具などで犬がストレスを感じたりすることもあります。雨の日が続いても困らないよう、日頃からしておきたいトレーニングを紹介します。

室内でトイレができるようにしておく

室内でも排泄ができるようトレーニングをしておくと、雨が続いてもトイレで困ることはありません。室内でトイレができるようになれば、介護時や災害時にも犬がストレスをためづらくなるので、トレーニングしておくのがおすすめです。

 

<トレーニング方法>

  1. 散歩時に愛犬が排泄をしたタイミングで「ワンツーワンツー」と繰り返し、声をかける
  2. これをトイレの合図と理解するまで続けていく
  3. 理解し始めたら室内にトイレシーツを敷き、そこに愛犬を連れて来る
  4. 「ワンツー」と声をかけ、「ここでおしっこだ」と覚えてもらう

 

愛犬の負担にならないように少しずつ覚えさせましょう。

水やレイングッズに慣れさせておく

雨の音や濡れること自体が怖いと感じていたり、着慣れないレイングッズを嫌がったりする犬には、日頃から慣らすためのトレーニングが大切です。

 

雨の日に雨が降る様子を一緒に見る、抱っこしながら雨の音を聞くのがおすすめ。水に抵抗がある犬には、足先や鼻先に少しずつ水をつけてみるなどして慣らしていきます。リラックスした気持ちになれるよう、飼い主が優しく声をかけるのがコツです。

 

雨具も晴れている日から少しずつ身に着けるようにして、抵抗がなくなるように取り組みましょう。

雨の日の散歩は愛犬にとってベストな方法を

雨上がりに夫婦と散歩する犬

 

雨の日に散歩に行くかどうかは、愛犬の様子で判断しましょう。もし散歩に行く場合は、雨具を着せて濡れない工夫をしたり、散歩後のケアをしてあげたりすることが大切です。愛犬にとってストレスが溜まらないよう、散歩の準備や室内遊び、トレーニングなどを取り入れてあげてくださいね。