ダイエットや健康の分野で人気のピラティス。特に最近ではマシンピラティスを行うスタジオが人気を集めています。マシンピラティスとはピラティスの動きをサポートしてくれる専用マシンを使用して行うエクササイズです。マシンを使用することでピラティス初心者も安心して取り組むことができ、しなやかで健康な体作りと、精神の安定に効果が期待されるとして人気です。今回こちらの記事ではマシンピラティスの基礎知識やおすすめのマシンピラティススタジオを紹介します。
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ピラティスとは？
ピラティスとは、1883年にドイツ人のジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏によって考案されたエクササイズです。病弱な幼少期を過ごしたピラティス氏は自身の持病の回復のために様々なスポーツや治療法を研究し、それをピラティスの原型に取り入れました。
ピラティスでは体の深層部にあるインナーマッスルを強化し、全身のバランスを整えることで、美しい姿勢やしなやかで自由な動きを促進します。
また、ヨガとピラティスの違いがよくわからない人も多いのではないでしょうか。ピラティスの考案者・ピラティス氏はヨガも学び、その要素をピラティスに取り入れているため、似ている動きが多くみられます。両者の違いは、ピラティスは主にボディメイクやトレーニングに焦点を当て、体の調整や強化をすることが目的です。一方、ヨガは精神的な安定や内面の調和を追求し、呼吸法や瞑想を通じて心身のバランスを整えることが目的です。
マシンピラティスとマットピラティスの違い
ピラティスでは滑らかで流れるような動きを通じて体幹を中心にトレーニングし、全体的なボディラインの向上をサポートします。ここからはマットピラティスとマシンピラティスそれぞれの特徴や効果について解説します。
▶️マットピラティス
マットピラティスは、エクササイズマットがあれば自宅でも実践できるので、自分のタイミングで手軽に始めることができます。
一方、正しいフォームを維持するには筋力がいるため、初心者には難易度が高いと言われています。また、間違ったフォームでエクササイズを続けると、効果が半減してしまう上に意図しない筋肉が鍛えられてしまう可能性も。
▶️マシンピラティス
マシンピラティスはインストラクターのもと、専用マシンを使用することでピラティスの基本動作を理解しやすくなるため、初めてでも正しいピラティスのフォームが意識でき、身につきやすいと言われています。また、自重以上の負荷をかけることできるため、特定の部位を集中的に鍛えるのにも適しています。初心者におすすめのマシンピラティスですが、スクールに通う場合、マットピラティスよりもレッスン費用が高額であることから継続が難しいという点があります。
マシンピラティスの効果
マシンピラティスはダイエット向きのエクササイズと捉えられる場合が多いですが、心と体のバランスを整えるのにもピッタリです。こちらの項目ではマシンピラティスが持つ効果について解説します。
姿勢改善
マシンピラティスでは、骨や内臓を正しい位置に戻す動きのトレーニングをすることで、歪みのないバランスの取れた筋肉をつけ美しい姿勢を作り出します。また筋肉や左右の背骨のバランスを整えるため姿勢が改善されると言われています。筋肉の余計な緊張をほぐすことで、体のパフォーマンスが向上し、疲労感軽減も期待できます。
体幹を鍛え、強くする
マシンピラティスでのトレーニングには体幹*を強化する効果が期待されます。体幹がしっかりすることで姿勢改善や怪我の予防、さらには体形維持や基礎代謝アップの効果があると言われています。
「体幹」とは、頭や四肢を除いた胴体を指します。体幹トレーニングでは、主に体幹筋を鍛えることで体の安定性を向上させることを目的としています。体幹が鍛えられることで姿勢改善や怪我の予防などが期待されます。
ダイエット効果
マシンピラティスは、インナーマッスル*を鍛え、基礎代謝を向上させることでダイエット効果を高めてくれます。さらにマシンピラティスでは骨盤の位置を正しい位置に戻し、姿勢を改善させる効果が期待できます。これによって体のバランスが整い、内蔵も正常な位置に戻ることで代謝が向上し、内臓脂肪の燃焼にも効果的だと言われています。
*「インナーマッスル」とは、体の深層部にある筋肉です。体幹筋と同じものと捉えられる場合がありますが、実際には上肢や下肢にも存在します。
背中の筋肉のしなやかさを維持する
マシンピラティスはコアマッスル（体幹のインナーマッスル）を中心に身体各部の細かい筋肉を柔軟にします。特にピラティスは若さの象徴と言われる背中の筋肉の強化と柔軟性に影響を与えると言われています。ピラティスによる背中の筋肉の強化と柔軟性向上はアンチエイジングや、腰痛などの怪我や不調予防・改善にも効果が期待されます。
肩こり冷え症の解消
ピラティスのエクササイズは内蔵を正常な位置に戻し、内蔵機能の向上を促進します。これにより血流が促進、手や足などの血液巡回が改善され、冷え性の改善が期待されます。さらに、ピラティスは肩こりにも効果があると言われています。肩こりは一般的に首や肩の周りの血流悪化が原因とされていますが、ピラティスのエクササイズによって肩周りの筋肉にアプローチし、血行を改善させることで肩こりの緩和が期待されます。
ピラティスに通う適切な頻度は？
マシンピラティスに通う頻度は初心者であれば週2〜3回が効果を感じやすいと言われています。しかし、仕事や家庭の都合上、頻繁に通うのが難しいという人も多いのではないでしょうか。
ピラティス考案者のピラティス氏は「10回で違いを感じるようになり、20回で見た目が変わり、そして30回で肉体のすべてが変わる」と提唱しています。このように、継続してコツコツ続けていくことがピラティスのエクササイズにおいては大切で、通い続ける、やり続けることで効果を感じるようになります。
マシンピラティスで使用するマシンの種類
マシンピラティスではマシンを使って正しいフォームに導きながら、エクササイズをしていきます。以下では、多くのスタジオで主に使用されているマシンを紹介します。
▶️リフォーマー
リフォーマーは約100通りのピラティスエクササイズができるベッド型マシン。足元のバネを活用して寝た状態でも幅広いエクササイズが可能です。足腰や体幹の強化から全身のコンディショニングまで対応し、運動が苦手な方やリハビリ中の方にも最適です。
▶️キャデラック
キャデラックはフレーム付きのベッド型のマシンで、フレームにはスプリングやバーが取り付けられています。フレームに取り付けられたバーを使用したハードなエクササイズから、安定性を活かしたリハビリなど幅広いエクササイズに利用されます。
▶️チェア
チェアは小ぶりながら30以上のエクササイズが可能で、脚や股関節、腹筋、肩や腕などを効果的に鍛えることができます。細かい部位を正確に動かすトレーニングに適しています。
マシンピラティス初心者におすすめのスクール2選
ここからは初心者から経験者まで通えるおすすめのマシンピラティスを扱うピラティススクールを紹介します。
【ピラティスK】目的に合わせて体を鍛え整える
マシンピラティス初心者から、体のパーツを集中的に鍛えるエクササイズまで目的に合わせてプロフラムを選べる「ピラティスK」。関東を中心に大阪府、兵庫県、広島県で店舗を展開しています。手ぶらでも行けるトライアルプランや、一部店舗では0円で初回体験ができるなど、お得に挑戦しやすいのも嬉しいですね。これからピラティスを始めたい人にも、集中して体を鍛えたい人にもおすすめのスクールです。
【入会時】
入会金：5,500円（税込）
登録料：5,500円（税込）
施設利用料：2,530円（税込）
【プラン例】
◆マンスリーフルメンバー（毎月1～末日までの間で、毎日1レッスン受講可能）：¥15,070（税込）〜¥16,170（税込）
◆マンスリー4メンバー（毎月1～末日までの間で4回レッスン受講可能）： ¥11,220（税込）〜¥13,420（税込）
【zen place】ピラティススタジオは日本No.1
全国で125のヨガ・ピラティススタジオを展開している「zen place」。少人数制のグループレッスンから、1人1人に合わせた内容で取り組めるマンツーマンレッスンが選べます。ライブレッスンや振替レッスンの受講も可能なので、スケジュールをコントロールしやすく、通いやすいのも嬉しいですね。
【入会時】
入会金：
グレード1：33,000円（税込）
グレード2：22,000円（税込）
＊各都市のエリア 、設備の充実度に応じて、グレードを分けています。
【プラン例】
◆マシングループ4（月4回）
グレード1：14,520円（税込）
グレード2：13,750円（税込）
◆マシングループ8（月8回）
グレード1：22,880円（税込）
グレード2：22,000円（税込）
体と心を整えるマシンピラティスに挑戦してみよう
ピラティス初心者から経験者まで幅広く取り入れられるマシンピラティス。緩やかな動きによって、体のバランスを整え、しっかりと体幹とインナーマッスルを鍛えられます。美容だけではなく、心身の健康にも効果を期待できる、長く続けられるエクササイズとして、マシンピラティスにぜひ挑戦してみてくださいね。
