パイシートを活用した人気レシピ7選！基本の使い方&サクサクに仕上げるコツも

冷凍パイシートの使い方＆サクサクにするコツ

 

使いたい分だけをサッと使える冷凍パイシート。サクサクにおいしく仕上げるには、解凍時にコツがあります。冷凍パイシートの基本の使い方と、サクサクに仕上げるコツを解説します。

基本の使い方

冷凍パイシートは、自然に解凍してから使うのが基本です。電子レンジは使用せず、冷蔵庫で数時間、または常温で10～15分おきましょう。完全に解凍するのではなく、やや冷たい状態で使い始めるのが理想です。常温に戻りきると、層がきれいに膨らまなくなります。

サクサク仕上げのコツ

一度解凍したものを再冷凍すると、サクサクにならない場合があるため、使用する分だけ解凍します。

 

調理時のコツは、すばやく成形して焼くこと。放置しすぎてバターが溶け出すと、うまく膨らまない可能性があります。またパイシートは、水分を吸収すると膨らみが悪くなるため、フルーツや野菜などは水分を切ってからのせましょう。

パイシートを使ったレシピ【おかず・おつまみ】

パイシートはパーティーメニューはもちろん、メイン料理作りとしても活躍します。おかずやおつまみになる、お食事系のレシピを3つ紹介します。

一口サイズで食べやすい「ウインナーロール」

 

ウインナーを巻いた簡単惣菜パイ。一口サイズに作れば、子どもも食べやすくなります。

 

＜材料＞8個分

・パイシート（10×18cm）　1枚

・ウインナー　8本

・卵黄　1個分

 

＜作り方＞

1. パイシートを三角に8等分する
2. パイシートを半分の薄さに伸ばしたら、ウインナーをのせて巻く
3. クッキングシートを敷いた天板に巻き終わりを下にした2をのせて、溶いた卵黄を表面に塗る
4. 200℃に余熱したオーブンで15～20分焼いて出来上がり

やさしい味わいが人気の「グラタンパイ」

 

グラタンのクリーミーな味わいがサクサクのパイ生地とマッチ。マフィン型で作れば成形も簡単です。お好きな具材を入れてアレンジもできます。

 

＜材料＞6個分（直径7cmのマフィン型）

・パイシート（10×18cm）　2枚

・ピザ用チーズ　30g

【グラタン】

・ベーコン　50g

・玉ねぎ　1/4個

・薄力粉　大さじ1

・牛乳　250ml

・サラダ油　大さじ1

・コンソメ顆粒　小さじ1

・塩コショウ　ひとつまみ

 

＜作り方＞

1. パイシートを2mmほどの厚さに伸ばして、直径9cmの円に6個くり抜く
2. 玉ねぎはみじん切り、ベーコンは1cmに切る
3. フライパンを中火で熱し、サラダ油をひいたら2を炒め、玉ねぎがしんなりしたらコンソメ顆粒と塩コショウで味を整える
4. 弱火にして薄力粉を入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる
5. 牛乳を少しずつ分けて加え、とろみがついたら火を止めて粗熱を取る
6. マフィン型に1を敷き、フォークで底に穴を開けて5を入れて上にピザ用チーズをかける
7. 180℃に余熱したオーブンで約20分焼いて出来上がり

パーティーの定番メニュー「ほうれん草とベーコンのキッシュ」

 

おもてなし料理の定番キッシュも、パイシートで簡単に作れます。具材はお好みでプラスして、オリジナルを楽しんでも良いでしょう。

 

＜材料＞1個分（直径20cmのタルト型）

・パイシート（18×18cm）　1枚

・ほうれん草　2株

・ベーコン　50g

・玉ねぎ　1/4個

・卵　2個

・生クリーム　100ml

・ピザ用チーズ50g

・塩コショウ　少々

・オリーブオイル　小さじ1

 

＜作り方＞

1. 茹でたほうれん草を冷まして3cm幅に、ベーコンは5mmの短冊切りにする
2. フライパンにオリーブオイルをひき、ベーコンと薄切りにした玉ねぎを炒める。玉ねぎがしんなりしたらほうれん草と塩コショウを入れてなじませ、火を止めて粗熱を取る
3. ボウルに卵、生クリーム入れて泡立て器で混ぜ、ピザ用チーズと塩コショウ、2を入れて混ぜ合わせる
4. パイシートをタルト型よりひと回り大きく伸ばしてからタルト型に敷き、はみ出た部分を切り落として、底にフォークで数か所穴を開ける
5. 3を流し入れて、200℃に余熱したオーブンで25分焼く
6. 粗熱が取れたら型から外して出来上がり

パイシートを使ったレシピ【スイーツ】

おやつの定番アップルパイや、フルーツたっぷりのミルフィーユなど、パイシートを使えば簡単にスイーツが作れます。見た目がかわいく、パーティーでも喜ばれるレシピを4つ見ていきましょう。

オーブンで簡単にできる「アップルパイ」

 

定番のアップルパイは冷凍パイシートがあれば、型がなくても作れます。手間のかかるりんごのコンポートも電子レンジを使えば簡単です。

 

＜材料＞1個分（直径18cm）

・パイシート (20cm×20cm)　2枚

・りんご　1個

・砂糖　大さじ2

・レモン汁　小さじ1

・バター　10g

・卵黄　1個分

 

＜作り方＞

1. いちょう切りにしたりんごを耐熱容器に砂糖、レモン汁、バターと一緒に入れ、軽くラップをかけて、500wの電子レンジで7分加熱する
2. 全体を混ぜてラップを外した状態で5分加熱してから冷ます
3. パイシート1枚を直径18㎝にくり抜く。くり抜いた切れ端ともう1枚は1.5cm幅に切る
4. 天板にクッキングシートを敷き、その上でくり抜いた丸いパイシートに1をのせ、平らにならす
5. 長めの1.5cm幅の生地を2本残して、それ以外は格子状にのせる。残した2本は縁につけ、フォークで押さえる
6. 生地に溶いた卵黄を塗り、200℃に余熱したオーブンで30～40分焼き色がつくまで焼いて出来上がり

見た目もかわいい「ハートのパイサンド」

 

ハート形に焼いたパイにクリームを挟んだり、チョコレートをつけたりして見た目も楽しいパイサンド。子どもと一緒にトッピングを楽しみながら作るのもおすすめです。

 

＜材料＞10個分

・パイシート（10×18cm）　1枚

・グラニュー糖　適量

・ストロベリーチョコレート　50g

・ミルクチョコレート　50g

・ホイップクリーム　お好み

・トッピング（アラザンやカラースプレーなど）　お好み

 

＜作り方＞

1. パイシートを薄く綿棒で伸ばして広げる
2. グラニュー糖を全体にかけてから端と端を中心に向かって2回ずつ折って綿棒で伸ばし、グラニュー糖をまぶして半分に折ってラップにくるんで冷蔵庫で冷やす
3. 1cm幅に切って、先を尖らせながら、クッキングシートを敷いた天板に並べ、210℃に余熱したオーブンで10～15分焼く
4. 粗熱が取れたら、湯せんで溶かしたストロベリーやミルクチョコレートをつけ、もう1枚にはクリームを重ねて、お好みでトッピングをして出来上がり

口の中がやさしい甘さに包まれる「エッグタルト」

 

ふわっと広がる甘さがおいしいエッグタルト。材料が少なく調理も簡単なので、子どもと一緒に作りやすいメニューです。

 

＜材料＞4個分

・パイシート(18×18cm)　1枚

・生クリーム　50ml

・牛乳　50ml

・卵黄　2個

・砂糖　20g

・バター　20g

 

＜作り方＞

1. パイシートを綿棒で伸ばして広げ、4等分にする
2. マフィン型に1を敷く
3. ボウルに生クリーム、牛乳、卵黄、砂糖を入れ泡立て器で混ぜ、茶こしでこす
4. 3を2に流し込み、200℃に余熱したオーブンで15～20分焼いて、粗熱が取れたら型から出して出来上がり

好きな果物と合わせたリッチな「フルーツミルフィーユ」

 

サクサクのパイ生地と旬のフルーツ、クリームの甘さの組み合わせがたまらない一品です。段になった見た目もかわいく、おもてなしにも向いています。

 

＜材料＞4人分

・パイシート（10×18cm）　1枚

・薄力粉　適量

・生クリーム　100ml

・砂糖　8g

・フルーツ（好みのもの）　適量

・粉糖　適量

・フルーツ（トッピング用）　適量

 

＜作り方＞

1. フルーツを食べやすい大きさに切る
2. 台に薄力粉を振って、パイシートを5等分に切り、クッキングシートを敷いた天板にのせ200℃に余熱したオーブンで15分焼いて冷ます。冷めたら半分に割る
3. ボウルに生クリームと砂糖を入れて、ツノが立つぐらいまで泡立てる
4. 生地、クリーム、フルーツ、クリーム、生地…と繰り返しのせる
5. 粉砂糖をふりかけて出来上がり

サクサクおいしいパイシートでレシピの幅を広げよう

 

パイシートは普段の食事からおもてなし料理、かわいいお菓子まで簡単に作れるので、用意しておくと便利です。扱いが難しそうに感じる冷凍パイシートも、コツさえ押さえればサクサクのおいしいメニューにできます。同じレシピでも、中身を変えるだけでレパートリーが増えるため、さまざまなメニューを試してみてくださいね。

 

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