暑い季節には、さっぱりとした味付けによく合い、食欲がないときでも食べやすいトロっと食感のなすが大活躍。作り置きしておけば、もう1品欲しい日にすぐに食卓へ出せて便利です。冷めてもおいしい味付けなら、温める手間もなくなりますよ。今回は作り置きもできる、さっぱり味のなすレシピを紹介します。
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【なすレシピ】さっぱり味の作り置きおかず「メイン」
なすはさっぱり食べられるおかずから、こってりしたスタミナおかずとしても活躍する野菜です。夕食やお弁当のメインおかずになる、なすのさっぱりレシピを紹介します。
食べ応え抜群の「なすと鶏肉の甘酢炒め」
甘酢炒めは酢のさっぱり感がありつつ、濃いめの味付けでご飯が進みます。鶏肉はむね肉・もも肉どちらでも合い、豚肉でも代用が可能です。お好みでトマトやシシトウなどの夏野菜をプラスすると彩りが華やかになります。
<材料>2人分
- ・なす 2本
- ・鶏肉 300g
- ・片栗粉 大さじ1/2
- ・酒 大さじ1/2
- ・塩こしょう 少々
- ・サラダ油 大さじ1
(A)
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・みりん 大さじ1
- ・砂糖 大さじ1
- ・酢 大さじ1
<作り方>
- (A)を混ぜておく
- 鶏肉は一口大に、なすはガクを取り乱切りにする
- 切った鶏肉に片栗粉、酒、塩こしょうを入れて揉みこむ
- フライパンに油をひき、鶏肉となすを並べて3分ほど焼き、裏返してさらに3分焼く
- 余分な油をふき取り、混ぜた(A)を入れてからめる
- 余分な水分が飛んだら出来上がり
トロトロ食感がたまらない「なすと豚ひき肉の味噌炒め」
トロトロ食感のなすが甘辛い味噌とからんだ、がっつり食べたいときにピッタリなメニューです。漬け込まなくても、しっかり味が染み込むので手軽に作れます。
<材料>2人分
- ・なす 3本
- ・豚ひき肉 150g
- ・片栗粉 大さじ2
- ・ごま油 大さじ1
(A)
- ・みそ 大さじ2
- ・酒 大さじ2
- ・みりん 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・砂糖 大さじ1
<作り方>
- (A)を混ぜておく
- なすはガクを取り乱切りにし、片栗粉を揉みこむ
- フライパンにごま油をひき、なすと豚ひき肉を入れて焼き色が付くまで加熱する
- 全体に火が通ったら(A)を加えて混ぜ合わせる
- 煮汁を絡めて水分を飛ばしたら出来上がり
香ばしさが食欲そそる「なすの生姜焼き」
香ばしく焼いたなすと、しょうがの香りがたまらない一品です。なすだけで作れるので、夕食のおかずはもちろんお酒のおつまみにも適しています。豚肉や鶏肉を加えてボリュームアップすれば、がっつり食べられます。
<材料>2人分
- ・なす 2本
- ・サラダ油 大さじ1
(A)
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・みりん 小さじ1
- ・砂糖 小さじ1
- ・しょうがすりおろし 大さじ1/2
<作り方>
- (A)を混ぜておく
- なすはガクを取り、縦切りにする
- 油をひいたフライパンに、切ったなすを入れて中火にかける
- なすがしんなりしたら、(A)を入れて全体に絡める
- 中火で3分加熱して完成
【なすレシピ】さっぱり味の作り置きおかず「副菜」
メインおかずだけではなく、なすは副菜としても活躍します。炒めたり、切ったりして漬け込むだけと作り方も簡単。作り置きしておけば、1品足りないときにもサッと出せて便利です。なすを使ったおすすめの副菜レシピを紹介します。
冷めてもおいしい「なすの揚げ浸し」
なす料理の中でも定番のシンプルな煮びたし。さっと揚げ焼きにしたなすを調味料に漬けておくだけで簡単に作れます。出来立てはもちろん、冷やしてもおいしいですよ。お好みの野菜と一緒に作るのもおすすめです。
<材料>2人分
- ・なす 1本
- ・サラダ油 大さじ1
- ・みょうがや小ねぎ、おかかをお好みで
(A)
- ・白だし 大さじ1/2
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・みりん 小さじ1
- ・しょうがチューブ 小さじ1
<作り方>
- なすはガクを取り、縦半分、横に2〜3等分に切る
- 油をひいたフライパンに切ったなすをいれて、油を全体にからませる
- 2を中火にかけ、揚げ焼きにする
- (A)をバッドなどに入れて混ぜ合わせる
- 焼き上がった3.の油を切り、バッドに入れて(A)に浸す
- 1時間ほど漬け込んだら盛り付けて、薬味をかけて出来上がり
調味料をめんつゆに代えてもおいしく作れます。
ピリッとさっぱり「なすのマリネ」
生のなすを切って漬け込むだけの簡単マリネです。唐辛子がアクセントになっており、さっぱり食べられます。
<材料>2人分
- ・なす 2本
- ・輪切り唐辛子 適量
(A)
- ・オリーブオイル 大さじ2
- ・酢 大さじ1と1/2
- ・砂糖 小さじ1/2
- ・塩 少々
- ・粗挽き黒こしょう 少々
<作り方>
- なすを5mm幅に斜め切りする
- (A)を混ぜておく
- 混ぜておいた調味料に、切ったなすと輪切り唐辛子を入れて味がなじむまで漬けて出来上がり
なすを焼いてから漬けると香ばしさもプラスできます。カットしたトマトを加えれば、さらに爽やかな味わいに仕上がります。
シンプルな味付けでご飯が進む「なすの酢醤油漬け」
酢としょうゆのシンプルな味付けなので、食欲がないときにも食べやすいレシピです。お好みで、すりごま・しょうがチューブを加えると香り高く仕上がります。
<材料>2人分
- ・なす 2本
- ・サラダ油 大さじ1
- ・小ねぎ 少々
(A)
- ・酢 大さじ1と1/2
- ・砂糖 大さじ1
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・ごま油 小さじ1
<作り方>
- なすを縦半分に切り、薄くスライスする
- サラダ油をひいたフライパンになすを入れ、しんなりするまで炒める
- 混ぜ合わせた(A)になすを漬け込んで出来上がり
【簡単・時短】なすの下処理方法
なすは野菜の中でもアクが強い食材です。なすのアクに毒性はありませんが、処理をしないと切った部分から変色したり、味にえぐみが出たりします。生で食べるサラダや漬物などを作る場合には下処理をしておきましょう。
水にさらす方法
なすを水にさらす方法は一般的で、簡単にできる下処理方法です。
【下処理の方法】
- 切ったなすを水をためたボウルに入れ、10分ほどつける
- 浮かんでしまうので、途中で水に沈めたり混ぜたりする
(ペーパータオルを上からかぶせても良い) - 10分経ったら水からあげ、ペーパータオルで水を拭き取る
水に対して0.5~1%ほどの塩を加えると、より変色しづらくなります。なお油を使って調理する場合は、油はねを防ぐためしっかり水分を拭き取りましょう。
水にさらさない方法
塩をまぶす方法なら水にさらす必要がないため、空いているボウルがない場合におすすめです。
【下処理の方法】
- 切ったなすをバッドに並べ、塩を振る
- なすから出てきた水分をペーパータオルなどで拭き取る
塩味がつくので、塩の振り過ぎに注意し、料理の味付けの際は塩加減に注意しましょう。
さっぱり味のなすレシピを作り置きして、夏の食卓を楽しもう
なすは夏の暑い日にさっぱり感を楽しませてくれる他、作り置きにも便利な食材です。炒めて調味料をからめるだけ、切って漬け込むだけなど簡単にできるレシピも豊富。出来立てはもちろん冷めてもおいしいメニューは、お弁当にも重宝しますよ。ぜひ、暑い日はなす料理をたくさん取り入れてみてくださいね。
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