味がしっかり染みた煮卵は常備菜として作りやすく、お弁当のおかずやお酒のおつまみとして人気です。甘辛い醤油味が定番ですが、それ以外にも色んな味付けのアレンジができます。こちらの記事では漬けておくだけの簡単で美味しい煮卵のアレンジレシピをご紹介します。スパイシーな味やエスニック風まで、煮卵の味付けバリエーションをぜひ楽しんでください。
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ごはんにも、お酒にも合う煮卵の基本レシピ
まずは、基本の醤油ベースの煮卵の作り方をご紹介します。
基本の煮卵レシピ
こちらでは基本の煮卵の作り方をご紹介します。ポイントは漬けダレをしっかり冷ましてから、卵を漬けること。タレが温かいまま卵を漬けてしまうと、卵に熱が通って黄身が固くなってしまいます。
【材料:卵7個分】
卵:7個
[漬けダレ]
鰹節:2g
a:みりん:大さじ3
a:酒:大さじ2半
a:味の素:7振り
a:砂糖:小さじ1半
a:醤油:大さじ4
長ネギ:1本の青い部分
にんにく:1片
【作り方】
[漬けダレ]
- 鰹節を40秒、レンジで加熱し、指で崩すように揉んで粉状にする
- 鍋に1と漬けダレのaを入れて、沸々と煮立つまで温める
- 火を止めて、長ネギの青い部分と、包丁の腹でつぶしたにんにくを入れて冷ます(人肌程度まで)
- 冷蔵庫から出したばかりの卵を水の入ったボウルに浸す(温度差によって殻が割れないように)
- 沸騰したお湯に卵を入れ、7分ほど茹でる(中火)
- 時間が経ったら、卵をしっかりと水で冷やす
- 卵の殻をむいたら、ビニール袋などの保存袋に入れる
- 冷めた漬けダレを、ネギ・にんにくと合わせて4に入れる
- 袋の中に水が入らないように注意して、水を張ったボウルに5を浸しながら、袋の口を結ぶ
- 冷蔵庫で2~3日ほど寝かせて、味を染み込ませたら完成
卵の固さは茹で時間で調整できます。茹で時間の目安は以下の取りです。
7分:黄身の中心がとろりとして、白身は柔らかく固まっている
10分:黄身は固まっていて中心は鮮やかな黄色。白身はしっかりと固まっている状態
12分:固ゆでの状態でしっかりと火が通っている。
煮卵の日持ちはどれくらい?
煮卵の日持ちは卵の火の通り方によって異なります。卵の茹で方に関わらず、冷蔵庫で保存します。
半熟卵の煮卵:2~3日
固ゆでの煮卵:3~4日
おつまみにもおすすめピリ辛煮卵
食欲をそそるピリッとした辛味のあるアレンジ煮卵は、しっかりとした濃いめの味付けで、お酒のおつまみにぴったりです。辛味調味料の量は調節して、好みの辛さにしてくださいね。
コチュジャン甘辛煮玉子
韓国の甘辛い味噌・コチュジャンを使ったタレに漬け込んだ煮卵アレンジレシピ。お酒のおつまみにはもちろん、白いごはんとの相性も良いです。
【材料:卵4個分】
卵:4個
[漬けダレ]
コチュジャン:大さじ2
砂糖:大さじ1
醤油:大さじ1
【作り方】
- 沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸してしっかりと冷まし、殻をむく(おすすめは8~9分)
- 保存袋に漬けダレの調味料と卵を入れて、半日~1日漬け込んで完成
からし風味の半熟煮卵
ツンとした辛さがクセになるからし風味の半熟卵。ビール以外にも日本酒や焼酎などのお酒にも合います。
【材料:卵4個分】
卵:4個
[漬けダレ]
からし:小さじ1/2
みりん:大さじ1
しょうゆ:大さじ1と1/2
水:大さじ1
【作り方】
- 沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸してしっかりと冷まし、殻をむく(おすすめは7~8分)
- 漬けダレの調味料を耐熱容器に入れて、600Wの電子レンジで20秒加熱し、しっかりと冷ます
- ゆで卵を保存袋に入れて、2を注ぎ、空気を抜くようにして封をし、半日以上冷蔵庫で寝かせる
旨味感じる和風煮卵
基本の煮卵も醤油ベースで和風の味付けですが、こちらでご紹介するのはめんつゆや味噌などを使用した、醤油とはまた違った味わいの和風煮卵です。
ねぎ味噌煮卵
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味噌とみりんのコクが卵にしみこんだ煮卵は、子供から大人まで美味しく食べられる味です。味噌とみりんの組み合わせはごはんに合うだけではなく、日本酒のおつまみとしてもおすすめです。
【材料:卵6個分】
卵:6個
長ネギ:20g
[漬けダレ]
みりん:大さじ2
合わせみそ:大さじ3
にんにく(すりおろし):小さじ1/2
ごま油:大さじ1
【作り方】
[下準備]
・みりんを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて500Wで40秒加熱してアルコールを飛ばす
・長ネギは粗みじん切りにする
1.沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸してしっかりと冷まし、殻をむく(おすすめは6分30秒)
2.ボウルに漬けダレの調味料と長ネギを入れて混ぜ合わせる
3.保存袋に1と2を加えてジッパーを閉め、全体を揉んでなじませる
4.保存袋の空気をしっかり抜いたら冷蔵庫で半日〜1日漬けて完成
めんつゆポン酢煮卵
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めんつゆの甘辛さにポン酢の酸味が加わった、さっぱりと食べられるアレンジ煮卵。ごま油の香ばしい香りと風味が食欲をそそります。鷹の爪を加えて、ピリッと辛さをプラスするのもおすすめです。
【材料:卵6個分】
卵:6個
[漬けダレ]
砂糖:大さじ1/2
めんつゆ(3倍濃縮):大さじ3
水:大さじ2
ポン酢:大さじ4
ごま油:大さじ1
【作り方】
- 沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸して冷まし、殻をむきジッパー付きの保存袋に入れる(おすすめは6分30秒)
- 1の中に漬けダレの調味料を全て入れ、タレが卵になじむように優しく揉む
- 保存袋の空気を抜いてから閉め、冷蔵庫で半日〜1日漬けたら完成
意外な味付けが楽しい洋風煮卵
コンソメ顆粒やワイン、ケチャップなどを使用すると、洋風にアレンジできます。洋風メニューに添えたり、お弁当のおかずとしていれたり、幅広く活用できるおかずとしておすすめです。
ケチャップで作るオムレツ風煮玉子
卵とケチャップという、まさにオムレツのような組み合わせの洋風煮卵。子供から大人まで、家族で楽しめる優しい味わいです。
【材料:卵 3~4個分】
卵:3~4個
[漬けダレ]
トマトケチャップ:大さじ4
醤油:大さじ2と1/2
水:大さじ2
顆粒コンソメ:小さじ2
コショウ:適量
【作り方】
- 沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸して冷まし、殻をむきジッパー付きの保存袋に入れる(おすすめは6分30秒)
- 漬けダレの調味料を保存袋に全て入れて混ぜ合わせる
- 2に1の卵を入れて空気を抜くように封をして、一晩寝かせたら完成
いろんな料理に合うコンソメ煮卵
あっさりとした食べやすい味のコンソメ煮卵は、和食洋食問わず、幅広いメニューの食事に合います。子供から大人まで食べやすい味で、もう一品あったらいいなに応えられる一品です。
【材料:卵6個分】
卵:6個
[漬けダレ]
水:150cc
コンソメ:大さじ1
みりん:大さじ1と1/2
しょうゆ:大さじ1と½
【作り方】
- 沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸してしっかりと冷まし、殻をむく(おすすめは7分)
- ボウルに漬けダレの調味料を全て入れて、混ぜ合わせる
- 保存袋に1と2を入れて、空気を抜くようにして封をして一晩漬けこんだら完成
一味違った味を楽しめるエスニック風煮卵
変わり種の煮卵として、エスニック風アレンジレシピをご紹介します。おかずとしてはもちろん、ビールのおつまみとしてもおすすめです。ピリッとした辛さだけではなく、甘みや酸味なども感じられるエスニック料理特有の味わいはクセになりますよ。
酸味×甘みのスイートチリソース煮卵
生春巻きのソースとして馴染みのあるスイートチリソースを使った味付けです。料理につける以外に、スイートチリソースを使い切るアイデアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
【材料:卵4個分】
卵:4個
[漬けダレ]
スイートチリソース:大さじ3
醤油:大さじ1
【作り方】
- 沸騰したお湯で卵を茹で、水に浸してしっかりと冷まし、殻をむく(おすすめは8~9分)
- 保存袋に漬けダレの調味料と1を入れて優しく揉み、空気を抜くようにして封をし、2時間~半日ほど漬けこんだら完成
いろんな味の煮卵を作ってみよう
漬け込むだけで簡単で美味しいおかず、おつまみになる煮卵。バリエーション豊富な味付けができるので、その時の気分に合わせていろんな味を楽しんでみてくださいね。