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Jan 16, 2024

ヴァセリンの使い方はこんなにも!保湿・乾燥対策だけじゃない万能アイテム

青い蓋がトレードマークの「ヴァセリン」。主に唇の保湿アイテムとして有名なヴァセリンですが、実は様々な用途があります。こちらの記事ではスキンケアをはじめとするヴァセリンの様々な用途について紹介します。こんな使い方もできるの?という意外な使い道もあるので、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。

「ワセリン」とはどのようなアイテムなの?

 

まず、「ワセリン」について解説します。ワセリンとは、石油が原料の高純度に精製された皮膚の保護・保湿剤です。ワセリンを塗ることで肌表面にバリアを形成し、ホコリなどの刺激物から肌を保護します。また、肌の水分を外に逃がさず、乾燥対策や保湿アイテムとして広く使われています。

 

ワセリンは色によって精製度が異なります。純度の低いものは黄色っぽい色をしており、純度の高いものは「白色ワセリン」と呼ばれています。顔に使用する場合、純度の高い白色ワセリンを使用することをおすすめします。

「ワセリン」と「ヴァセリン」の違いとは?

 

 

▶️原材料名か商品名か
ワセリンとヴァセリンの違い1つ目は原材料名か商品名かの違いです。ワセリンは先述したように原材料名を指します。一方、ヴァセリンとはユニリーバ社が販売している「ワセリン」を原料とした商品名のことです。

 

▶️販売しているところ
ワセリンは「第3類医薬品」に分類されるため、薬局やドラッグストアの医薬品コーナーで販売されています。一方、ヴァセリンは「医薬部外品」として販売されているので、ドラッグストア以外に、コスメを取り扱うバラエティショップやなどでも購入が可能です。

ヴァセリンの使い方

 

ここからはヴァセリンの使い方について紹介します。

唇の保湿やリップメイクの下地に

ヴァセリンは保湿力が高い上、界面活性剤が入っていないので敏感な唇にも安心して使用できます。また、リップメイクの下地として取り入れると、唇の表面を滑らかにし、縦じわを目立たなくしたり、リップアイテムからの刺激をおさえたりする役割をしてくれます。

メイク直しや香水の香り長持ちなどの身だしなみに

ヴァセリンは保湿だけではなく、身だしなみを整える際にも活用することができます。例えば簡単な化粧直しにも。マスカラやアイライナーなどが滲んで下まぶたについてしまった際は、少量のヴァセリンを綿棒につけて、下まぶたの滲んだ部分を軽く撫でると簡単に落とすことができます。

 

また、香水の香りを長持ちさせる効果も。少量のヴァセリンを手首や首元に薄く塗り、そこに香水を振りかけます。肌がしっかりと保湿されることで香水の揮発を遅らせることができるので、香水の香りが長持ちします。

ボディ全体の保湿・乾燥ケア

ボディの保湿ケア、乾燥対策にヴァセリンはおすすめです。保湿効果が高いので、膝や踵など乾燥しやすいパーツの保湿にもぴったり。また、家事などで荒れやすい指先の保湿・乾燥ケアとしても手軽に取り入れることができます。

保湿や毛穴ケアなど日々のフェイスケア

ヴァセリンは日々のフェイスケアにも取り入れることができます。また、ヴァセリンは無香料、無着色、防腐剤無添加なので、添加物などに敏感な人でも取り入れやすい保湿アイテムです。特に乾燥が進む秋冬や、花粉などで鼻周辺の肌が荒れやすい時期に刺激が少ない保湿剤としておすすめ。

 

さらに、ヴァセリンは毛穴ケアとしても活躍します。ヴァセリンを使用した毛穴ケアは以下のような手順で行います。

 

  1. メイクを落とし、さらに洗顔フォームで顔を洗って肌の汚れを落とす
  2. 毛穴の気になるところにヴァセリンをたっぷりと塗り、指もしくは綿棒でクルクルと汚れを浮かせるようにマッサージする
  3. ヴァセリンを塗った箇所にラップをして、その上から蒸しタオルを30秒ほど当てる
  4. ラップを剥がして、コットンや綿棒でヴァセリンを拭きとる
  5. ヴァセリンを塗った箇所にオイルクレンジングを馴染ませて、さらに毛穴の汚れを浮かせる
  6. ぬるま湯で洗い流し、最後に洗顔フォームで顔を洗い、いつものスキンケアで肌を整える

 

ヴァセリンを使用した毛穴ケアは油焼け*の心配があるので、朝には行わないようにしましょう。

 

*油焼け(またはオイル焼け)とは、皮膚にオイルや化粧品に含まれる油分が紫外線や熱によって酸化し、その結果、肌に色素沈着が生じる現象を指します。

フェイス・ボディケア以外のヴァセリンの使用アイデア

 

ヴァセリンは主にボディケアやフェイスケアに使用されますが、実はそれ以外の用途もあります。こんな使い方があるのか!と意外な用途もあるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

靴擦れ防止にひと塗り

靴擦れを起こしやすい人におすすめのアイデアが、靴擦れしやすいところにヴァセリンを塗るアイデアです。ヴァセリンを事前に塗ってから靴を履くことで、肌と靴の摩擦を緩和できるので靴擦れしにくくなります。絆創膏を貼ると肌が痒くなってしまうという人にもおすすめです。

ピアスが入りにくい時の潤滑油に

久しぶりにピアスをつけようとした時に、ピアスホールにピアスが入りにくかった経験がある人も多いのではないでしょうか。そんな時に潤滑油としてヴァセリンをピアスの軸に少量塗布すると、入りやすくなります。

革製品のケアアイテムとして

意外な用途として革製品のケアがあります。ヴァセリンには革製品の乾燥を防いだり、撥水効果が期待できます。しかし、ヌメ革やスウェードなどの生地や、汚れを吸収しやすい革には不向きなので、まずは目立たないところで試してから広い面に使用するようにしましょう。
具体的なヴァセリンを使った革製品のケア方法は以下の通りです。

 

【必要なもの】
・ケアする革アイテム
・ヴァセリン
・柔らかい布(2枚)

 

  1. 優しく撫でるように表面の汚れを取り除く
  2. 汚れが落ちたら、見えにくい部分でヴァセリンを試し、色落ちがないか確認する
  3. 少量のヴァセリンを布に取り、均等に布になじませてから薄く伸ばす。この時、厚塗りに注意する
  4. 余分なヴァセリンを取り、別の布で優しく撫でるように拭く。過度に力を入れて擦らないように注意する
  5. 日陰でヴァセリンが完全に乾くまで陰干しする

ヴァセリンを使用する際の注意点

 

保湿をはじめ、幅広い用途のあるヴァセリンは手軽に取り入れられるアイテム。使用時は下記の点に注意して、より衛生的で安全に使用するようにしましょう。

 

【日光を避けて保管する】

酸化を防ぐためにも、直射日光と高温多湿の場所を避けて保管するようにしましょう。

 

【スパチュラや綿棒で取るようにする】

雑菌の混入を防ぐために、使用する際は、直接指で取るのではなくスパチュラや綿棒で必要な分だけ取るようにしましょう。

 

【肌質や状態を見て使用する】
高保湿のヴァセリンをスキンケアに取り入れる場合、オイリー肌の人が量を多く使用すると油分過多になり、ニキビなどの肌荒れに繋がりやすくなります。また、多く塗布しすぎると毛穴詰まりの原因にもなるので、少量を肌の状態を見ながら使用しましょう。

保湿・乾燥対策にヴァセリンを活用しよう!

 

手軽に取り入れられ、肌の保湿から革製品のケアまで幅広く使えるヴァセリン。これまでスキンケアにのみ取り入れてきたという人も今回紹介した内容を参考に、生活の中のいろんなシーンでぜひヴァセリンを活用してみてくださいね。