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Dec 09, 2023

【自宅ケア】正しいあかすり手順 月1回のセルフケアでスッキリ

背中のあかすりをする女性

あかすりは皮膚の古い角質を取り除き、美容効果があると言われています。さらには疲労回復やリラックス効果も期待できます。このような嬉しい効果が期待できるあかすりは、スパやエステ、温泉施設などで受けるイメージを持つ人も多いかもしれませんが、自宅でも手軽に取り入れることができるんです。今回こちらの記事では自宅のお風呂でできるあかすり方法を解説します。基本のあかすりの方法をはじめ、使用するタオルの選び方なども合わせて紹介します。自宅で簡単にできる「あかすり」で、手軽にスパ気分を味わってみてくださいね。

あかすりとは?

腕のあかすりをする女性

 

「あか」とは、皮膚の余分な皮脂や老廃物のことです。あかすりとは、ブラシやタオルを使ってその汚れをこすり落とすボディケア方法です。以下ではあかすりに期待できる4つの効果について解説します。

古い角質を取り除く

あかすりには肌の古い角質を取り除き、肌のターンオーバー*を促進させる効果が期待されます。肌のターンオーバーが活性化されることによって乾燥やニキビをはじめとする肌荒れを防ぎ、健康な肌の状態を保ちやすくなります。また、あかすりには毛穴の黒ずみを取り除く効果も。単に洗うだけではなかなか落ちない毛穴汚れは、あかすりによって肌表面の汚れを落すことで、すっきり取り除くことができます。

 

*ターンオーバー:ターンオーバーとは、新しい皮膚細胞が生成され、古い皮膚がはがれ落ちるサイクルを指します。こ通常、ターンオーバーには約28日かかるとされていますが、個人や年齢によって異なります。

血行促進

あかすりでは、皮膚をあかすりタオルやミトンで摩擦することによるマッサージ効果があると言われています。また、肌を優しく擦って皮膚を刺激することでリンパの流れが改善され、老廃物の排泄が促進され、美肌効果もあるとされています。

体臭の軽減

体臭は、皮膚にたまった古い角質や皮脂汚れなどに菌が発生することが原因です。あかすりを行うことで皮膚表面の汚れをこすり落とすし、体臭の発生原因を取り除くことで体臭を軽減させる効果があります。

血行促進による筋肉疲労の緩和

あかすりは肌に直接刺激を与えることで血行を促進させ、肩こりなどの筋肉疲労を緩和させる効果が期待されます。また、筋肉疲労を緩和するだけではなく、あかすりにはリラックス効果も期待できるので、副交感神経が働きやすくなると言われています。このリラックスした状態によって疲労回復の効果を感じやすくなります。

あかすりの正しいやり方

道具を使って腕のあかすりをする様子

 

ここからは自宅のお風呂であかすりをする方法を解説します。正しい方法を知ることで肌に負担をかけず、効果的にあかすりをすることができるようになります。

湯船に浸かって肌を柔らかくする

あかすりをする前に、ぬるめの湯船に15~20分ほど浸かります。これにより、皮膚が柔らかくなり、あかを落としやすくなります。お湯の温度は38~40度くらいがベストです。

軽く体を拭いてあかすりをする

あかすり用タオルと肌の摩擦を起こさせるために湯船から上がったら、軽く体の水滴を拭きます。
水滴を落としたら、あかすり用のミトンやタオルで肌を優しく擦ります。特に肘、膝、くるぶし、足の裏など、古い角質が溜まりやすい部位は念入りにしましょう。
擦っている途中で、赤みが出る程度で痛みがなければ続けても問題ありません。

あかすり後はしっかりと保湿をする

あかすり後は、肌が乾燥しやすいため、しっかりと保湿を行いましょう。あかすりの後に肌をそのまま放置してしまうと、乾燥によりかゆみや肌荒れを起こす可能性があります。保湿に使用するローションやクリームは肌に優しい天然由来の成分を使用したものなどがおすすめです。

あかすり用タオルの選び方

あかすり用の道具

 

上記ではあかすりの手順について説明しましたが、この項目ではあかすりに使用する専用タオルやミトンの選び方について解説します。以下では素材の特徴と体の洗う場所、アイテム別の特徴に分けておすすめの使いやすいものを紹介します。

【アイテム別の特徴】

▶️あかすりタオル
手の届きにくい背中などのあかすりには、ロングタイプのあかすりタオルが便利です。手で持って背中に回し、上下左右に動かして汚れを落とせます。畳んで小さくまとめれば、細かい部位にも使いやすいアイテムです。自分に合った長さを選んで使用しましょう。

 

▶️あかすりミトン
ミトンタイプは、手袋のように手にはめて使うあかすりアイテムです。こする強さを調整しやすく、細かなところにも使いやすいので、特定の部位に集中してあかを落としやすくなります。

 

▶️あかすりブラシ

タオルやミトン以外にはブラシタイプもあります。ブラシタイプの中でも、柄が長いものは背中など手が届きにくい部分のあかすりを楽に行うことができます。

【素材の特徴】

▶️合成繊維
合成繊維のあかすりタオルは、100均やドラッグストアなどで手軽に購入することができます。
汚れをしっかり取りたい人におすすめですが、摩擦や乾燥による肌への負担もあるため、あかすりの際は力加減に注意し、優しい力で擦るようにしましょう。力を入れすぎると摩擦によって肌に色素沈着を起こしてしまう可能性もあります。

 

▶️綿(コットン)
肌触りが柔らかく、チクチクしにくい綿素材のあかすりタオルは敏感肌の方や子供、高齢の方におすすめ。使い心地が良く、肌への負担が少ないので初めてあかすりをする人も取り入れやすいです。綿は乾きにくいという面があるため、使用後はしっかり絞って十分に乾燥させ、カビが発生しないよう注意しましょう。

 

▶️絹(シルク)
絹(シルク)のあかすりタオルは繊維が細かいので、毛穴汚れや角質を絡めとりやすいという特徴があります。また、絹(シルク)には保湿をサポートする成分が含まれているため、あかすり後の肌の乾燥を抑える効果が期待できます。

 


  おすすめのあかすりアイテムはこちら  

 

あかすりをする際の注意点

あかすり用のミトン

 

あかすりをする際は注意点も押さえておくようにしましょう。こちらで紹介する注意点に気を配ることで、肌への負担を軽くし、より心地良くあかすりを取り入れることができ、効果も感じやすくなります。

あかすりをする前は体を洗わない

あかすり前には、体を洗わないようにしましょう。ボディーソープや石鹸で洗ってしまうと肌への刺激となる可能性があります。また、先に体を洗ってしまうと、ボディーソープや石鹸の保湿成分が肌に膜を張ってしまい、あかすりの効果を感じにくくなります。

あかすりをする際は力を入れずに優しくする

あかすりの際は、力の入れ方に注意しましょう。基本は肌を優しくなでるように優しい力で擦るようにします。
特に、首回りや太もも、肘裏など皮膚が薄い部位は優しい力で擦らないと、肌荒れや黒ずみなどの肌トラブルに繋がる可能性があります。皮膚の厚い部分は多少力を入れても問題ありませんが、ゴシゴシ擦るのは避けた方が良いでしょう.

あかすりをする頻度は月1回程度がおすすめ

あかすりは肌のバリア機能を保つために、1ヶ月に1回程度の頻度で行うのがおすすめです。頻繁にあかすりをすると、必要な皮脂が不足したり、肌を傷つけたりする可能性があります。その結果、かえって肌荒れを引き起こしやすくなる恐れがあります。

あかすりで美容と健康を後押ししよう

あかすりグッズ

 

美容と健康に効果が期待でき、すっきりとした気分になるあかすり。今回紹介したあかすり方法や使用するアイテムの選び方、さらに注意事項も参考に、ぜひ自宅でもあかすりを楽しんでみてくださいね。