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Jun 12, 2024

【大葉の育て方】家庭菜園初心者におすすめな理由と育てるコツを紹介

大葉

「家庭菜園を始めてみたい」「自分で育てた食材で料理をしたい」という方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、大葉です。大葉はシソの1種で、青ジソとも呼ばれています。家庭菜園に慣れていない方でも、庭がなくベランダなどでプランター栽培をする方でも、比較的簡単に育てられる植物です。この記事では、大葉の育て方や上手に育てるコツを紹介します。ぜひ大葉を自分で育てて、料理に活用してみてください。

大葉とは

大葉とはシソ科シソ属の植物です。薬味としてよく使われることが多く、家庭菜園初心者にもおすすめです。

大葉とシソの違い

大葉とシソの画像

 

大葉とシソの違いについて解説します。シソはシソ科シソ属の植物の総称で、青ジソと赤ジソに分けられます。大葉は青ジソのことを指します。

大葉が家庭菜園におすすめな理由

庭で育つ大葉の画像

 

大葉が家庭菜園におすすめな理由は2つです。1つ目は、大葉が非常に生命力の強い植物で、一度育てば次から次へと葉が生えてくるからです。プランターでも栽培ができるので、マンションやアパートなどの庭がない家庭でも栽培に挑戦できます。
2つ目は、大葉は幅広い用途に活用できるからです。薬味としてだけでなく、天ぷらやお肉と一緒に巻いて焼くなどの料理方法があります。また、葉のほかに花や実を食べることもできます。スーパーなどで購入してくるよりも、必要な分を必要な時だけに新鮮な状態で使うことができるため、鮮度の高い大葉を食べたい方におすすめです。

大葉の育て方~苗から育てる場合

大葉の苗の画像

 

大葉の苗から育てる方法を紹介します。種から育てるよりも難易度が低いので、家庭菜園に慣れていない方におすすめです。

準備するもの

大葉の苗から育てる時に準備するものは次のとおりです。

 

・大葉の苗
・土
・プランターか鉢
・肥料

 

大葉は基本的にはどのような土質でも育てやすいですが、ホームセンターなどで売っている野菜や花用の培養土を選びましょう。畑や庭に植える場合は堆肥を多めに混ぜておきます。プランターは一般的な60サイズがあれば十分です。根腐れを防ぐために底に排水用の穴が空いているものを選びましょう。

大葉の苗を植える時期

大葉の苗は気温が15度を超える4月~5月頃に植えます。

大葉の苗の植え方

大葉は風通しの良い場所を好むため、苗同士の間隔を20cm以上空けて植えてください。

大葉の追肥の方法

追肥(ついひ)とは、植物の成長に必要な栄養を追加で与えることです。大葉の場合は、1カ月に1,2回を目安に肥料を与えましょう。ただし、肥料を与え過ぎると虫がつきやすくなるという弊害もあります。大葉の成長具合を見て、成長が止まっていると感じた時に追肥するといいでしょう。

大葉の摘心の方法

摘心(てきしん)とは、多くの花や実をつけさせたり、株のボリュームを増やしたりするために、芽の先端を切り取ることです。摘心をすることで、大葉のわき芽が伸びて収穫量を増やすことができます。大葉の葉が10枚以上で高さが30cmほどになったら、下から数えて3~5節目程度の幹を切り落とします。

大葉の育て方~種から育てる場合

大葉の種3粒の画像次に大葉を種から育てる方法を紹介します。苗から育てるよりも難易度が上がりますが、種のほうが安く済みます。

準備するもの

大葉の種から育てる時に準備するものは次のとおりです。

 

・大葉の種
・土
・プランターか鉢
・肥料

 

大葉の種をまく時期

大葉の種をまく時期は、気温が20度を超える5月上旬ごろがおすすめです。

大葉の種まきの方法

大葉の種は水分を吸いにくいので、まく前に一晩水に漬けておきましょう。皮が柔らかくなり発芽しやすくなります。大葉の種が発芽するためには光が必要なので、土の上にまいたら薄く土をかけます。約10日で発芽します。
種まきをして発芽したら、間引きをすると収穫量を増やすことができます。本葉が2~3枚になったら、成長が遅かったり形が悪かったりする芽を取り除きましょう。

大葉を収穫するタイミング

プランターで育つ大葉の画像

 

大葉の収穫時期は、背丈が30cmを超えたタイミングです。下の葉から摘んでいき、葉だけでなく茎の部分から摘むと収穫量がアップします。葉を摘まずにそのまま放置してしまうと、味が落ちてしまうだけでなく、枯れてしまうこともあるため注意してください。

大葉を育てるコツ

支柱と共に育つ大葉の画像

 

大葉を育てるコツを3つ紹介します。うまく大葉を育てられないと悩んでいる方は参考にしてください。

日当たりや風通しの良い場所で栽培

1つ目は、日当たりや風通しの良い場所で栽培することです。日当たりがよければ、窓際の室内でも栽培可能です。ただし、大葉の葉は日に当たりすぎると硬くなってしまいます。日差しが強くなる真夏は、半日陰になるような場所にするとよいでしょう。また、屋外で育てる時は室外機から出る風に直接当たる場所は避けてください。

時期に合わせた水やり

2つ目は、時期に合わせた水やりです。大葉は乾燥が苦手で湿った土を好むため、土が乾いた状態が続かないようにしましょう。土の表面が乾き始めた時に水をたっぷりと与えます。夏は1日に2回、春や秋は1日に1回を目安に水やりをします。大葉は秋になると花をつけて種を落とし、冬には枯れてしまうため、冬は水やり不要です。

害虫対策をしっかり

3つ目は、害虫対策です。大葉はアブラムシ・ハダニ・アザミウマなど多くの虫が集まりやすい植物です。害虫が大量発生する前に、葉水をしたり、黄色粘着テープをしたりするなどの対策を行いましょう。葉水とは、葉に直接水を与える方法です。葉や茎を折らないように優しく水をかけることで、乾燥を防ぎ虫が集まりづらくなります。

 

大葉を家庭菜園で育ててみよう

大葉を収穫する帽子をかぶった女性の画像

 

大葉は家庭菜園初心者の方でも育てやすい植物です。苗や種から育てる方法や上手に育てるコツを紹介しました。春から育てれば、夏には大量の大葉が収穫できるため、大葉を料理によく使う方におすすめです。ぜひ大葉を育ててみてはいかがでしょうか。

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