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Aug 11, 2023

インスタントカメラ「写ルンです」の魅力解説 アナログならではのおしゃれな写真を楽しもう

今やスマートフォンがあれば、画質の整った綺麗な写真を撮れます。一方フィルムカメラで撮る写真は、アナログならではの味があり、おしゃれな写りに。構図の決め方や、現像された写真の色味などスマホで撮る写真とは違った楽しみ方ができます。こちらの記事では、インスタントカメラ・写ルンですの魅力を解説します。写真撮影の方法やコツも合わせて紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。

インスタントカメラとは

 

インスタントカメラとは、その名の通り、撮った写真をすぐに現像することができるカメラです。インスタントカメラにはインスタントフイルムカメラとインスタントデジタルカメラの2種類があります。こちらの記事では、インスタントフイルムカメラについて解説しています。

 

※以下ではインスタントフィルムカメラをインスタントカメラとします。

 

◆インスタントフイルムカメラ

ポラロイドカメラやチェキ、写ルンですなどはインスタントフィルムカメラに分類されます。チェキやポラロイドカメラに専用フィルムを入れ、シャッターを押すことで写真が撮影できます。レンズ付きフィルムと言われる「写ルンです」はフィルムが入ったカメラで写真を取り、そのまま店舗に現像を依頼します。

インスタントカメラの魅力

 

スマートフォンやデジタルカメラで撮る写真は、撮ったその場で写りを確認できるので、現像する写真の取捨選択ができます。一方インスタントカメラには、その場で写真写りや仕上がりは確認できないからこその楽しみ方があります。

レトロな仕上がり

インスタントカメラの魅力の一つが、レトロでノスタルジックな写りです。ハッキリとした写りで、アプリ加工などもできるスマートフォンとは違い、淡い色味で懐かしさや温かみを感じられる仕上がりになります。

写真の現像を待つワクワク感

撮ったその場で写りが確認出来ないインスタントカメラは、現像されるまでどんな写真が出来上がるのか分かりません。しかし、写真の仕上がりをワクワクして待つことの楽しさも魅力です。

 

撮ったその場で写りが確認出来ないインスタントカメラは、現像されるまでどんな写真が出来上がるのか分かりません。しかし、写真の仕上がりをワクワクして待つことの楽しさも魅力です。

スマートフォンにはない不便さを楽しむ

スマートフォンで写真を撮る際、自動でピントが合ったり、フラッシュ機能が働いたりときれいに写真を撮るための機能が働きます。インスタントカメラではそれらを写真を撮る人がしなくてはなりません。撮影する人が設定し、工夫しなければならない不便さもまた、味のある写真が撮れるポイントになります。

インスタントカメラ・写ルンですの再ブーム

 

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レンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」が今、再ブームとなっています。こちらの項目では写ルンですについて紹介します。

写ルンですとは

写ルンですとは、1986年に富士フィルムから販売され、使い捨てカメラとして普及しました。重さは90グラムほどのコンパクトサイズなのでバッグに入れても嵩張りません。現在は27枚撮りのスタンダードタイプを販売しています。

写ルンですの特徴

 

写ルンですの特徴の1つは「アナログ感」です。ダイヤルを手動で回してフィルムを巻き上げたり、ファインダーを覗いてピントを合わせたり、フラッシュを設定したり、すべて人の手で行う必要があります。タッチするだけで写真が撮れるスマートフォンとは違い、こうしたひと手間もまたインスタントカメラの魅力です。

 

さらに、写真の写りや画質にも特徴があります。スマートフォンやデジカメにはない淡く、レトロな写りでおしゃれな仕上がりに。ピンボケやブレがあったり、写真に撮影者の指が入り込んでいるなど、事前に写真の取捨選択ができるスマートフォンやデジカメにはない失敗すらも新鮮で楽しめます。

写ルンですはどこで買える?

写ルンですは家電量販店やドン・キホーテ、一部コンビニエンスストアでも購入できます。また、オンラインショップでも購入が可能です。

写ルンですの基本動作

撮影の基本手順は以下の通りです。

  1. ダイヤルを回してフィルムを巻き上げる
  2. 必要に応じてフラッシュをONにする
  3. ファインダーを覗いて構図を決め、ピントを合わせる
  4. シャッターを切る

写ルンですは「フィルムカメラ」なので、使用期限があります。フィルムの品質保持の期間として、未開封の場合は2年程度とされています。開封後は気温や日光の光などにより劣化が早まるため、早めに使い切り、現像するようにしましょう。

写ルンですで写真を撮る際のコツ

ちょっとしたポイントに気を付けるだけで、ピンボケや暗くて被写体が見えないといった悩みを減らすことができます。撮影の際に意識してみてくださいね。

ピントの合わせ方

写ルンですで撮影をする際、ピントが合わずにぼやけてしまう場合があります。ピンボケしない被写体との撮影距離は以下のようになっています。

◆フラッシュ撮影:1m~3m
◆日中・野外:1m~

被写体に近づきすぎるとピンボケしてしまうので、被写体から1mは離れて撮るようにしましょう。

構図を決める際のポイント

写ルンですを使用して写真を撮る際、構図の決め方に注意する必要があります。写ルンですは撮影する際に覗くファインダーとカメラレンズの位置にズレがあります。そのため、ファインダーを覗いた時は中心に被写体を置いたつもりでも、実際には中心からズレてしまいます。

それを加味して、ファインダーを覗いた時に被写体を少し左側にくるようにすると、ズレが少なくなります。

フラッシュの有無を決める

写ルンですで写真を撮る際に欠かせないのがフラッシュです。室内で電気がついている状態でも、フラッシュは必須です。また、野外でも曇りの日や日陰ではフラッシュを焚くようにしましょう。

写ルンですの現像方法

 

27枚全て撮り切ったら、写真・カメラ専門店で現像に出します。こちらではフィルムの現像が可能な3つの店舗のサービス比較をします。

 

※コンビニエンスストアではデータ化したもののみ、プリントが可能です。

各店舗の現像費用などのサービス比較

カメラのキタムラ

・Lサイズ1枚当たりのプリント価格:50円
・スマホ転送の有無:有り:有り(税込880円)
・仕上がり時間:約1時間(店舗によって異なる)

ビックカメラ

・Lサイズ1枚当たりのプリント価格:50円
・スマホ転送の有無:有り(税込1,480円)
・仕上がり時間:最短1時間

ヨドバシカメラ

・Lサイズ1枚当たりのプリント価格:43円
・スマホ転送の有無:店舗によって異なる
・仕上がり時間:最短、即日または翌日仕上げ

写ルンですでおしゃれで味のある写真を撮ろう

 

難しいテクニック無しに、おしゃれで雰囲気のある写真が撮れる「写ルンです」。スマートフォンにはないアナログな動作と、どんな写真に仕上がっているのか現像が終わるまで分からないワクワク感も魅力的です。写ルンですを使って、日常の何気ない一コマをおしゃれな写真として残してみてはいかがでしょうか。