Jun 01, 2022

内祝いとは? 意味や渡す際のマナーを知って、大切な人への贈り物を選ぼう

ピンクの風呂敷に包まれた内祝い

内祝いとは、身内のおめでたいことを近しい人におすそ分けすること。現代においては、内祝いの捉えられ方が少々異なるため、その意味をしっかりと知ることが大切です。そこで本記事では、内祝いに込められた意味を始め、内祝いの種類、贈る時に守るべきマナー、内祝いに添えるお礼状の書き方についても紹介します。

内祝いとは?

 

鶴の水引と和紙

はじめに、内祝いとは何かについて解説します。内祝いが本来何を意味するものなのか、そして現代ではどのような意味で捉えられているのか、その違いについても見ていきましょう。

【本来の意味】内祝いとは、喜びをおすそ分けすること

内祝いとは、喜びをおすそ分けすること。身内でおめでたいことがあった時に、親族・ご近所の人・日頃お世話になっている人に贈り物をして、喜びを分かち合います。

 

お祝いをもらった・もらっていないにかかわらず、幸せなことが起きた時に自主的に品物を贈ったり、祝いの場に招待したりするのが内祝いの習慣とされていました。そのため、本来はお返しやお礼の意味はありません。

【現代における傾向】お返しの意味で贈るケースが増加

現代では、おめでたいことがあった時、もらったお祝いへのお返しとして内祝いを贈る場合が多く、本来の意味とは別の意味で使われています。もともとの意味合いから考えると、現代でも自主的にお祝いの品を贈っても問題はありません。しかし、相手に対して「お返しをしなければ」と気を遣わせてしまう可能性もあるので、自主的にお祝いの品を贈るのは控えた方が良いです。

 

なお、地域によって内祝いの意味合いが異なるケースもあるため、その場合は地域の慣習に合わせましょう。

代表的な内祝いの種類と概要

 

結婚内祝いの品物

次に、内祝いの種類について解説します。内祝いにはさまざまな種類があります。その中でも、多くの人になじみのある代表的な内祝いを取り上げながら、どのようなことをするのか見ていきましょう。

結婚内祝い

結婚式を挙げる場合は、式に招待して食事をふるまったり、引出物を贈ったりすることが結婚の内祝い。もらったご祝儀が高額で、食事と引出物がお返しとして釣り合わない場合は、別途内祝いとして品物を贈ります。 結婚式を挙げない場合は、もらったお祝いの半額程度の品物を1ヵ月以内に贈りましょう。

出産内祝い

出産祝いをもらったら、お返しとして内祝いの品を贈ります。熨斗の差出人を赤ちゃんの名前にするのが特徴。出産内祝いには、お返しやお礼の意味だけでなく、生まれた赤ちゃんを紹介・お披露目するという意味があるためです。

 

【2021年最新】出産祝いで嬉しかったものを紹介。選び方や渡す時のマナーも

初節句内祝い

子どもが初節句を迎えるにあたりお祝いをもらった場合は、内祝いとして食事の席に招待します。そのため、お返しの品を準備する必要はありません。ただし、お祝いの席に来られない人からお祝いをもらった場合は、初節句内祝いとして品物を贈りましょう。

快気内祝い

快気内祝いは、自分の病気や怪我へのお見舞いに対してお礼をすることです。全快ではなく、通院中・自宅療養中の場合に贈ります。病気や怪我が完治した後に退院報告を兼ねて贈る「快気祝い」とは異なるので注意が必要です。病気や怪我が完治したかどうかによって、ふさわしい表書きにしましょう。

新築内祝い

新しい家を建てた時や、引っ越しをした時にお祝いをもらった場合は、内祝いとして新居に招待しておもてなしします。お返しの品を準備する必要はありません。ただし、もらった新築祝いが高額だった場合や、新居に招待しても遠方であったり予定が合わなかったりなどの理由で来られない場合のみ、新築内祝いとして品物を贈りましょう。

内祝いのマナーとは

ご祝儀袋とふろしきに包まれた品物

内祝いを贈るにあたって、押さえておかなければならないマナーがいくつかあります。相手に失礼のないよう、マナーを守りましょう。

「お返し」という言葉を使わずに感謝の気持ちを伝える

内祝いは本来、幸せのおすそ分けという意味合いですが、現在ではお返し・お礼として贈るのがスタンダードです。しかし、「お祝いのお返しです」など、お返しと明言して渡すのは避けてください。「渡した物に対して、ただお返しをしただけ」と、あまり感謝されていないと思われる可能性があります。ややこしいですが、必ず内祝いとして贈りましょう。

 

また内祝いを渡す時は、お祝いをもらったことへの感謝の言葉を伝えることが大切です。

お祝いごとにふさわしい品物を選ぶ

内祝いを贈る年代や性別はバラバラ。一般的には食べ物や消耗品など消え物が喜ばれるとされており、決まった品物はありません。ただし、避けるべき品物があるので注意が必要です。

 

生活に困っていることを連想させる衣類、お祝いにふさわしくない仏事を想像させる緑茶、別れを連想させるハンカチなどは避けましょう。また、目上の人に対しては、「勉強や仕事を頑張れ」という意味に受け取られる可能性がある文房具や、足で踏む靴や靴下も失礼にあたります。

お祝いの半返し~3分の1程度を金額の目安にする

内祝いは、もらったお祝いの金額に対して、半返し(2分の1)~3分の1が相場。上司や親戚の人からの高額なお祝いに対しては、半額ではなく3分の1くらいの価格で内祝いの品を探すのがベストです。

内祝いを贈るタイミングを考慮する

内祝いを贈るタイミングは、お祝いをもらってから1週間~1ヵ月が目安です。ただし、内祝いの種類によってタイミングが少々異なります。贈るのが遅くなってしまった場合は、お詫びの言葉を添えると良いでしょう。

 

  • ・結婚内祝い:お祝いをもらってから1ヵ月以内
  • ・出産内祝い:赤ちゃんが生後1ヵ月になるお宮参りの頃
  • ・初節句内祝い:桃の節句は3月下旬、端午の節句は5月下旬まで
  • ・快気内祝い:退院後1~2週間以内
  • ・新築内祝い:引っ越し後2ヵ月以内

用途に合った熨斗をかける

内祝いの内容によって、表書きや差出人、水引が変わるので注意が必要です。内祝いの種類別に違いを把握しておきましょう。

 

  • ・結婚内祝い:表書きは「寿」、「内祝」。差出人は苗字もしくは苗字の下に2人の名前を横並びに記載。水引は結び切り。
  • ・出産内祝い:表書きは「内祝」。差出人は子どもの名前。水引は蝶結び。
  • ・初節句内祝い:表書きは「内祝」、「初節句内祝」。差出人は子どもの名前。水引は蝶結び。
  • ・快気内祝い:表書きは「快気内祝い」。差出人は贈り主の苗字もしくはフルネーム。水引は結び切り。
  • ・新築内祝い:表書きは「内祝」。差出人は贈り主の苗字もしくは世帯主のフルネーム。水引は蝶結び。

内祝いに添えるお礼状を書く際のポイント3つ

 

白い便箋と万年筆

内祝いを贈る時には、お礼状を添えるのがおすすめです。ここでは、お礼状を書く際のポイントを3つ紹介します。ポイントを押さえながら心を込めて書けば、感謝の気持ちをより一層伝えられますよ。

①お礼状にふさわしい道具を使う

お礼状を書く時に使う便箋やペンの選び方は大切です。マナーをしっかり押さえて、ふさわしい道具を使いましょう。

 

目上の人などへ丁寧なお礼状を書く時は、白の二重封筒がベスト。便箋は、白無地や薄いラインが引かれたものであれば、誰にでも使えるので無難です。

 

ペンは、筆ペンや黒もしくは青インクの万年筆を使うのが一番良いですが、ボールペンでも構いません。鉛筆で書くのはマナー違反になるため避けてください。

②書くべき項目・内容を押さえる

お礼状に書く内容にもマナーがあります。以下の手順を参考に、書くべき項目や内容をしっかり把握しておきましょう。

 

  1. 冒頭は季節を表す言葉で、時候の挨拶をする。
    ※本文前のクッションの役割がある
  2. もらったお祝いに対してのお礼を書く。
    ※何の内祝いか、お礼をした目的をしっかり書くのがポイント
  3. 自分の近況について書く。
    (例)結婚内祝い:新生活の抱負、出産内祝い:近況、赤ちゃんの名前に関する内容などの出産報告 など
  4. 今後のお付き合いをお願いする言葉を書く。
    ※自分の近況報告と「今後もお付き合いをお願いします」といった内容
  5. お礼状を書いた日付、贈り主の名前、連絡先を書く。

③贈る相手・お祝いごとにふさわしい書き方をする

お祝い事の文面ですので、重ね言葉や忌み言葉、句読点は使わないよう注意しましょう。また、お礼状であっても「お返し」という表現をしないよう気を付けてください。

 

なお、書き方は縦書き・横書きどちらでも良いとされています。親しい人には横書きでも良いですが、より丁寧に書きたい場合は縦書きがおすすめです。

マナーを理解して大切な人へ内祝いの品を選ぼう

 

赤い風呂敷に包まれた内祝い

内祝いは、本来幸せのおすそ分けを指しますが、現代においてはもらったお祝いのお返しとして捉えられています。内祝いを贈る時の大前提として、まずこの意味を押さえておくことが大切です。併せて、内祝いの種類やマナーを理解し、心を込めて大切な人へ内祝いを贈りましょう。

 

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