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【場所別】見せる収納でおしゃれ&使いやすい家づくり。コツや注意点もチェック

花瓶が置かれた本棚

見せる収納を取り入れたいけれどやり方が分からないという人、必見!見せる収納はいくつかのコツさえ掴めば、家のあらゆる場所をおしゃれに使いやすく変えられます。本記事では、見せる収納のコツや場所別の具体的なアイディアを紹介するとともに、注意点や必要な対策についても解説します。

見せる収納をおしゃれにする4つのコツ

ベージュのソファーと本棚

 

まずは、見せる収納を取り入れる前にコツを押さえましょう。以下で紹介する4つのコツを知っておくだけで、仕上がりがグッとおしゃれになりますよ。

見せる収納と隠す収納を組み合わせる

すべてを見せるのではなく、隠す部分をあえて作ることが大切です。隠す収納を取り入れることで見せる収納がアクセントとなり、おしゃれな印象に仕上がります。こまごました雑貨や生活感が出やすいアイテムなどは隠して収納しましょう。

収納するアイテムに統一感を出す

収納するアイテムにある程度統一感を出すのもコツ。棚の場合、2段目と4段目には本、1段目と3段目には同じ色のアイテムを置くなど、段ごとに配置を繰り返してみましょう。収納するアイテムの種類がバラバラでも、ところどころに統一感・共通点があるとまとまりのある印象を与えます。

 

また、部屋のインテリアに合わせて、収納するアイテムの色を決めるのも良いでしょう。基本的な色に加えてアクセントカラーを取り入れたり、グラデーションカラーで全体を統一させたり工夫してみてください。

サイズ・色・使用頻度を考慮して収納位置を決める

高さのある家具などで見せる収納を作る時は、アイテムのサイズ感・色・使用頻度を意識するのがポイントです。下段には重い物・大きい物・色の濃い物を、上段には小さい物・色の薄い物・明るい物を中心に入れましょう。なお、頻繁に使う物は無理なく取れる高さに置いてください。

余白を作る

余白を作ると抜け感が演出でき、こなれた印象になります。収納する物の高さを揃えると余白を出しやすいです。また、目線よりも上の部分には物を詰め込み過ぎず、適度に隙間を作って入れるのもポイント。その際、目線より下の部分はたっぷりめに収納しても構いません。

 

なお、収納する物の量は少し足りないくらいがベストです。物が増えすぎていないか、月に1回ほどチェックしましょう。

見せる収納のアイディア【リビング編】

ピンクと青の本が置かれている棚

次に、具体的な収納アイディアを場所別に見ていきましょう。まずはリビングの収納アイディアを紹介します。寛ぐ時間が長いリビングをおしゃれにすれば、居心地の良い空間に仕上がりますよ。

オープン棚を活用する

リビングの見せる収納にはオープン棚を取り入れるのがおすすめです。オープン棚とは、扉がないオープンな棚のこと。見せる収納と隠す収納の両方を一気に取り入れられるのが、オープン棚を使用するメリットです。

 

  • 見せる部分は、本を同じシリーズや背表紙の色別で並べたり、アイテムの高さを揃えたりして置くとおしゃれに見えます。一方隠す部分は、こまごました物やリビングに集まりがちな生活感が出るアイテムを、バスケットなどに入れて収納してみましょう。部屋の雰囲気や色と合うバスケットを使えば、より見栄えが良くなりますよ。

ワイヤーバスケットを活用する

ワイヤーバスケットなら、中を見せながらもバラバラなアイテムをまとめられます。とりあえずどこかに物を置きたい時や、固定の収納場所がないアイテムの仮置き場として活用してみましょう。浅型タイプにこまごました物、深型タイプに雑誌や紙類などをまとめて収納するなど、使い勝手や用途に合わせてバスケットのタイプを選んでくださいね。

見せる収納のアイディア【キッチン編】

調味料が置かれたキッチン

次に、キッチンの収納アイディアを紹介します。キッチンは、調理器具や調味料など、どうしてもアイテムが多くなってしまう場所。使い勝手を考慮して収納を工夫しましょう。

調理器具をフックで吊るす

フックを使ってフライパンやへらなどの調理器具を吊るすと、壁やレンジフードの端などを活用できます。空間を有効に使えるため、収納スペースが少ない家庭でも取り組みやすいでしょう。また、定位置に調理器具があることで取り出しやすく、調理の手際が良くなるのも魅力です。

 

S字フック、マグネット付きフック、フック付きハンガーなど、いろいろな形状のフックがあるので、使いやすい物を選んでみてください。

調味料の容器を揃える

バラバラな見た目の調味料の容器を揃えれば、外に出して並べるだけでおしゃれなインテリアに早変わりします。外に出して並べる時は、調味料の数と並べるスペースを考えて、合う大きさの容器を選びましょう。サイズが違ったとしても、同じシリーズで揃えれば統一感が出て整理しやすいですよ。

 

「ダイソーのキッチン収納アイテムとアイディア集!おしゃれに見せるアレンジ方法も」

見せる収納のアイディア【お風呂場・脱衣所編】

同じ大きさで畳まれたタオル

次にお風呂の収納アイディアを紹介します。お風呂場は収納するスペースが狭くなりがちですが、工夫次第でホテルのような洗練された空間が叶います。

ボトル類を浮かせて収納する

備え付けのタオルハンガーにフックを取り付け、シャンプーなどのボトル類を収納してみてください。その際、詰め替えボトルの色を統一すると、ホテルのような空間を演出できます。空間収納によって接着面がなくなるため、ぬめりやカビが出にくくなるのも嬉しいポイントです。

タオルの色・大きさを統一する

タオルの色や大きさを統一して収納するのもおしゃれに見えます。棚の中に縦方向に積み重ねて収納するなど工夫しましょう。タオルの枚数が多い場合は、ワイヤーバスケットの活用もおすすめ。見せながらきれいに収納できる上に、たくさん入れてもバラバラになりません。

見せる収納を取り入れる際・使う際の注意点

余白のある収納

次に、見せる収納を取り入れる際・使う際の注意点について解説します。ここまで押さえたポイントに加えて注意点も意識して、使いやすくておしゃれな見せる収納を作りましょう。

インテリアとして活かせる場所に設置する

見せる収納はインテリアの一部です。視界に入るところに設置して、インテリアとしての機能を持たせましょう。見えない場所に設置すると、そもそも収納として使いにくい可能性があります。

決まった置き場所に戻す

見せる収納から取り出した物を片付ける際、「とりあえず……」などと、起きやすい場所などに適当に置かないよう注意しましょう。これが繰り返されると、見せる収納の見た目がぐちゃぐちゃになり、物置化してしまう可能性があります。

 

決められた位置に使った物を必ず戻すことを徹底してください。しっかりと定位置に戻せば、いつまでもおしゃれで美しい見せる収納をキープできますよ。

見せる収納で必要な対策

シンプルなキッチン

最後に、見せる収納を取り入れる際に必要な対策について解説します。見せる収納は、あえてアイテムを外に出しているので、汚れが付きやすかったり物が落ちやすかったりするケースがあります。それらを防ぐためにもあらかじめ対策を取っておくことが大切です。

ホコリ・汚れ対策

ホコリは比較的下にたまりやすいもの。そのため、ハンガーにかけて洋服を収納するなど、なるべく天井に近い高めの位置に見せる収納を取り入れましょう。ホコリから守るためには、細かい物などをガラスケースに入れるのもおすすめです。ガラスなら中身が見えるので見せる収納になる上、ホコリもかぶりません。

 

また、キッチンの見せる収納は油汚れが気になりやすいです。コンロ周りは油が飛びやすいため、物を置きすぎないように注意しつつ、定期的な掃除も心がけてください。なお、見せる収納に使う収納アイテムはフラットなタイプがおすすめです。拭きやすいので掃除をスムーズに進められますよ。

地震対策

地震に備えて収納を考えることも大切。地震が起きると、上に置いた物が落ちてくる可能性があるため危険です。重い物・陶器・鋭利な物などの落ちてくると危険な物は、基本的に扉付きの棚や引き出しにしまいます。

 

また、重い物を低い位置に置くことも考慮してください。重い物が高い場所にあると、重心が棚の上に来ることで地震が起きた時に大きく揺れ、棚の転倒などにつながりかねません。

 

地震に備えて、

  • ・倒れてもあまり被害がない場所に置く
    ・落ちても割れたり壊れたりしない物を置く
    ・危険ではない物だけ外に置く

などを意識して、見せる収納を取り入れましょう。

見せる収納を取り入れて、使い勝手の良い家づくりをしよう

白基調の食器棚

見せる収納は、家のさまざまな場所に取り入れられる収納方法。やり方のコツさえ掴めば、よりおしゃれに仕上げられます。ただし、取り入れる際はホコリ・汚れや地震の対策をしっかり取ることが大切です。住みよい家づくりのために、見せる収納をぜひ取り入れてみてくださいね。