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Jun 19, 2024

帽子って洗濯できるの?汗や汚れが付いた帽子をお手入れする方法とは

帽子は意外と汗や汚れが付きやすいですが、どのようにお手入れをしたらいいのか分からずにそのままにしていませんか。できれば洗濯機で帽子を洗えるとお手入れが簡単ですが、帽子によって洗濯ができるかどうかは異なります。そこで、この記事では帽子が洗濯できるかどうか判断する基準やお手入れの方法について解説します。帽子を適切にお手入れすることで、長く愛用できますので、ぜひ帽子の正しいお手入れ方法を学んでみてくださいね。

そもそも帽子は洗濯できる?

帽子は意外と汗や皮脂で汚れやすいアイテムです。お手入れしたい帽子が洗濯できるのか2つのポイントを確認しましょう。

帽子の洗濯表示をチェック

帽子の洗濯表示

 

帽子の洗濯表示

 

1つ目は、帽子の洗濯表示です。水が入った桶のマークに×が付いている場合は、水洗いができません。40などの数字が書かれている場合は洗濯機がOK、手のマークがある場合は手洗いならOKとなります。

帽子の素材をチェック

3種類の帽子

 

2つ目は、帽子の素材です。帽子のタグがなかったり切り取ってしまったりした場合に判断する基準となります。洗える素材と洗えない素材を一覧にまとめると、次のとおりです。

 

[洗える素材]
・綿
・ポリエステル
・ニット

 

[洗えない素材]

  • ・麻
  • ・ウール
  • ・ペーパー
  • ・合皮・レザー
  • ・ファー

帽子をお手入れする頻度

使用頻度の高い帽子は、月に1回程度のお手入れがおすすめです。また、スポーツ時に被ったり子供が使用したりする場合は、その都度洗濯ができるといいでしょう。使用頻度が低い帽子は衣替えの時にお手入れをすることで、次のシーズンも気持ちよく使えます。

帽子の基本的なお手入れ方法

帽子の内側

 

帽子の基本的なお手入れ方法を解説します。水洗いができない素材の帽子も同じようにお手入れが可能です。
まずは洋服用や帽子用のブラシでほこりを落とします。汗や汚れなどは固く絞った水拭きでたたくようにふきます。日焼け止めやファンデーションなどは、おしゃれ着用の洗剤を薄めた水を付けた布でたたくようにふきます。洗剤が帽子に残るとシミになってしまうので、水拭きでも最後に清めぶきをしましょう。最後に風通しがよく直射日光の当たらない場所で干します。

帽子を洗濯する方法

帽子を洗濯する方法を紹介します。

洗濯機で洗う方法

帽子の洗濯表示

 

洗濯機で洗う手順です。40などの数字が書かれている帽子は、こちらを参考にしてくださいね。

 

1.帽子からリボンやベルトなどの装飾品を外す(装飾品も洗濯できる場合は別のネットに入れる)
2.目立つ汚れは先に手洗いをするか、おしゃれ着用洗剤を塗ってから洗濯機に入れる
3.帽子を洗濯ネットに入れて、デリケートなものを洗うコース(おしゃれ着洗い・ドライ・手洗いなど)を設定する
4.脱水は1分を目安に終了
5.日陰に干して乾かす

手洗いする方法

帽子を手洗いする様子

 

手洗いをする手順です。手のマークがある帽子は、こちらを参考にしてくださいね。

 

1.帽子からリボンやベルトなどの装飾品を外す
2.洗面器などに30℃のぬるま湯とおしゃれ着用洗剤を入れて、優しく押し洗いをする
3.きれいな水で洗剤が残らないようにすすぐ
4.洗濯機で1分間脱水するorタオルに包んで水気を取る
5.日陰に干して乾かす

基本の干し方

ハンガーで衣服などが干してある

 

帽子を干すときの注意点を2つ紹介します。
1つ目は、風通しの良い日陰に干すことです。直射日光が当たると、帽子の色落ちや劣化の原因となります。早く乾かしたい場合は、帽子の中にタオルや新聞紙を入れておくと、水分を吸収してくれます。
2つ目は、洗濯バサミを使って干さないことです。洗濯バサミの跡が帽子についてしまうだけでなく、つるして干すことによって帽子が伸びたり変形してしまったりします。平干し用のネットやペットボトルなどを使い、帽子の形を維持したまま干すようにしてください。

劣化を防ぎたいなら部分洗いもおすすめ

洗濯機や手洗いをすると、汚れは取れますが、帽子にダメージが加わり劣化してしまうこともあるため、洗う頻度は最小限にしておきましょう。その代わりに汚れや汗が気になる部分だけ洗う方法がおすすめです。
軽い汚れであれば、中性洗剤で簡単に落とせます。中性洗剤をぬるま湯で薄めてタオルなどに付けて、汚れの部分を叩くように洗います。汚れが落ちにくい場合は歯ブラシでこすると落としやすいです。汚れが落ちたら水を含ませたタオルで洗剤を落とします。
汗じみには重曹も効果的です。水で薄めた重曹をスプレーで汚れに吹きかけたり、タオルに付けて叩き洗いをしてみてください。ただし、重曹を洗濯機に入れると故障の原因となりますので、洗濯機には水で落としてから入れましょう。
どうしても落ちない汚れには可燃性の液体であるベンジンを使います。中性洗剤と同様に使い、汚れを落としましょう。洗った後の臭いが気になりますが、揮発性なので風通しの良い場所に干しておけば自然と消えます。

帽子の汚れや臭いを予防する方法

スイカに帽子がかぶされている

 

帽子は高い頻度で洗うことは難しく、洗うことで劣化してしまうため、なるべく汚れや臭いを事前に対策できると嬉しいですよね。そこで、帽子の汚れや臭いを予防する方法を紹介します。

抗菌・防臭機能のある帽子を選ぶ

1つ目は、抗菌や防臭機能が付いている帽子を選ぶことです。汚れや臭いが付きにくい素材を使った帽子であれば、お手入れをする頻度を下げることができます。

汗じみ予防アイテムを使う

2つ目は、汗じみ予防効果のあるアイテムを使うことです。汗や汚れが付きやすい額部分に当たるところに、ライナーテープを付けます。帽子本体に汚れが付かず、ライナーテープを取り外して洗濯すれば、綺麗な状態をキープしやすくなりますよ。

帽子の中にミニタオルを仕込む

3つ目は、帽子の中にミニタオルを入れて被ることです。帽子を被る前に頭の上にミニタオルを乗せることで、帽子の中の汗や湿気をミニタオルが吸ってくれます。注意点としては、帽子を被った後に鏡でタオルが帽子からはみ出していないか確認しましょう。

消臭スプレーをかける

4つ目は、消臭スプレーをかけることです。汗や汚れを落とすことはできませんが、帽子の臭いを取ることができます。ただし、帽子の素材によっては消臭スプレーによって色落ちや劣化してしまうこともあるため、帽子の目立たない部分で試してから帽子全体に使いましょう。

帽子を正しくお手入れをしよう

干された帽子

 

帽子は洗濯表示や素材を確認し、水洗いができるかどうかを確認しましょう。洗濯機や水洗いで帽子全体を洗うことで清潔に保つことができます。一方で、帽子全体を高頻度で洗ってしまうと、帽子の色落ちや型崩れなどの劣化に繋がるため、部分洗いやブラシなどでのお手入れもこまめにおこなうと、長く帽子を使うことができます。帽子に合ったお手入れをして快適に帽子を被れるようにしてみてください。