facebook twitter instagram

Jun 25, 2024

【花のある暮らし】持ち帰った花の手入れ方法 水揚げから枯れた後まで

日々の生活に花を添える。すると部屋がパッと明るくなる。いつもの食事も、家に帰ってきた時も、歯を磨いている時も、なんだかちょっと特別に感じる。きっと自分に合った花との暮らしが見つかります。
この記事では持ち帰った花の手入れ方法をご紹介。お気に入りの花を長く楽しむ方法をチェックしましょう。

お手入れ次第で花の日持ちは変わる?

 

お家にお花を飾りたいけれど、長持ちさせるのが難しく、すぐに枯らしてしまうという人は多いのではないでしょうか。お花は正しく手入れをすることで、元気できれいな状態を長く楽しむことができます。この記事では持ち帰ったお花の基本のお手入れ方法から、知っておくと役立つお花を長持ちさせるポイントまで紹介するので、参考にしてみてくださいね。

持ち帰った花の基本の手入れ

 

こちらの項目ではお花屋さんで購入した切り花やプレゼントで受け取った花束など、お花の基本的な手入れ方法について解説します。こちらで紹介するお手入れ方法は元気なお花の状態を保つための基礎にもなるので、ぜひ取り入れてみてください。

1:水揚げ

「水揚げ」とは切り花の吸水を促すための手入れ方法です。こちらでは様々な花の水揚げに有効な「水切り」の手順を紹介します。

[用意するもの]
・切り花
・バケツなど深めの容器
・花ばさみ
・きれいな水

[水切りの基本手順]
1. バケツなど深めの容器にきれいな水を溜める
2. 1の容器に切り花の茎を浸し、茎の先端から2~3㎝ほど斜めにカットする
3. カットした花は30分〜1時間ほどそのまま水に浸しておく

2:花に合わせた花瓶に入れる

花瓶ぎゅうぎゅうにお花を生けてしまうと、茎同士が圧迫し合うことで、吸水を妨げてしまいます。さらに、花瓶内の湿度が上がることで雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、お花のボリュームに合わせて、少し余裕のある花瓶がおすすめです。

3:水を変える

お花を長持ちさせるために水替えは毎日行うようにしましょう。茎の切り口からは有機物が分泌され、それによってバクテリアが繁殖し、水が傷んでしまいます。夏場は水温が上がり、雑菌がより繁殖しやすくなるので、朝晩2回交換するのがおすすめ。また、茎にぬめりがある場合、水でしっかりと洗い流すようにしましょう。

花を長持ちさせるための6つのポイント

 

ここからはお花を長持ちさせるためのポイント6つを解説していきます。このポイントに注意することで、よりお花を元気できれいに保つことができますよ。

①花瓶を清潔に保つ

花瓶を清潔に保つことはお花を長持ちさせる大切なポイントの一つです。お花を生ける前は、中性洗剤で花瓶の中の汚れを落とし、清潔な状態にしておきます。また、水替えの際にも都度、花瓶を洗うと雑菌の繁殖を防ぐことができます。さらに、使用後の花瓶も中性洗剤で洗い、乾燥させてから保管するようにしましょう。

②花の種類によって花瓶の水の量を変える

お花の特徴や種類によって水の量を調整すると、お花はより元気に長持ちします。以下では水の量別にお花の特徴や種類をまとめています。

【水の量多めのお花の特徴と種類】

[水の量]
花瓶7~8割程度の水の量

[お花の特徴]
枝物、茎が太い、水を吸い上げにくい、葉っぱが多くついているお花 など

[お花の種類]
アジサイ、シャクヤク、バラ、桜、ライラック、その他枝物 など

 

 

【水の量少なめのお花の特徴と種類】

[水の量]
花瓶3割程度、もしくは茎の切り口が水に浸かるくらいの水の量

[お花の特徴]
茎が柔らかい、茎に産毛がある、球根系の花 など

[お花の種類]
ガーベラ、チューリップ、ユリ、カーネーション、トルコキキョウ、カラー、ひまわり など

③余分な葉や古くなった花は取っておく

お花を生ける際、余分な葉っぱやつぼみは取り除くようにします。それらが水分や栄養分を吸い取ってしまい、お花まで行き渡らなくなってしまうためです。また、枯れてしまったお花や変色した花びらからはエチレンガスが発生し、他のお花の老化を促してしまうので早めに取り除くようにしましょう。

④茎を切り戻す

切り花を長持ちさせる工夫として「切り戻し」をすることもおすすめです。水替えの際、空気が茎に入らないように、水中で茎を1〜2cmほど斜めにカットすることで茎の断面が新しくなり、お花が吸水しやすくなります。

⑤直射日光やエアコンの風を避ける

お花は湿気や暑さに弱いため、直射日光を避け、涼しい部屋に飾るのが望ましいです。また、涼しい部屋が良いからといってエアコンの風が当たる所に置いてしまうと乾燥や傷みの原因になるので、置き場所には注意しましょう。

⑥花の延命剤や栄養剤を使用する

お花を長く楽しむための工夫として、延命剤や栄養剤を使用するのもおすすめです。さらに、多くの延命剤や栄養剤には、水中にバクテリアが繁殖するのを抑制する効果があります。
商品によって使用量や、水替えのタイミングなどは異なるので、それらを守って使用するようにしましょう。また、お花屋さんによってはお花を購入した際に小袋でつけてくれる場合もあるので、その際も使用方法を聞いておきましょう。

6月におすすめの花はこちら

6月のおすすめのお花は、アジサイ・スモークツリーなどの生花・ドライフラワーどちらも楽しめるお花や、ふんわり優しい色合いのトルコキキョウなど可愛らしいお花がたくさん。詳しい飾り方などは以下のページでぜひチェックしてみてくださいね。
雨の日と楽しむお花。花屋が教えるしっとりおしゃれな6月のお花と飾り方|くらしの花図鑑

お花を長く楽しもう

切花

 

今回の記事ではお家でお花を長く楽しむための方法を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。すぐに取り入れられる工夫ばかりなので、お花を生ける際にぜひ試してみてくださいね。