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Apr 11, 2024

【保存版】レインコートの撥水を復活&長持ちさせる方法

雨の日やアウトドアの際に着用するレインコート。長年着用していると撥水効果が落ちているかもしれないと感じたことはありませんか?実はレインコートの撥水効果は経年劣化やお手入れの方法によっては劣化してしまうこともあります。そこで、この記事ではレインコートの撥水力を復活させる方法を紹介します。また、長く撥水効果を感じられるようにするための方法も解説しているので、レインコートを長期間愛用したいという方はぜひ参考にしてください。

レインコートの撥水機能の基本的な仕組み

 

まず撥水加工とは、シリコンやフッ素などで生地の表面をコーティングし、水が生地にしみ込まずにはじく加工のことです。生地はコーティングされていますが、布と布の間は塞がれず空気の通り道があるため、蒸れにくいという特徴があります。一方、防水加工とは水を通さない性質がある塩化ビニルや合成ゴムなどで作ったり、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗り込んだりした、水を通さない加工のことです。水の侵入を完全に防ぎ、素材自体に加工しているので、長年使い続けても効果が落ちにくいという特徴があります。
今回は撥水効果のあるレインコートについて解説していきます。

レインコートの撥水効果が落ちる原因

 

撥水機能があるレインコートは、使っていくうちに効果が落ちてしまいます。その原因を2つ紹介します。

レインコートの撥水効果が落ちる原因①長期使用による汚れや摩擦

撥水効果が落ちる1番の原因は、長期間使用したことによる汚れや摩擦です。汚れや皮脂が生地の細かい凹凸に入り込んでしまうと、レインコートが蒸れやすくなります。また、摩擦によって表面のコーティングが薄くなったりはがれてしまったりすると、撥水効果が落ちてしまいます。

レインコートの撥水効果が落ちる原因②洗濯機での脱水によるダメージ

多くのレインコートは洗濯機で洗うことが可能ですが(洗濯表示を確認してください)、脱水することで生地にダメージを与えてしまうことがあります。洗濯機は遠心力を加えることで脱水をしますが、この時に加わる強い力によって生地の撥水効果が落ちてしまいます。

レインコートの買い替え時期

 

レインコートの撥水効果は、経年劣化やお手入れ方法によって落ちてしまうため、買い替えが必要となります。毎日使う場合だと1年程度、年数回程度しか使わない場合だと5年ほど使用可能な目安です。そのほか、穴が空いたり、水がしみ込んでしまったり、撥水性がなくなってはじかなくなったりしたら、買い替えることをおすすめします。

レインコートの撥水効果を復活させる方法

 

撥水効果が落ちてしまったレインコートを復活させる方法もあります。

レインコートの撥水効果復活方法①ドライヤーで温風をあてる

1つ目は、ドライヤーで温風をあてる方法です。撥水加工をすると生地の表面にトゲが上を向いて並んだ状態になっていますが、上記で紹介したような原因でこのトゲの構造が崩れ、下を向いた状態になると撥水効果が弱まります。そこで、ドライヤーの熱によって、下を向いてしまった撥水加工のトゲを上向きにします。30秒程度ドライヤーの風をあてますが、熱を加えすぎると生地に穴があくこともありますので注意して行いましょう。

レインコートの撥水効果復活方法②アイロンで熱を加える

2つ目は、アイロンで熱を加える方法です。1つ目の方法と同様に熱によって撥水加工を復活させます。アイロンの設定は弱にし、あて布をして全体に熱を加えます。

レインコートの撥水効果復活方法③撥水スプレーをかける

3つ目は、撥水スプレーをかける方法です。きれいにして乾いた状態のレインコートに、撥水スプレーをかけます。特に生地の縫い目にかけることで、レインコートの中に浸水することを防げます。撥水スプレーをかけた後は、風通しのいい場所に干しておき、スプレーが完全に乾くまで待ちましょう。

レインコートの正しい洗濯方法

 

レインコートは洗濯できることが多いですが、お手持ちのレインコートの洗濯表示に従ってください。洗濯可能であるレインコートは濡れたり汚れたりした後、毎回洗濯しましょう。レインコートの洗濯には中性洗剤を使います。必要以上の洗剤を使うと、撥水性が低下する原因となりますので、注意してください。レインコートの表面に洗剤が残らないよう、すすぎは念入りに行います。脱水は生地を傷めてしまうので、行わずに終了です。
レインコートは乾燥機を使って乾燥させると、縮みや撥水性が低下してしまいます。紫外線もダメージを与える1つの原因なので、ハンガーにかけて風通しのよい日陰に干しましょう。

レインコートのお手入れのコツ

 

レインコートをお手入れする時のコツを紹介します。

レインコートお手入れのコツ①使用前にあらかじめ撥水スプレーをかける

撥水スプレーは撥水効果の復活にも使えますが、まだ使う前の新しいレインコートにかけても効果があります。使用前にあらかじめ撥水スプレーをかけることで、汚れが付きにくく、汚れが付いたとしても簡単に落とすことができます。

レインコートお手入れのコツ②使用後は必ず汚れを落とす

レインコートを使用した後は汚れがないか確認しましょう。少しの汚れであれば、濡れた布で拭き取ります。レインコート全体が濡れたり汚れがあったりする場合は、洗濯機を使ったりや手洗いをしたりします。汚れたまま使うと、きちんと撥水せずにレインコートとしての機能が働きません。

レインコートお手入れのコツ③保管は風通しの良い場所

レインコートを屋外に置いておくことはなるべく避けましょう。直射日光や高温多湿は生地を劣化させ、撥水効果が下がる原因となります。日が当たらない風通しの良い場所がおすすめです。

撥水効果を復活させてレインコートを長く使おう

 

レインコートは撥水効果がなくなってしまったとしても、熱を加えたり撥水スプレーをかけたりすることで復活させることが可能です。ぜひお気に入りのレインコートを紹介した方法で復活させてみてください。また、レインコートの撥水効果はお手入れ方法や保管方法によっては劣化してしまうこともあります。正しい方法でお手入れをして、長く快適に着られるようにしてみてはいかがでしょうか。