サンダルは、夏に必須のおしゃれシューズとしてはもちろん通気性がよく涼しいので、暑い時期は毎日履いている人も多いことでしょう。しかし素足で履くため、汗や角質、皮脂で意外と汚れているものです。定期的にお手入れしていないとすぐダメになって、来年サンダルを履こうと思ったときには履けなくなってしまうかもしれません。今回は、素材別のサンダルの洗い方や日々のお手入れのコツを紹介していきます。
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そもそもサンダルって洗える?素材別のお手入れ方って?
そもそもサンダルって丸洗いしていいの?と思う人もいるのではないでしょうか。サンダルは、素材によって洗えるものと洗えないものがあります。どのサンダルも同じようにお手入れしていると、知らずに劣化してしまう可能性があります。ここでは、洗えるサンダルと洗えないサンダルの素材について解説していきます。
洗える素材のサンダル
洗える素材は、ポリウレタンやラバー、布でできているものです。
<用意するもの>
・タオル
・中性洗剤
・ブラシ
<洗い方>
- 大きな汚れをシャワーで落とす
- 中性洗剤を溶かしたぬるま湯に30分ほどつけ置きする
- タオルやブラシで汚れを落とす
- 汚れを落としきったらすすぐ
- 陰干ししておく
ラバーのサンダルは水に強いため、手洗いもできますが洗濯機でOKなものもあります。お手入れが簡単なので、汚れたらすぐ洗うといいですね。布製のサンダルは、使わなくなった歯ブラシでブラッシングすることで、生地に入り込んだ汚れを取り除けますよ。
洗えない素材のサンダル
洗えない素材は革や合皮、スウェード、ヌバック、自然素材などです。水洗いできないサンダルは以下のようにお手入れしましょう。
- 弱酸性洗剤を付けた布で気になる汚れを叩き落とす
- 汚れを拭き取ったらしっかり乾かす
アルコールを含むウェットティッシュはシミの原因になることもあるため、使わないよう注意しましょう。
夏のお悩み別!サンダルの手入れ方法【インソールの黒ずみ】
長く履いているとどうしてもインソール部分が黒ずんでしまいますよね。ここでは、インソールの黒ずみの原因や落とし方を解説していきます。
インソールの黒ずみの原因
インソールの黒ずみの原因はさまざまですが、主に汗・角質・皮脂・砂ほこりです。足は1日にコップ一杯もの汗をかくと言われているので、汗がついたままサンダルを放置するのは危険です。汗をかくと、角質がふやけて汚れがつきやすくなりほこりが付着しやすくなったりします。
インソールの黒ずみを落とす方法|洗える素材の場合
<洗い方>
- タオルをぬるま湯に浸けてよく絞る
- 絞ったタオルに弱酸性洗剤をもみこむようになじませる
- 叩くようにして汚れをとる
- 汚れが落ちない部分は歯ブラシでこすって落とす
- 新しいタオルで叩くようにサンダルの水気を取り除く
- 陰干しする
サンダルは水気が多いと色が変わってしまう原因となります。しっかりと水分を取り除いてくださいね。ドライヤーで乾かすと素材によっては変形や色落ちする可能性があるので気をつけましょう。
インソールの黒ずみを落とす方法|洗えない素材の場合
革やスウェードなど洗えない素材の場合どのように黒ずみを落とせばいいのでしょうか。スウェードの場合、表面の皮脂汚れを落とす革用消しゴムがあるので、それを使用するのがおすすめです。
<スウェードの黒ずみの落し方>
- インソール部分の汚れが落としやすくなるようスポンジでくるくるとほぐす
- 革用の消しゴムで表面の皮脂汚れを落とす
- 染み込んだ皮脂を生ゴムで抜いていく
- 仕上げはまたスポンジ等で毛並みを整える
<革の黒ずみの落し方>
- クロスでインソールのほこりを取り除く
- 汚れ落とし用クリームで磨いていく
- 保湿クリームがあれば全体に塗り込む
夏のお悩み別!サンダルの手入れ方法【インソールの臭い】
続いては、インソールの臭いについて解説していきます。
インソールの臭いの原因
雑菌が角質を分解するときに臭いの原因となる物質を放出するため、インソールが臭くなってしまうことがあります。足の裏の汗は他の箇所と違って蒸発しにくく、指や爪など複雑な構造の場所なので、角質や皮脂、雑菌がたまりやすいのです。
インソールの臭いを消す方法|洗える素材の場合
<洗い方>
- 洗剤入りのぬるま湯につける
- 歯ブラシでこする
- 陰干しする
インソールの臭いを消す方法|洗えない素材の場合
洗えない素材の場合、インソールの臭いを消すには以下のような方法でお手入れしましょう。
- 靴専用のクリーナーを塗る
- 汚れを優しく拭き取る
- 陰干しする
クリーナーがない場合は、水で濡らした布でケアをしてしっかりと乾かしましょう。
夏のお悩み別!サンダルの手入れ方法【カビ】
続いては、サンダルのカビについて解説していきます。
サンダルのカビの原因
サンダルは靴箱や買ったときの箱にしまっている方は多いのではないでしょうか。保管する場所がきれいに掃除されていない場合、カビが生えやすくなります。できるだけ風通しをよくして湿気をためないようにしたり、除湿剤を置いたりするとカビを予防できますよ。
サンダルのカビをとる方法|洗える素材の場合
<洗い方>
- 酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に30分つけ置きする
- サンダルが浮かないよう酸素系漂白剤を染み込ませた布をかぶせる
- 水でしっかりすすぐ
- 陰干ししてしっかり乾燥させる
サンダルのカビをとる方法|洗えない素材の場合
洗えない素材の場合、サンダルのカビをとる際は以下のような方法でお手入れしましょう。
- 歯ブラシに固形石鹸をつけてカビ部分を擦り落とす
- お湯で洗い流す
- 酸素系漂白剤をつけて水拭きする
- 陰干ししてしっかり乾燥させる
サンダルの日々のお手入れ・予防のコツ
サンダルを履いた日や購入した日に少しのお手入れをするだけで、汚れてもすぐ落ちやすくなりますよ。ここでは、サンダルのお手入れや予防のコツについて紹介していきます。
日々のお手入れ・予防のコツ①毎日同じサンダルを履かない
毎日同じサンダルを履くと、湿気が残った状態が続いてしまいます。湿気ているままでは細菌が繁殖しやすくなるので、できるだけ履いた後は乾燥させましょう。
日々のお手入れ・予防のコツ②撥水スプレーや防水フィルムを使う
撥水スプレーや防水フィルムであらかじめ予防しておくのもおすすめです。撥水スプレーは水だけでなく汚れも防止してくれるので、インソール部分までかけてくださいね。また、サンダルでとくに汚れやすいつま先部分に防水フィルムを貼っておくと気になる指跡やほこり汚れを防いでくれます。汚れたらフィルムを張り替えればいいだけなので、最初にやっておけば後が楽ですよ。
日々のお手入れ・予防のコツ③重曹スプレーを使う
吸湿効果や消臭効果が期待できる重曹スプレーをかけておくのもよいでしょう。スプレーボトルに重曹(小さじ0.5)と水(100ml)を入れて混ぜ合わせただけの簡単アイテムです。スプレーをかけてしっかりと乾かしたらOKです。乾いている状態でスプレーをかけないと蒸れの原因となるので注意しましょう。
サンダルをお手入れしてみよう
せっかくおしゃれをしているのに、足元だけ汚れているともったいないですよね。履いているときだけでなく、脱いだときに見られて恥ずかしい思いをしないよう日々のケアをするのがおすすめです。
しかし、頑固な汚れやシミがある場合はクリーニングに出す方がいいこともあります。汚れが気になったらできるだけその日のうちにお手入れすることで、きれいなままを保ちやすいですよ。