口の中でシュワっと消えるおいしいラムネは子供にも人気のお菓子です。普段は市販のラムネを食べている方が多いでしょうが、実は簡単にラムネを手作りすることができます。この記事では、ラムネの基本的な作り方やアレンジ方法を紹介します。火を使わずに作れるので、子どもでも安全に楽しくラムネを手作りできますよ。
MOKUJI
ラムネの基本の作り方
まずは基本のラムネの作り方を紹介します。
材料
粉砂糖:50g
コーンスターチ:10g
クエン酸:小さじ1/2
お好みのかき氷シロップ:小さじ1
重曹:小さじ1/2
かき氷シロップは着色に使うため、何種類か用意しておくとカラフルなラムネになります。クエン酸や重曹は掃除用にも売られていますが、純度の高い食用のものを使用しましょう。ドラックストアなどで販売されていることが多いです。
作り方
粉砂糖とコーンスターチを混ぜる
1にクエン酸とかき氷シロップを入れて混ぜる
ダマが無くなったら、重曹を入れてよく混ぜる
3をお好きな型に詰める
半日ほど乾燥させて完成
ラムネのシュワシュワ感の正体は?
ラムネが口の中でシュワシュワとする理由は、材料のクエン酸と重曹を混ぜているからです。それぞれ単体を口の中に入れても特に反応しませんが、一緒に口の中に入れると唾液の水分に反応し泡が発生します。化学反応によって発生した細かい二酸化炭素の泡によって、シュワシュワを感じます。
また、ラムネを食べた時にひんやりと感じるのは、二酸化炭素が発生する時に吸熱反応を起こすからです。吸熱反応とは、周りの熱エネルギーを消費することで反応が進みます。ラムネ以外にも、キシリトールが入っている食品を食べた時に口の中がスースーする時も吸熱反応が起こっています。
ラムネのアレンジレシピでもっと楽しく!
ラムネの基本的な作り方ができたら、より楽しくおいしくするためにアレンジをしてみましょう。また、材料や道具がない時の代替レシピも紹介します。
型がなくてもラムネは作れる
ラムネを固めるための型がなくても、家にあるもので代用することが可能です。例えば同じ大きさのスプーンを2本使って、丸く形を整えてもラムネを作ることができます。計量スプーンなど丸い形のスプーンだと、綺麗な球体のラムネになりますよ。
そのほかに、フルーツ型のグミやキャラクターのかまぼこなどが入っていたパッケージにラムネを詰めると、かわいらしい型として代用することができます。
砕いたキャンディを入れてみよう
ラムネに刺激を足したい時におすすめなのが、市販のパチパチ系キャンディーです。基本のラムネの作り方をし、型に詰める前に砕いたキャンディーを混ぜてラムネを成型するだけです。口に入れた時にラムネの清涼感にパチパチとした刺激を追加することができ、お子様にも喜ばれること間違いなしでしょう。ただし、ラムネを乾燥する時にオーブンなどで加熱すると、キャンディー部分が溶けてしまうため、自然乾燥をおすすめします。
重曹なしのアレンジはふんわりラムネが作れる
ラムネはクエン酸と重曹を混ぜることでシュワシュワ感が出ますが、重曹なしでも作ることは可能です。重曹を入れないレシピの場合、口の中でホロっと崩れるようなふんわりとしたラムネができます。その分、ラムネが固まりにくいため、しっかりと乾燥させることを注意しましょう。
ラムネづくりで失敗しないコツ
ラムネを自分で作ってみたけれど、うまく作れないときの注意点を3つ紹介します。コツさえつかめば簡単ですので、ぜひ参考にしてください。
型に入れるときは圧力をかける
乾燥前にラムネが崩れてしまう場合は、ラムネを成型する時に圧力が足りていない可能性があります。指でギュッとラムネの材料を型に押し付けるようにして作りましょう。お子様と作る時は大人の方が仕上げに圧力を加えてあげると、失敗しにくくなりますよ。
クエン酸や重曹の量に注意
ラムネに入れるクエン酸や重曹の量によっても、できた時の食感が大きく変わります。クエン酸はラムネの清涼感を出すために必要で、レモン汁でも代用は可能ですがシュワっと感が少し控えめになります。
重曹はクエン酸と反応させる必要があるため、基本的にはクエン酸と同じ量を入れましょう。入れすぎると苦みを感じることがあり、多すぎない量で調節してください。
乾燥の際はオーブンやトースターを使ってもOK
意外と大切なのがラムネを型に詰めた後に乾燥させる工程です。乾燥が足りていないとぽろぽろと崩れてしまったり、口の中でシュワシュワと反応しなかったりします。できるだけ小さいラムネを作る方が乾燥する時間が短くて済みます。自然乾燥だけでなく、オーブントースターや電子レンジで加熱して乾燥することも可能です。ただし、材料が砂糖なので高温で焼いてしまうと焦げるので注意が必要です。
実験みたいで楽しい!親子でラムネづくりを楽しもう
ラムネは材料を混ぜて型に詰めて乾燥させるだけの簡単なレシピで作ることができます。包丁や火を使わないので、親子で楽しく作ってもいいですね。また、ラムネのシュワシュワ感は化学反応なので、夏休みの自由研究としてラムネ作りをすることもおすすめです。オリジナルのラムネを作って、好みのラムネを楽しんでみてくださいね。