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Aug 17, 2022

一度は行ってみたい!おすすめの美術館5選~屋外アート&2022年芸術祭編〜

高松港から小豆島へ向けて船出間近の離島フェリー瀬戸内国際芸術祭

芸術や美術館と聞くと、なんだか敷居が高くて難しそうと感じる方は多いでしょう。

そんな「アートはハードルが高い」と思っている方におすすめなのが、屋外アートです。手軽に非日常感を満喫できる屋外アートは、女子旅にもぴったりのお出かけスポットとして人気があります。

この記事では、屋外アートを気軽に楽しめる美術館や季節限定イベントをピックアップ。雄大な自然の中でアートに触れる、ユニークな体験をしてみませんか?

 

屋外アートが魅力の美術館5選

屋外アートの最大の魅力は、なんといってもその解放感です。自然にとけこんだアート作品は迫力があり、芸術家の遊び心を感じることもできるでしょう。

ここでは、そんな屋外アートが楽しめる全国5つの屋外スポットを紹介します。アートはもちろん、その他楽しめるポイントも紹介しているので、気になるものを探してみてくださいね。

日本一美しい高原で楽しむ 美ヶ原高原美術館

美ヶ原高原美術館は、長野県上田市にある「八ヶ岳中信高原国定公園」の北東部に位置する美術館です。

アルプスの美しい山々を見渡せる標高2000メートルの敷地内には、世界中から集まった約350点の現代アートを常設展示。高台には六体のビーナス像やダビデ像、アポロ像などを展示した「ビーナスの城」があり、写真撮影スポットにもぴったりです。

レンゲツツジやマツムシソウなど四季折々の草花を見て回ったり、屋内に展示された絵画・彫刻を鑑賞したりと、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力ですね。

自然とアートの融合 霧島アートの森

霧島アートの森は、鹿児島県姶良郡「霧島山麓」の高原にある美術館です。

アートホール、野外広場、樹林ゾーンからなる敷地内には、国内外で活躍する作家たちが実際に霧島アートの森を訪れ、特別に制作した23点ものオリジナル作品を展示。鑑賞者の参加によって成立する作品「インタラクティブアート」が多いため、自分も作品の一部になって楽しむことができるでしょう。

なお、ガラス張りで開放的なカフェテリアでは、パスタやケーキセットなどの軽食を楽しめます。外にはテラス席があり、アートを眺めながらお茶ができるのも、霧島アートの森の醍醐味といえるでしょう。

日本初の野外美術館 彫刻の森美術館

国内初の野外美術館といえば、神奈川県足柄下郡箱根町にある「彫刻の美術館」が有名です。

箱根の山に囲まれた緑豊かな敷地内には約120点もの作品が常設展示されており、お気に入りの作品をじっくり楽しむことができます。「20世紀最大の画家」と呼ばれるパブロ・ピカソのコレクション319点を展示するピカソ館もありますよ。

また、神奈川県産の食材を使ったレストランやカフェ、天然温泉の足湯や箱根土産が買えるショップなど、一日中いても飽きない充実ぶりも魅力。幸せをよぶシンフォニー彫刻や目玉焼きベンチなど、写真撮影スポットもたくさんあります。

森にとけこむ美術館 ポーラ美術館

 

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ポーラ美術館は、神奈川県足柄下郡箱根町の「富士箱根伊豆国立公園」内にある美術館です。

全長約1キロメートルの遊歩道にはいくつもの彫刻作品が展示されており、樹木や野鳥のさえずりを聞きながらアートに触れることが可能。自然やアートを身近に感じられる空間として、多くの人に親しまれています。

そんなポーラ美術館のもうひとつの特徴は、建物の地下にも展示室があること。地下1階、地下2階には絵画など約1万点の作品が展示されており、落ち着いてアートを楽しめます。

また、地上1階には小塚山の美しい景観が望めるレストランもあり、画家が好んだメニューやゆかりの地の名産品をいただけます。

モエレ沼公園

 

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モエレ沼公園は、北海道札幌市にある総合公園です。

世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけており、「全体をひとつの彫刻作品とする」がコンセプト。広大な敷地には、幾何学形態を利用した山や遊具、噴水がいくつも展示されています。

なかでもモエレ沼公園を象徴するモニュメント「ガラスのピラミッド」は圧倒的な存在感があり、まるで外の景色と一体化したような感覚を味わうことができるでしょう。中はレストランやギャラリー、アートショップなどが入っていて、センスの良いお土産も揃います。

なお、春から秋はレンタサイクルが利用できるので、モエレ沼公園の広大な敷地内もスムーズに移動可能。どこまでも続く美しい景色を一望すれば、日頃の疲れも吹き飛びます。

美術館以外でも!期間限定の野外アートイベント4つ

常設の美術館以外にも、屋外アートを楽しめる場所はたくさんあります。しかし、野外アートイベントは期間限定のものが多く、数年に一度の周期で開催されるものも少なくありません。ここからは、今秋2022年に開催予定のアートイベントを4つ紹介します。

越後妻有 大地の芸術祭

「大地の芸術祭」は世界最大級の国際芸術祭。

舞台は日本有数の豪雪地、新潟県・越後妻有地域で、十日町、中里、松代、川西、松之山、津南の 6つのエリアに、約200点ものアート作品が展示されます。自然を活用した野外彫刻や廃校・空き家、トンネルなどを使用した作品にはどこかノスタルジーな雰囲気があり、古き良き文化の魅力を十分に感じられるでしょう。

廃校や古民家での食事・宿泊も可能なので、一風変わったユニークな体験がしたい方にもおすすめです。

開催期間:4月29日(金祝)から11月13日(日)まで

瀬戸内国際芸術祭

瀬戸内国際芸術祭は、3年おきに開催される日本最大規模の国際芸術祭です。2022年のテーマは「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい」というもので、アートを通して島の活性化を図ります。

会場は「ベネッセハウス ミュージアム」や「地中美術館」がある香川県の直島をはじめ、豊島、女木島(めぎじま)など14か所で、世界各地の芸術家が制作したアート作品が島の各所に展示されます。

穏やかな瀬戸内海の景色とアートに触れて、身も心もリフレッシュしましょう。

春:2022年4月14日(木)~5月18日(水)
夏:2022年8月5日(金)~9月4日(日) 開催中
秋:2022年9月29日(木)~11月6日(日) 開催中

道後オンセナート

 

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道後オンセナートは、愛媛県の道後温泉が舞台の芸術祭。2022年は「いきるよろこび」をテーマに、過去最多である約30組のアーティストが参加します。

アート作品は道後温泉や周辺に常設展示され、観光しながら自由に鑑賞可能。道後のまちを一冊の詩集に見立てた展示「マチコトバ」では、それぞれが思いを込めた言葉が、鏡面や建物壁面、駐車場などに展示されるなど、ことばもアートとして楽しむことができます。

昼夜で異なる雰囲気を表現するアートもあり、道後の魅力を丸ごと味わえるのも、道後オンセナートの魅力です。

開催期間:2022年4月28日(木)- 2023年2月26日(日)

UBEビエンナーレ

 

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UBEビエンナーレは、60年の歴史をもつ野外彫刻の公募展です。

会場は山口県宇部市のときわ公園内にあるUBEビエンナーレ彫刻の丘。豊かな緑と広大な湖に囲まれた敷地内には、実物を展示する15点を含む40作品が展示され、ときわ公園を華やかに彩ります。

また、ときわ公園はその他の施設も充実しており、珍しい植物に出会える植物館やサルが多めの動物園、おしゃれなグルメスポットも揃っています。アートはもちろん、ほかの施設も堪能したい!という方は、ぜひときわ公園に出かけてみてくださいね。

開催期間:2022年10月02日(日) ~11月27日(日)

おすすめの美術館で屋外アートを楽しもう

芸術と自然が美しく融合する、屋外アート。風の音や草の匂い、鳥の声など、四季折々の変化を五感で楽しむことができるのは、屋外アートならではの魅力です。

今年の秋はぜひ屋外美術館に足を運んで、「ここでしか味わえない」特別な体験をしてみてはいかがでしょうか?