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May 18, 2022

一度は行ってみたい!おすすめの美術館~関東編~

横須賀美術館外観

美術館と聞くと、なんだか敷居が高くて難しそうというイメージの方が多いのではないでしょうか。そんなアートに疎遠の方でも楽しめる魅力的な美術館が国内にたくさんあります。美術館はアートだけでなく建物や美術館そのものの雰囲気やミュージアムショップまで楽しめるのも醍醐味。ひとりでじっくり鑑賞するのもよし、デート場所にするのもよし。一度は行ってみたい美術館の中でも、今回は都内〜関東圏内で人気の美術館をご紹介します。あなたの気に入る美術館がきっと見つかるはずです。

都内でおすすめの美術館7選

都内で気軽に行ける美術館のご紹介をします。
週末のおでかけにいかがでしょうか。

幅広い企画展を楽しめる 東京都美術館

東京都美術館外観

 

美術館には常設展(常に同じ作品が展示されている展示場)と企画展(期間ごとに企画がされている展示会)があるのですが、上野にある東京都美術館は企画展がメインの美術館です。
世界中からさまざまな名作を集めて、企画展を行っているので、何度行っても毎回違った楽しみを味わうことができます。
「アートへの入り口」というコンセプト通り、初心者の人がさまざまなアートにふれることができる美術館です。

 

世界文化遺産としても有名 国立西洋美術館

国立西洋美術館外観

 

現代的な見た目の美術館ですが、実は昭和に建てられた歴史建築で、建物自体が重要文化財に指定されています。
2022年4月にリニューアルオープンをしたところなので、一度行ったことがある人にも行ってみて欲しい美術館です。
国立西洋美術館は名前の通り、西洋の美術作品を専門とする美術館で、中世末期から20世紀初頭にかけて西洋絵画と、ロダンを中心とするフランス季題彫刻を本館、新館、前庭に展示しています。

 

「森の中の美術館」がコンセプト 国立新美術館

国立新美術館外観

 

乃木坂にある美術館で、近代的で、とても美しい建物が特徴です。
この美術館では、常設展ではなく、多彩な企画展を行っています。
美術館の正面の波をうったようなガラス張りの壁は、時間によって美術館の雰囲気も変えてくれます。
夕方ごろの夕日が差し込む時間帯や、日が沈みライトアップされる時間帯は、インスタ映えする写真も撮ることができます。

 

六本木ヒルズで現代アートが楽しめる 森美術館

森ビル内にある森美術館

 

森美術館は企画展が中心で、ジャンルにこだわらずに様々な展示会が行われています。
六本木ヒルズ森タワーの52、53階にある美術館で、展望台から東京の街並みも一望できるため、デートコースとしてもぴったりです。
また屋外での鑑賞はないので、雨の日のお出かけコースにもおすすめです。
館内には、託児所も設置されているため、お子さんを預けてアートを楽しめるというのも森美術館ならではです。

 

洗練された日本庭園が魅力的 根津美術館

根津美術館入口

 

東京南青山にある根津美術館は、実業家である根津嘉一郎氏が生前に集めたコレクションが展示されています。
国宝や重要文化財も含めて7000点以上の美術品があり、芸術的な茶道具がコレクションされているのも特徴です。
日本の文化に触れられる博物館のような美術館でもあるため、他の美術館とは一味もふた味もちがった楽しみ方ができます。

 

コンテンポラリーアートに触れる 東京都現代美術館

東京都現代美術館外観

 

2019年にリニューアルされた美術館です。
コンテンポラリーアートを専門に扱う美術館として有名ですが、コンテンポラリーとは「現代アート」という意味です。
現代アートの定義は明確にされていないため、20世紀初頭あたりから生まれた作品を指していることが多いです。
これまでの美術や芸術における固定概念に囚われない作品を総称してコンテンポラリーアートと呼ばれています。
従来の固定概念に囚われないため、作品背景などを見ながら鑑賞することで、おもしろい発見があるかもしれません。

 

建築模型も見れる WHAT MUSEUM

 

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倉庫を開放し、普段みられないアートを覗き見できるというコンセプトの美術館。
もともとは倉庫会社がつくった美術館というのが、面白いですよね。
多様な芸術文化を、倉庫会社ならではの切り口で展示されており、建築家や設計事務所の建築模型なども見ることができます。
従来の美術館のイメージを覆す、穴場的な美術館ともいえるでしょう。

 

都内近郊でおすすめの美術館

東京周辺で楽しめる地方の美術館のご紹介です。アクセスの便利さは都内に劣りますが、その分広い敷地の中で自然と調和した芸術を楽しむことができるのが魅力です。

東京湾を一望できる 横須賀美術館

横須賀美術館外観

 

横須賀市の市制100周年を記念して開館した美術館で、絶景美術館ランキングでは5位になりました。
屋上公園から見える東京湾は絶景のため、その景色を見たくて来館する人もいるそうです。
横須賀美術館は、海と森、自然と一体する美術館がテーマなのですが、館内でも常に自然が感じられるよう、天井や壁面に大小の丸穴が開けられ、開放的な自然が感じられるようになっています。
山と海のどちらからも自由に出入りでき、自然と歴史と美術のつながりを感じながら、アートを鑑賞することができます。

 

国内初の野外体験型 箱根彫刻の森美術館

箱根彫刻の森美術館のステンドグラス作品「幸せをよぶシンフォニー彫刻」

 

自然と芸術の調和がテーマの野外美術館です。
7万平方メートルの敷地の至るところに、野外展示物が多く配置されています。
屋外の展示物のため、大型の作品もたくさんあり迫力も満点です。
高さ18m、内径8mの塔は、フランスの芸術家ガブリエル・ロワールの作品です。
中央のらせん階段を取り囲むステンドグラスに、自然光が差し込むと、まさに幻想的な風景を見ることができ、階建上の展望台では箱根の山を一望できます。
美術作品と自然のおもしろさを体験できる日本一の場所と言っても過言ではありません。

 

建物と絵画の両方を楽しめる ホキ美術館

ホキ美術館外観

 

世界初の写実専門の美術館がホキ美術館です。
パッと見るとまるで写真にしか見えない絵画ですが、実は「絵」という名作が揃っています。
「これ、絵なの!?」という感動を味わえる美術館です。
さらに、ホキ美術館に展示されている絵画は、有名・無名に関わらず、ほぼ健在の画家たちなので、画家の進化や変化、心の変化なども感じられるのも醍醐味です。
ひとりの画家の、過去から未来にかけて追いかけるのも楽しそうですよね。
建物自体もモダンな作りになっており、注目を集めています。

 

美術館を楽しむコツ

美術館で鑑賞している女性

 

美術館に行ってみたいけど、よく分からないという方に向けて、初心者でも楽しめるコツをご紹介します。

気になった作品だけじっくり観る

「すべてを見なくては」と思うと、それだけでも気負いしますよね。
美術鑑賞にルールはなく、自分が楽しむためのものなので、あなたがいいと思った作品をじっくり鑑賞するといいでしょう。

下調べしてもしなくてもOK

アートに関する知識をたくさんもっている人をみると、ちょっと焦ってしまいますよね。
「変なことを言ってはいけない」と思っている人もいるのではないでしょうか。
そう思うと、アートはおもしろくなくなってしまうため、見て感じることを楽しむといいでしょう。
気になった作品があれば、その場で調べてみると、「このような背景があった作品だったのか」と面白い発見があるものです。
気軽な気持ちで、アートを楽しんでくださいね。

​​ミュージアムショップでグッズ探し

ミュージアムには、さまざまなグッズも売っているので、オシャレなグッズやかわいいグッズを探してみるのもいいでしょう。
絵画鑑賞と思うと難しく感じますが、「オシャレなグッズ探し」と思うとワクワクしますよね。
アートが好きになるきっかけって、意外とこのような身近なことがきっかけだったりします。

アートに触れて心を豊かに

東京近郊にある、一度は行ってみたい美術館をご紹介しました。
アートに触れていると、さまざまな作家の生き方や考え方に触れることができ、自分の感性が広がっていく感じを体感できます。
休日にゆっくり美術館を訪れて、非日常な空間に触れてみるのはどうでしょうか。