ハイドロカルチャーは水耕栽培の一種。ハイドロカルチャーの植え込み材には、ハイドロボールやジェルポリマーなどがあります。その中でも今回はゼオライトをピックアップ。ゼオライトには色がついたものもあり、ガラス容器に入れるときれいですよ。
この記事では、ゼオライトについて紹介。使い方や向いている観葉植物も解説します。
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ゼオライトって?
ゼオライトは、天然鉱物のひとつで、沸石とも呼ばれています。ゼオライトにはいくつか種類がありますが、代表的なのは火山の噴火によって出てきた「天然ゼオライト」。一般に流通しており、100均などで購入できるものは、その構造を真似して製造された「人工ゼオライト」です。園芸では、ゼオライトは培養土の土壌改善をするための調整用土に分類される資材です。
ゼオライトの効果
園芸の資材としてゼオライトを使用するには理由があります。ここではゼオライトの効果について紹介します。
・脱臭効果
ゼオライトは土がもつ独特のにおいを軽減させ、空気中の嫌な匂いを軽減する効果が期待できます。
・保肥効果
ゼオライトの細かな穴は栄養素をためやすく、結果的に肥料効果が長く効率よく続きます。
・水質を浄化
多孔質は匂いの原因物質のほか水質も浄化し、植物の成長促進効果や根腐れ防止効果が期待できます。
・土を除湿
鉢植えの表面にゼオライトをまくことで、土の過剰な湿気が改善されます。
ゼオライトを利用することで、植物を楽しめるだけでなく、脱臭効果の恩恵も受けられますね。
ゼオライトはどう使う?
ゼオライトはハイドロカルチャーの資材として使用できるほか、花瓶に入れることで水質を浄化し、切り花が長持ちします。また、鉢植えにも使うことができます。植物は水をたくさん与えてしまうと、根腐れしてしまうため、鉢植えの土の表面や、鉢の底にゼオライト敷くことで根まで空気が届き、根腐れを予防できます。
ゼオライトはダイソーで購入できる
ダイソーで購入できるゼオライトには、根腐れ防止ゼオライトとカラーゼオライトがあります。
根腐れ防止ゼオライトは土に混ぜて使い、カラーゼオライトはガラス容器などに入れてハイドロカルチャーの資材などに。今回はカラーゼオライトを紹介しています。
ゼオライトでハイドロカルチャーに挑戦しよう
ハイドロカルチャーは土を使わないで植物を楽しめる水耕栽培のこと。土の匂いが苦手、虫が嫌いという人でもお部屋の中で気軽に植物を育てることができます。
【ゼオライトを使ったハイドロカルチャーのやり方】
- 容器の4分の1くらいまでカラーゼオライトを入れる
- 植物を入れ、根のあたり中心に少しずつカラーゼオライトを入れて植物を固定していく
- 容器の半分くらいの水を入れれば出来上がり
水やりの頻度は土で育てるよりも少なくすみますが、常にゼオライトが保水している状態を保ってください。
ゼオライトにおすすめの植物は?
ハイドロカルチャーは容器に水が溜った状態なので、日光に当て過ぎるとコケが生えたり、水温が上昇することによる根腐れを引き起こしたりすることも。そのため日光の少ない環境でも育つことのできる耐陰性に優れた植物がおすすめです。
ハイドロカルチャー向けの植物には、
・パキラ
・ガジュマル
・テーブルヤシ
・オリヅルラン
などがあります。いずれもダイソーでも購入できる植物なので100均で揃えてみては?
ハイドロカルチャーでお部屋を癒しの空間に!
「部屋にグリーンを置きたいけど、植物を育てたことがない」そんな植物初心者でも土を扱わず、水やりの手間も少ないハイドロカルチャーなら比較的気軽に挑戦できます。植物は、目の疲労を軽減してくれるほか、ストレス軽減やリラックスなど心理的効果をもたらすといわれています。ハイドロカルチャーに挑戦して、お部屋を癒しの空間にしましょう。
<商品情報・リンク>
カラーゼオライト(大粒、90g) 110円(税込) |
https://jp.daisonet.com/products/4512698303562?pr_prod_strat=e5_desc&pr_rec_id=bb5ed1ffd&pr_rec_pid=7520225329325&pr_ref_pid=7460844798125&pr_seq=uniform |