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Feb 19, 2024

ひな祭りに向けてつるし雛を手作りしよう!おすすめモチーフと作り方を紹介♪

小さい女の子がいる家庭では、3月3日のひな祭りに雛人形を飾るのが日本の伝統的な文化です。大きな雛人形を設置する場所がない、お部屋のインテリアと合わないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。設置場所や収納場所に困らず、どんな家庭にもなじみやすいのが、つるし雛です。本記事では、つるし雛とは何なのか、どんな種類があるのか、そしてハンドメイドのつるし雛の作り方を紹介します。今年のひな祭りは可愛いつるし雛を飾ってお祝いしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

つるし雛とは

 

つるし雛は、吊るして飾れるようにした小さい人形のことです。つるし雛が生まれたのは江戸時代といわれています。一般的な雛人形と同様に、女の子の幸せを願い、出産祝いや赤ちゃんの厄除として飾るようになりました。当時の雛人形は、お雛様とお内裏様だけでなく大きなひな壇に多数の人形を飾るタイプが一般的でしたが、つるし雛なら、大きなスペースがなくても自宅のちょっとした場所に飾ることが可能です。また、つるし雛はメリーのように揺れる様子が可愛く、小さなモチーフが連なる様子が写真映えします。現代の一般的な家庭でも、つるし雛はインテリアにマッチしてくれるでしょう。

つるし雛の種類

 

つるし雛といっても、さまざまな種類があります。その名のとおり吊るすタイプから、置くタイプ、台座付きのタイプなどがあります。それぞれの特徴をチェックして、自宅に設置するのにちょうどいいつるし雛を考えてみてくださいね。

吊るすタイプ

吊るすタイプは、小さい人形を天井から吊るすのが一般的です。また、飾り台にひっかけて吊るすタイプもあります。吊るすタイプは下から見上げることで、小さい人形がゆらゆら揺れる鮮やかで可愛い世界観を満喫することが可能です。つるし雛の数が多ければ多いほど鮮やかな色合いを楽しめますが、コンパクトなものでもインテリアのアクセントになってくれますよ。

台座付きのタイプ

台座付きのタイプは、台座に棒がついており、その棒につるし雛がぶら下がっています。吊るす場所を選ばず好きな場所に設置できるので、設置場所の選択肢が広がります。賃貸に住んでいて壁や天井に穴を開けられない家庭でも、台座付きのタイプなら気軽につるし雛を取り入れられるでしょう。テーブルに置ける程度の小さいタイプもあるので、飾りたい場所に合わせてちょうどいいサイズを選びましょう。

床置きタイプ

床置きタイプは、門のようになっており、開くことでバランスが取れて床に置けるタイプです。台座付きのタイプより大きさがあるので、より大きなインパクトを与えられます。
つるし雛は色鮮やかでカラフルなものが多いので、大きい床置きタイプはシンプルなお部屋にもよく映えるでしょう。大きさはあるものの設置に必要な面積は小さいので、設置場所に困っている方でも取り入れやすいです。

何を吊るす?つるし雛に使われるモチーフの由来

 

つるし雛の人形にはさまざまなモチーフがあり、それぞれに由来があります。どのような願いが込められているのかをチェックして、つるし雛選びやハンドメイドに役立ててみてくださいね。

まだ冬の寒さが残る時期に咲くのが梅の特徴です。転じて、寒く厳しいなかでも強くたくましく生きてほしいという願いが込められています。梅は赤やピンクで華やかな印象を与え、形も可愛いので、つるし飾りの定番にもなっています。

まり

まりは、丸々と健康的に育ってほしい、心豊かに過ごしてほしいという願いが込められています。心身の健康を願うアイテムとしてまりが取り入れられることが多いですが、見た目も可愛いのが特徴です。カラフルなまりの飾りは、つるし雛のアクセントになってくれるでしょう。

犬は一度に多くの子どもを産むことから、子宝や安産を祈る意味が込められています。雛人形は女の子の健やかな成長を祈るものです。出産は昔から多くの危険を伴うものだったため、女の子が小さいころからこのように出産時の健康も願うのが一般的でした。

ちょう

ちょうの飾りは、美しくきれいに成長してほしいという願いが込められています。色鮮やかなちょうは見ているだけでも気持ちを華やかにしてくれます。アクセントにもなるため、つるし雛にはよく取り入れられるモチーフです。

おくるみ人形

おくるみ人形は、布で人形をくるんだものです。赤ちゃんの健康や成長、幸せを願って作られるもので、現代でも出産祝いとして贈られることもあります。おくるみ人形はころんとしたかわいらしいフォルムが特徴で、つるし雛にもよく合います。

その他

そのほかにも、おめでたい印象を与える羽子板や鯛、動物モチーフが可愛いうぐいすやひよこ、とんぼなどの飾りもあります。菊、桜、花菖蒲などの植物、太鼓、小槌、草履なども人気です。つるし雛はバリエーションが豊富で、家庭や子どもに合わせてさまざまなモチーフを組み合わせることが可能です。

ちりめん細工で作るつるし雛のパーツの作り方

 

つるし雛はちりめん細工で作られているものが多いです。ちりめん細工は江戸時代に生まれた伝統工芸で、細かいシワのあるやわらかいちりめん布を使った人形や小物などが有名です。優しい風合いがあり、女の子のお祝いの日に飾るつるし雛とも相性がいいです。初心者でも扱いやすい布なので、つるし雛を手作りしてみたい方にもおすすめです。簡単に作れるちりめん細工のつるし雛のパーツを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【ちりめん細工】梅の花の作り方

つるし雛の定番、梅の花モチーフの作り方です。

 

<材料>
型紙
ちりめん布
綿
針・糸

 

<作り方>
1.型紙に直径8センチ程度の円を描き、切り抜る
2.五等分に印をつける
3.ちりめん布を型紙通りに切り取る
4.端から5ミリ程度の箇所を一周縫う
5.布を寄せていく
6.綿を詰める
7.しっかり縫い留めて円球状にする
8.五等分の印に合わせて一回ずつ縫っていく

梅の形にする際、しっかり引っ張って形を整えるのがポイントです。最後に真ん中に金のパーツなどをつけると、より華やかな印象になりますよ。

【ちりめん細工】手毬の作り方

つるし雛を華やかな印象にしてくれる、手毬の作り方です。

 

<材料>
スチロール球
ちりめん布(2.5cm×6.5cm)6枚
金のひも

 

<作り方>
1.六等分に印をつけていく
2.ボールに切り込みを入れる
3.ちりめん布を合わせ、切り込みに挟み込む
4.余ったちりめん布を切り取る
5.金のひもで布が切り替わる部分をカバーする

 

ちりめん布や糸の色、柄を変えるだけでさまざまな印象の手毬ができます。基本の作り方を覚えれば簡単にたくさん作れるので、早速チャレンジしてみましょう。

【ちりめん細工】蝶の作り方

つるし雛に可愛い蝶を取り入れて、豪華さをアップさせましょう。

 

<材料>
ちりめん布(3cm×3cm)4枚
ちりめん布(2.5cm×2.5cm)2枚
フェルト4cm×4cm
ボンド
ペップ

 

<作り方>
1.ペップで蝶の触覚部分を作る
2.ちりめん布で二重丸つまみを作り、上の羽根部分を作る
3.先端部分をカットし、形を整える
4.丸つまみで下の羽根部分を作る
5.フェルトに上の羽根を貼り付ける
6.下羽根部分も同様に土台に貼り付ける
7.乾いたらフェルトの余った部分をカットし、形を整える
8.ペップで作った触覚を貼り付ける

 

触覚部分にビーズなどを取り付けると、より華やかな印象になります。細かい作業が多いので、ピンセットを使うと上手に作ることが可能です。

【ちりめん細工】うさぎの雛人形の作り方

うざぎの可愛いお雛様とお内裏様を作って、つるし雛をより愛らしい印象に仕上げましょう。

 

<材料>

ちりめん布
スチボール
両面テープ
ボンド
ビーズ

 

<作り方>

1.長方形にカットした布の中央に両面テープを貼り付ける
2.テープを包むように折りたたんで、両端を丸くカットする
3.筒状に丸める
4.スチボールにボンドをつけてちりめん布を貼り付ける
5.耳部分を丸つまみで作る
6.目のパーツにボンドをつけて取り付ける
7.耳を貼り付ける
8.柄ちりめんで作った着物の土台に頭のパーツを乗せる

 

百均で王冠などの装飾パーツを百均などで購入しておくと、さらに可愛くなります。丸つまみの作り方を覚えるとこのような華やかなアレンジがしやすくなるので、この機会にチャレンジしてみましょう。

画用紙やフェルトでも!キットもおすすめ

ちりめん布を使わなくても、画用紙、フェルトなどでつるし雛を作ることは可能です。自宅にあるもので代用できるので、余った画用紙やフェルト、歯切れなどがある方はぜひ活用してみてください。ちりめん布などは100円均一でも購入できますが、本格的なつるし雛を作りたい、何から揃えればいいかわからない方には、キットもおすすめです。キットにはつるし雛を作るのに必要な材料がすべて入っており、届いてすぐにハンドメイトにチャレンジできます。

つるし雛はどこに飾る?おしゃれなディスプレイ例

 

つるし雛を作ったら、どこに飾るか考えてみましょう。おしゃれなディスプレイ例を紹介します。

訪れる人を迎える玄関に

 

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玄関のスペースに飾れば、訪れる人をほっこり優しい気持ちにしてくれるでしょう。毎日帰ってくるのが楽しみになるような、可愛い玄関になりますよ。梅の花などと一緒に飾って、端午の節句をお祝いしましょう。

リビングを華やかに

 

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家族が集まるリビングに飾れば、華やかで明るい印象にしてくれます。食事や一息つくときに目に留まる場所に飾り、お祝いムードを盛り上げてくださいね。リビングが小さくて雛人形を飾る場所がない、インテリアの邪魔をしたくない場合にも、つるし雛ならアクセント程度にとどまってくれます。

手作りのつるし雛で桃の節句をお祝いしよう

 

桃の節句、ひな祭りの飾りにおすすめのつるし雛を紹介しました。つるし雛は市販のものもありますが、100円均一で材料を揃えて手作りすることも可能です。キットを使って、一から手作りにチャレンジしてみることもおすすめです。ハンドメイド例の動画や写真は多数アップされているので、自宅に合いそうな飾りを探してみてくださいね。