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May 28, 2024

蚊取り線香を手作りしてみよう|基本の作り方とアレンジ方法

蚊取り線香

昔から夏に困る虫の代表である蚊の対策として、蚊取り線香が使われてきました。しかし、独特の香りがあり苦手という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、蚊取り線香を手作りし、自分好みの香りを付けてみませんか。この記事では、蚊取り線香を手作りする方法を紹介します。お好みの香りの蚊取り線香を作って、夏を快適に過ごせるようにしましょう。子供の夏休みの研究として作ってみるのもおすすめです。

蚊取り線香とお香の違いは?

蚊取り線香

 

蚊取り線香は線香が燃える時の熱を利用して、ピレスロイドという成分を煙と一緒に拡散し、蚊を駆除します。お香には蚊を寄せ付けない成分であるピレスロイドが含まれていません。お香は良い香りを出す成分が材料となっていて、殺虫や防虫の効果がありませんので、代用はできません。

手作り蚊取り線香の材料と道具

円錐型蚊取り線香

 

蚊取り線香を手作りすることで、好みの香りの蚊取り線香を作ることができます。主な材料と使用する道具を紹介します。

主な材料

主な材料は2つで、お好みで香りづけできる材料を加えてください。

除虫菊パウダー

1つ目は、除虫菊パウダーです。除虫菊はキク科の多年生植物で、ピレトリンという除虫効果のある成分を含んでいます。人やペットへの安全性が高く、散布後は光や熱によって自然に分解されるため、環境にも優しい素材です。

 

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椨粉(たぶこ)

2つ目は、椨粉(たぶこ)です。椨粉はタブノキという樹木の樹皮や葉を製粉したもので、無香で粘着性が高く、線香の粘結剤として古くから利用されています。椨粉は主原料がとうもろこしでんぷんなどからできている工作のりでも代用できます。

 

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好みの乾燥ハーブ

香りづけに乾燥ハーブを入れるのもおすすめです。若返りのハーブとも呼ばれる「ローズマリー」や邪気を払い神聖な空間を作れるといわれている「ホワイトセージ」などがあります。そのほか、みかんの皮やよもぎを使うことができますが、しっかりと乾燥させてから使用しましょう。

アロマオイル

香りづけにはアロマオイルも使えます。爽やかなレモングラスやリラックス効果のあるサンダルウッドなどがおすすめです。

使用する道具

使用する道具は主に2つです。道具は100均やホームセンターでそろえることができます。

乳鉢と乳棒

1つ目は乳鉢と乳棒です。2つ以上の材料をすりつぶしながら混ぜるのに適しています。用意ができなければボウルとスプーンなどでも代用可能です。

 

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コーン型

2つ目はコーン型です。シンプルで作りやすい蚊取り線香を固める時に必要です。クリアファイルなどを丸く切り、丸めてセロテープで止めて自作することもできます。できるだけ細い型を作った方が、乾燥や燃焼がしやすくなります。

 

手作り蚊取り線香の基本的な作り方

すり鉢で材料を混ぜる

 

蚊取り線香を手作りする基本的な方法を紹介します。

蚊取り線香の作り方手順①除虫菊パウダーと椨粉(たぶこ)を1:1で混ぜる

まずは除虫菊パウダーと椨粉の重さが1:1になるように乳鉢に入れます。乳棒で均一になるように混ぜます。

蚊取り線香の作り方手順②好みでハーブの粉末やアロマオイルを入れる

香りづけの材料を入れる場合は、このタイミングで一緒に混ぜます。乾燥が足りないときれいに粉砕ができないので、電子レンジで30秒ほど加熱して水分を飛ばしてから混ぜるといいでしょう。

蚊取り線香の作り方手順③水を入れて練る

材料が混ざったら水を入れて練ります。除虫菊パウダーと椨粉を各10gずつ入れた時に水25ml程度が目安です。柔らかすぎると固まりにくくなるので、少しずつ水を入れて形を整えやすいくらいの硬さにしましょう。

蚊取り線香の作り方手順④型に入れて成形する

蚊取り線香の形にまとめます。型には先端まで隙間ができないように詰めましょう。棒状の蚊取り線香を作る場合は、細長く伸ばしたり、竹串の周りに巻き付けたりして成型することができます。

蚊取り線香の作り方手順⑤乾燥すれば完成

キッチンペーパーなどの上に置き、風通しのよい場所で1日以上放置し乾燥させて完成です。完成した蚊取り線香は直射日光が当たる場所や湿気が多い場所を避けて保管し、香りが薄れる前に早めに使用してください。

手作り蚊取り線香の形状やデザインを変えてアレンジ

手作り蚊取り線香は形状やデザインを変えれば、さらにオリジナリティがあるものが作れます。

スティック型

スティック型蚊取り線香

 

スティック型はお線香としてもよく使われている形です。燃焼する面積が一定なので、香りも均一に広がります。細く長く香りや効果を感じられますが、折ったり複数本まとめて燃やしたりすることで調整可能です。

円錐型

円錐型蚊取り線香

 

円錐型は手作りする時に作りやすい形です。円錐の先端部分に火をつけ、燃焼が進むにつれて燃える面積が大きくなります。短時間で香りや効果を広げたい時におすすめです。

渦巻型

渦巻型蚊取り線香

 

渦巻き型は市販の蚊取り線香でよく使われている形です。渦を巻いて長いため、長時間広い部屋に香りや効果を広げることができます。折ったりクリップで止めたりすることで、途中で消すことも可能です。

蚊取り線香を手作りしてみよう

手作り蚊取り線香

 

市販で購入するイメージの強い蚊取り線香ですが、材料さえ集めれば簡単に手作りすることができます。お好みの香りや形に仕上げて、快適に夏を過ごすアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。粘度感覚で蚊取り線香を作ることができるので、子供と一緒に作るのもおすすめです。ぜひお気に入りの蚊取り線香を手作りしてみてください。