facebook twitter instagram

Sep 25, 2024

女性に嬉しい効能のスパイス紹介とおすすめの取り入れ方|試す価値あり!

白いスプーンに入った様々なスパイス

「スパイスは料理の味付けだけに使うもの」と思っていませんか?実は、スパイスには心身の健康や美容をサポートしてくれる作用があり、料理以外にも活用できます。

この記事では、スパイスの基本的な知識からおすすめのスパイスの効果、具体的な取り入れ方を紹介します。ぜひ自分に合ったスパイスを見つけて、毎日をより気持ちよく過ごしましょう。

スパイスとは

白いスプーンや透明の瓶に入った様々なスパイス

 

スパイスとは、植物の種子や茎、樹皮、葉、根などを乾燥させ、粉末状にした調味料のことです。スパイスの歴史はとても古く、紀元前3000年頃には、調味料をはじめ、食材を保存する防腐剤として使用されていたといわれています。

主な目的は「香りづけ・色づけ・辛味足し」

スパイスの主な目的は、食材の香りづけや色づけ、辛み足しなどです。一般的に使用される種類は国によってさまざまですが、どれも異国情緒あふれる独特な風味があり、少し加えるだけで料理にアクセントをつけることができます。

また、スパイスには微生物の繁殖を抑えたり、食材の酸化を遅らせたりする作用もあります。食品添加物では、スパイスから辛味成分や酸化防止成分を抽出したものもあり、数多くのスパイスが使用されています。

種類によってさまざまな効果が期待できる

スパイスは「天然の薬」とも呼ばれており、健康維持やアンチエイジングにも活用できます。たとえば、カレー粉の原料に欠かせないターメリックには抗酸化作用や美肌効果が期待できるほか、肝機能を高めるのに役立つといわれています。

薬のように100%効果が保証されているわけではありませんが、スパイスを適量摂ることは、健康に良い影響が期待できます。スパイスによって期待できる効果はさまざまなので、ぜひ自分に合ったものを見つけてみましょう。

スパイスの摂りすぎはリスクがあるので避けて

体に良いとはいえ、スパイスの過剰摂取は禁物です。心身の健康維持に役立つスパイスですが、摂りすぎはかえって体に悪影響を及ぼす可能性があります。たとえば、刺激成分を多く含むスパイスを摂りすぎると、腹痛や下痢、嘔吐などの胃腸トラブルや消化不良等が起きやすくなります。

また、特定のスパイスにアレルギーがあった場合、過剰に摂取することで皮膚のかゆみや腫れ、呼吸器症状などが強く現れることもあるでしょう。スパイスを摂るときは適量を心がけ、摂りすぎないよう注意しましょう。

女性におすすめ!抗酸化作用が高いスパイス5選

スパイスにはさまざまな効果が期待できますが、中でも抗酸化作用の高さは女性にとって見逃せないポイントですよね。日々、体内で作られる活性酸素は、シミやシワ、たるみなどの原因になるため、少しでも減らしたいと思う人は多いはず。ここでは、スパイスの中でも特に高い抗酸化作用を持つスパイスを5つ紹介します。

クローブ

クローブ 白い背景 スパイス

 

クローブは、常緑樹であるチョウジノキの花のつぼみを乾燥したスパイスです。主にカレー粉やチャイなどのスパイスとして使われ、甘くてスパイシーな香りが特徴。その刺激的な香りと辛味から、肉の臭み消しをはじめ、防腐剤としても活用されています。

比較的刺激が強いため摂りすぎには注意が必要ですが、適量を守ることで、アンチエイジング効果や口腔内の健康維持、生活習慣病の予防などさまざまな効果が期待できるでしょう。

シナモン

シナモンスティック 画像 スパイス

 

シナモンは、クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたスパイスです。甘い香りが特徴で、わずかに苦味と辛味が感じられます。シナモンには抗酸化作用のほか、血行を良くする働きがあり、冷え性の人にもおすすめです。また、血糖値の上昇を抑える働きもあり、余計な脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。

オレガノ

オレガノ スパイス

 

オレガノはシソ科の多年草で、ハーブの一種です。特にイタリア料理では広く親しまれていて、トマトとの相性が抜群。強い香りとほろ苦さが特徴で、肉の臭み消しにもよく使われます。抗酸化作用のほか、高い抗菌作用や抗ウイルス作用があり、感染症の予防にも役立つのも魅力です。オリーブオイルと混ぜてハーブオイルにするなど、アレンジも豊富ですよ。

ターメリック

白い皿に入ったターメリック

 

ターメリックはショウガ科の多年草で、和名では「ウコン」と呼びます。鮮やかな黄色い色素が特徴的で、料理の色付けにも使われることが多いですね。苦味のある味わいとどこか土のような独特の香りからは、大地の養分がはっきり感じられます。作用としては、肝機能向上やデトックス効果などがあり、美容はもちろん、健康全般に良い効果が期待できるでしょう。

コリアンダー

コリアンダーの種と葉 スパイス

 

コリアンダーはセリ科の一年草で、エスニック料理などにもよく使われます。葉と種子、どちらもスパイスとして活用できますが、葉の部分は強烈な香りで独特のクセがあるため、好みがわかれる食材でもあります。

一方、種子のスパイスは「コリアンダーシード」と呼ばれ、柑橘系の爽やかな香りの中にほのかに甘みも感じられるため、風味のまとめ役として活躍します。いずれも消化や食欲を高める効果が期待できるため、夏バテ改善にもおすすめです。

ストレスが多い人へ。気持ちを落ち着けてくれるスパイス5選

仕事や家事、育児など、日々忙しくしていると、どうしてもストレスが溜まってしまいますよね。そんなときは、ぜひスパイスの効果を取り入れてみてはいかがでしょうか。リラックス効果のあるスパイスを上手に活用して、毎日ほっと一息つく時間を作りましょう。

ナツメグ

粉にされたナツメグの画像

 

ナツメグは、ニクズクの種子を乾燥させたスパイスです。甘くスパイシーな香りには心を落ち着かせ、リラックスに導く効果があるといわれていて、ストレスや疲労感の軽減効果が期待できます。

また、寝つきをよくする効果もあるため、ベッドに入ってからなかなか寝付けない…という人は、就寝前にナツメグを加えたホットミルクなどを飲んでみると良いでしょう。

シナモン

棒状シナモンと粉状シナモン スパイス

 

シナモンの持つ抗酸化作用や血行促進作用は、心身のリラックスも促してくれます。また、気持ちを落ち着かせる作用はシナモンの香り成分にもあり、気分が落ち込んだときや就寝前に嗅ぐと、気持ちが前向きになるといわれています。紅茶にシナモンをプラスした「シナモンティー」など、シナモンを使った食品はたくさんあるので、好みのものを探してみましょう。

カルダモン

白いお皿に入ったカルダモン

 

カルダモンは、ショウガ科の多年草の種子から作るスパイスです。ミントのような爽やかな香りが特徴で、ストレスを和らげる効果が期待できます。インドやスリランカでは古くから健康目的で利用されていて、消化促進や口臭予防、眠りを深くするためなどに使われてきました。クセは少ないですが、ホットミルクや紅茶など温かい飲み物に加えるとより飲みやすくなりますよ。

クミン

クミン 灰色背景

 

クミンは、セリ科の一年草の植物の種子を乾燥させたスパイスです。ほろ苦い味と独特の強い香りが特徴的で、インド料理やメキシコ料理などでよく使われます。クミンの香りにはストレス解消効果やリラックス効果があるといわれており、料理に取り入れることで心身のリフレッシュにつながります。また、消化促進や貧血予防、便秘予防などにも役立つので、生理中やダイエット中などに取り入れるのもおすすめです。

フェンネル

セリとフェンネル スパイス

 

フェンネルは、セリ科の多年草の植物の種子を乾燥させたスパイスです。甘くスパイシーな香りとやや苦味のある味が特徴で、ハーブティーとしても親しまれています。リラックス効果のほか、女性ホルモンのバランスを整える作用もあり、生理痛やPMS、更年期障害など女性特有の症状を緩和する効果も期待できます。

スパイスの魅力を引き出すおすすめの取り入れ方

スパイスの魅力を最大限に引き出すには、1度にたくさん摂取するのではなく、日々少しずつ取り入れるのがおすすめです。最後に、基本的なスパイスの活用方法を3つ紹介します。

白湯に加える

 

スパイスを手軽に摂りたいときは、コップ1杯の白湯にひとつまみのスパイスを加えるのがおすすめです。白湯にはさまざまな効果が期待できますが、スパイスを加えることで免疫力アップや消化促進、肝機能向上、血行促進、リラックス効果といった相乗効果が期待できます。15分ほどかけてゆっくり飲み、温かさがじんわり広がっていく感覚を楽しみましょう。

紅茶やハーブティーと合わせてスパイスティーにする

カルダモンの入った器と紅茶、黒砂糖

 

心身を落ち着けたいときは、紅茶やハーブティーにスパイスを加えた「スパイスティー」を楽しんで。スパイスの香りと風味が加わることで、より高いリラックス効果が期待できます。使うスパイスは、カルダモンやシナモン、フェンネルなど、気持ちを落ち着けてくれるものがおすすめです。スパイスティーは市販でも購入できるので、自分好みのものを探してみてくださいね。

料理の隠し味として使う

スパイスを使った無水カレー

 

スパイスを料理に取り入れると、食材の味が一段と引き立ちます。カレーやシチューなどの煮込み料理やグリル、ロースト、炒め物といった料理は、スパイスを入れると風味が増し、食欲をそそる一品になります。

 

マンゴーラッシーと、カルダモンとシナモンとマンゴー

 

また、カルダモンやシナモンなどのスパイスはデザートに入れるのもおすすめです。ヨーグルトやクッキー、プリンなど、お好みで合わせてみましょう。

まとめ

様々なスパイスの入った瓶とおしゃれなスパイスラック

 

スパイスは、毎日の食事に風味や彩りを加えるだけでなく、健康や美容にも嬉しい効果が期待できます。抗酸化作用の高いスパイス、気持ちを落ち着かせてくれるスパイスなど、その種類はさまざまです。ぜひ、色々なスパイスを試して、お気に入りのものを見つけてみてくださいね。

種類豊富なスパイスの魅力解説!スパイスの役割にはどのようなものがある?