夏になると、せっかくお風呂に入ったのにドライヤーで汗をかいてストレスを感じるなんてことありますよね。夏場でも正しい汗かき対策を知っていれば、お風呂上がりでも快適に過ごせるはずです。今回は、早く乾かせられる正しいドライヤー方法や汗かき対策を解説していきます。時短になる速乾アイテムも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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自然乾燥ではダメ?
夏は暑いから自然乾燥、なんて方もいるのではないでしょうか。しかし暑いからといって自然乾燥はNGです。自然乾燥は、髪の毛の表面を覆っているキューティクルを剥がれやすくさせてしまいます。キューティクルが剥がれると髪の毛の水分が流出するため、髪がパサパサになってしまうのです。
さらに濡れた髪や頭皮をそのまま放置して高温多湿な状態が続くと、菌が繁殖して臭いの原因になります。乾かしていない洗濯物と一緒で、いわゆる生乾き臭です。雑菌が繁殖するとフケやかゆみ、抜け毛など頭皮トラブルの原因になってしまいます。面倒かもしれませんが、髪の毛を洗った後のドライヤーは大切です。
速乾もヘアケアも大事にしたい|正しいドライヤー方法
では、そんな面倒なドライヤーを早く終わらせるにはどうしたらいいのでしょうか。ここからは、速乾へ導く正しいドライヤーのポイントを解説していきます。正しい方法は、早く乾かせるだけではなく次の日のスタイリングの手助けもしてくれますよ。
ポイントはタオルドライ
乾かす前のタオルドライを適当に終わらせていませんか。念入りにタオルドライをすることでその後のドライヤー時間をかなり短縮できますよ。水が滴る程度としっかり水分を吸ってからタオルドライをするのとを比べると、乾かす時間が5分変わると言われています。タオルドライの手順は下記を参考にしてみてください。
- 頭皮を優しく拭く(ごしごしではなくもみもみ)
- 髪の毛先をタオルで優しくパンパンとする
<ポイント>
・タオルで頭をぐるぐる巻きにする場合、時間が長すぎるとクセがつきやすくなるので注意(短時間ならOK)
・大きめタオルやマイクロファイバータオルだとより吸収率がUP
正しいドライヤーの手順
タオルドライ後、ドライヤーの正しい手順を紹介していきます。
- 強温風で1番乾きにくい根元から乾かす(全体の8割ほど乾かす)
- 弱温風で髪型を整える
- 冷風で仕上げる
<ポイント>
・ドライヤーの温風は同じ場所に当て続けず小刻みに揺らしたり手で髪の毛を動かしたりしながら
・ドライヤーは髪の毛から10〜15cmほど離す
冷風のみでのドライヤーは好ましくない?
結局最後冷風を使うのなら冷風のみで乾かせば暑くないのでは?と思った方もいるでしょう。結論、冷風のみのドライヤーはNGです。冷風だと温風よりも乾かすのに時間がかかり、そのぶん髪が傷んだり菌が繁殖したりしてしまうからです。さらに冷風を当て続けることで血流が悪くなり、健康な髪の毛が生えにくくなります。
暑い夏場のドライヤー|汗かき対策
ここからは、暑い夏場のドライヤーで困る汗かき問題についての対策を紹介していきます。
入浴中、お湯は体温に近い温度に
人間の体温は36〜37度をキープしようとするため、入浴やシャワーの温度がそれより高すぎると汗を出して下げようとします。そのため、入浴中やシャワーは37〜38度に設定するとお風呂上がりに汗をかきにくくなりますよ。入浴後は浴槽の壁に冷水シャワーをかけて室内温度を下げると体を拭いているときに暑くなりにくくなります。
爽快感を得ながら入浴できるクールタイプの入浴剤を追加するのもアリです。お湯自体が冷たくなるわけではありませんが、入浴後のさっぱり感が段違いになります!
広い部屋や涼しい部屋で乾かす
熱がこもりにくい広い部屋や涼しい部屋で乾かしましょう。洗面所や脱衣所で乾かす方が多いとは思いますが、狭くて密閉されているので、夏場はできるだけ避けてくださいね。どうしても脱衣所でなければいけないという方は、扇風機を使用するのがおすすめです。汗をかきにくくなるだけでなく、時短にもなりますよ。
ひんやりアイテムを活用する
暑すぎるドライヤー問題を解決してくれるひんやりグッズを活用するのも手です。首用アイスノンや冷感ボディミスト、冷感タオルなどさまざまなアイテムが展開されています。最近では、ドライヤー前に直接頭皮に塗布する頭皮ケアアイテムもあります。
ドライヤーのポイントは「時短」|時短を助ける速乾アイテム
ここからは、時短を叶えてくれるアイテムを紹介していきます。お値段的にはお手頃なものばかりなので、気になるアイテムがあれば試しに購入するのもアリですよ。
【タオルドライ】HAHONICO®︎ マイクロファイバータオル
圧倒的な給水力を誇る、美容師さんが考えた髪のためのタオルです。マイクロファイバーといえばお掃除の際に使うイメージがあることから、ギシギシするのでは?と思う方もいるはず。こちらはすべりやすいパイルカット仕上げでなめらかでふわふわな質感です。根元から水分を吸収して優しく包み込むように使いましょう。
【タオルドライ】Daiso 速乾!ヘアドライ手袋
ふわふわのマイクロファイバーの手袋です。ドライヤーを持っていない手にはめていつものように髪を乾かすだけで時短になります。手を乾燥から守ってくれるのも嬉しいポイントです。
【ドライヤー】SALONIA スピーディー イオン ドライヤー
大風量でドライ時間を30%削減してくれるというSNSで話題のドライヤーです。風が広範囲に広がるので効率的に乾かせます。マイナスイオンを含んだ風なので髪のダメージをケアしたり、ツヤをだしてくれたりします。6000円以下とコスパもよく、カラーも今っぽいおしゃれな色ばかりなのも嬉しいですね。
【ブローブラシ】Wetbrush®︎ スピードドライ
ブラシの隙間から風が通るため効率よく乾かしてくれるストレスフリーなブラシです。耐熱性が高いのでブロー時でも安心です。持ちやすく頭皮に密着できるデザインなのが特徴です。
【速乾ミスト】ヘアリエ クイックブローミスト
濡れた髪を早く乾かせるブロー用のトリートメントミストです。速乾性分が水の沸点を下げて一緒に蒸発するため、ドライヤー時間を短縮してくれます。タオルドライ後、頭皮〜髪全体内部がしっかり濡れる程度スプレーし、ブラシでよく髪になじませてからドライヤーで乾かします。キューティクルを包み込む毛髪保護系トリートメント成分と髪内部のダメージケアにきく浸透系トリートメント成分が配合されています。いつも洗い流さないトリートメントを使っているのであればアイテムを変えるだけでスピーディーに乾かせますよ。
お風呂上りも快適に
今回紹介した方法やアイテムを使って効率よく髪を乾かせば、大幅な時短ができます。せっかくキレイにしたのに汗をかいてしまって意味ないと悩んでいる方は、ぜひ今回紹介した方法を実践してみてくださいね。この機会にあなたにぴったりの方法やアイテムを見つけてください。