冬の代表的な果物・みかん。ビタミンも豊富で美味しいみかんは、つい夢中になって食べてしまいます。しかし、みかんの皮をスルッと綺麗に剥けないと思っている人もいるのではないでしょうか。今回こちらの記事では、みかんの皮を綺麗に簡単に剥くコツと、楽しんで皮を剥く面白アイデアを紹介します。
MOKUJI
みかんの皮は果頂部から剥く?ヘタから剥く?
みかんの皮を剥く方法はいろいろありますが、みかんの中心に親指を入れ、皮を放射線状に剥いていく人が多いのではないでしょうか。こちらの項目ではまず、みかんの果頂部から剥く場合と、ヘタ側から剥く場合の違いについて紹介します。
果頂部から剥く場合
果頂部(へたの反対側)から剥いた場合、みかんについている白い筋(アルベド)が残りやすくなります。しかし、アルドには食物繊維やビタミンP(ビタミンCを安定させる働きがある)を含んでいるので、健康や美容に効果が期待できます。
ヘタから剥く場合
ヘタから剥く場合、果頂部から剥いた時よりも白い筋(アルベド)が剥がれやすくなります。筋が苦手な人や、子供に剥いてあげる場合はヘタから剥くのがおすすめです。
バリエーション豊富な楽しいみかんのむき方
ここからはみかんの皮の剥き方のアイデアを紹介します。手が汚れにくく、食べやすい剥き方から、まるで工作のように楽しめる方法まで紹介しているので、ぜひ試してみてくださいね。
みかんの産地・和歌山県の「有田むき」
みかんの名産地・和歌山県では県民の半数以上が実践しているという「有田むき」(和歌山むき)を紹介します。「有田むき」という呼び名は、和歌山県有田市および有田郡地域で生産された温州みかんの一種「有田みかん」からきているとのこと。
有田むきは、果頂部に親指を差し込んでみかんを半分に割り、そこからそれぞれをさらに2等分に分ける方法です。皮を放射線状に向いていく方法よりも手が汚れにくく、ヘタ側から実を剥がしていくので筋も取れやすくなります。皮が散らかりにくいので後片付けも楽にできますよ。
農林水産省おすすめ!みかんの皮の剥き方
農林水産省おすすめのみかんの剥き方は「新しいアイデアで面白い」や、「手が汚れにくくて食べやすい」と評判です。この剥き方は、実が1列に並んでドミノのように見えるので「ドミノ剥き」とも呼ばれています。1列に並んだ見た目は可愛らしいだけでなく、1つずつ実を取りやすく食べやすいのでおすすめです。
見た目もきれいで食べやすい みかんフラワー
果頂部の周りだけを残して皮をむき、実を放射線状に広げた「みかんフラワー」は食べやすくて見た目もスッキリ。皮がバラバラにならないので後片付けも楽にできます。果頂部の周りに切り込みを入れる際に竹串や爪楊枝を使うと指が汚れにくいのでおすすめです。
クルクルりんごのように剥く S字剥き
凄くどうでもいいことだけど、私みたいに、みかんをリンゴ剥きで剥く人ってどれくらいいるんだろう… pic.twitter.com/LbFaynI1sD
— 猫かぶり (@mi2im) December 4, 2019
ヘタの部分からリンゴの皮剥きのようにクルクルとみかんの皮を剥いていく「S字剥き」。途中で途切れないように剥いていくことに集中してしまいそう!まるでアートのように細く綺麗に剥いていくなど、いろんな楽しみ方ができます。細く剥いていきたい場合は、カッターなどで切り込みを入れると綺麗に剥きやすくなりますよ。
皮で作る可愛いカタツムリみかん
テーブルの上にちょこんと乗った姿が可愛い「カタツムリみかん」は、ほっこりできる皮剥きアイデア。竹串などを使えば皮を丁寧に剥がすことができます。大きさの異なるみかんで作れば、親子カタツムリができるなど、いろんな楽しみ方ができますよ。
つい夢中になっちゃう みかんゾウさん
ガイドラインに沿って皮を剥いていけば、みかんの皮でゾウさんも作れます!鼻と耳の形にガイドラインを描き、カッターや竹串で切れ込みを入れて、鼻と耳になる皮を剥がすだけなので、小さな子供とも一緒に楽しめます。
工作気分で楽しめる みかんカメさん
プチ工作気分で作れる「みかんカメさん」は、先に紹介した「カタツムリみかん」のように大きさの違うみかんで作ると親子カメになります。また、ペンで甲羅や顔を描くのも楽しそうですね。
みかんの皮で作る可愛いキャラクター
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自由にアレンジが楽しめるみかんの皮で、あの可愛いキャラクターも作れます。顔はみかんで作り、体部分は紙粘土で作るなど、童心に帰って工作に挑戦するのも楽しそうですね。
栄養たっぷりのみかんを綺麗に美味しく食べよう
美味しくて栄養満点のみかんを簡単に楽しく食べるための剥き方のアイデアを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。SNSには「みかんアート」として、いろんな皮の剥き方が投稿されています。今回の記事も合わせて参考にし、みかんを食べる時間を楽しくほっこりするひとときにしてくださいね。