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Mar 21, 2023

【花粉症対策】夜にひどくなる?花粉症シーズンにぐっすり寝るための方法とおすすめグッズ

ベッドで伸びをする女性

今年もやってきた、花粉の季節。実は花粉症の症状は日中外に出たときよりも、寝る前や朝起きたときにひどくなりがちです。

この記事では、夜や朝に花粉症の症状が出る理由とその対策、花粉症対策におすすめのグッズを紹介します。花粉症シーズンでもぐっすり眠りたい!と思っている方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

夜や明け方に花粉症の症状が出るのはなぜ?

 

花粉症に悩む女性

 

夜や明け方に花粉症の症状が出るのには、主に3つの理由があります。花粉の舞うタイミングや症状が出るまでの時間を知って、日頃の花粉症対策に活かしましょう。

時間を置いて反応することがあるから

まず挙げられるのは、日中吸い込んだ花粉が原因で夜や明け方に症状が出ているパターンです。花粉に対するアレルギー反応には、花粉を吸いこんでからすぐに出るものと時間が経ってから現れるものとがあります。すぐに反応が出る「即時相反応」はアレルゲンを吸いこんでから数分~数十分以内に起こりますが、花粉が目や鼻の粘膜から無くなれば症状は治まります。

一方、時間を置いて症状が出る「遅発相反応」は、6~10時間程度で発現。鼻づまりや咳、息苦しさなどが現れ、粘膜に花粉がついていなくても症状は続きます。つまり、夜や明け方に花粉症の症状がひどくなるのは、日中に多くの花粉を吸いこんだ結果というわけですね。

夜間にも花粉は飛んでいるから

昼間に飛散するイメージがある花粉ですが、実は夜間も意外とたくさんの花粉が飛んでいます。室内にいるにもかかわらず夜間に花粉症の症状が出る理由は、帰宅時の人の動きや日中との温度差によって空気が対流し、地面に落ちている花粉が舞い上がるから。

花粉のピークは朝と夕方ですが、夜も多くの花粉が空中に舞っているため注意しなければいけません。「夜だから花粉が少ないだろう」と対策をせずに過ごしてしまうと、花粉症の症状が出る原因になります。

自律神経の乱れで起こる「モーニングアタック」がみられるから

朝起きたときにくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が出る「モーニングアタック」は、自律神経の乱れによって起こります。起床時はリラックスをうながす副交感神経から活動を後押しする交感神経に切り替わるタイミングであり、自律神経のバランスが一時的に乱れやすくなりがち。自律神経が乱れると鼻の粘膜が過敏になり、さまざまな鼻炎症状が現れます。

くわえて朝は、夜の間に床へ落ちた花粉を吸いこんだり、布団をたたむときに花粉が一気に舞い上がったりすることで、日中よりもひどい症状がでやすくなります。

夜や朝のつらい症状を抑える!お家でできる花粉症対策

掃除機をかける女性

 

花粉症のつらい症状を軽くするには、帰宅時や寝る前の花粉症対策が大切です。

ここでは、自宅でできる花粉症対策を5つ紹介します。すべて行うのは難しいかもしれませんが、できることから始めてみてくださいね。

家に花粉を持ち込まない対策をする

花粉症の症状を抑えるには、「花粉を寄せ付けない・吸いこまない」のが基本!花粉の飛散量が多い日はなるべく外出を控えつつ、外に出るときは必ずマスクやメガネを着用しましょう。

髪や服についた花粉を払うのは玄関の外がマストですが、手で払うと舞い上がった花粉を吸ってしまうため、ウェットティッシュや粘着クリーナーを活用してくださいね。帰宅後には手洗い・うがい・洗顔をして、体についた花粉を洗い流すことも大切です。

加湿器や空気清浄機を活用する

花粉の舞い上がりは、加湿器や空気清浄機で防ぎましょう。花粉は水分を含むと重くなり、床に落ちて舞い上がりにくくなります。空気中の水分を増やすことで粘膜が保護されるため、花粉症のつらい症状を抑える効果も期待できますよ。

寝ている間に花粉を吸いこんでしまわないように、空気清浄機はなるべく枕元に設置するのがおすすめです。

こまめに寝具を掃除する

布製品には花粉が付きやすいため、枕や布団、シーツはこまめに洗濯すること。花粉が付かないよう外干しは避け、室内干しや乾燥機をフル活用するのがベストです。

どうしても外干ししたいときは、比較的花粉の飛散量が少ない深夜か早朝を選びましょう。ベッドの下も花粉やハウスダストが溜まりやすいため、定期的に掃除機できれいにしてくださいね。

マスクをして寝る

マスクをして眠れば、布団や床に落ちた花粉を吸いこみにくくなります。寝ているときは頭の高さが低くなるため、日中活動しているときよりも花粉を吸いやすく、就寝中や寝起きの症状がひどくなりがち。睡眠時にマスクをつけることでのどや肌の乾燥を予防でき、体も冷えにくくなります。寝苦しくならないよう、マスクは通気性の良いものを選びましょう。

就寝の30分~1時間前に薬を服用する

就寝時や寝起きのつらい症状は、寝る前30分~1時間前に薬を飲むことで抑えられます。特に朝起きてすぐ現れる「モーニングアタック」は、薬の効き目を十分感じてから寝ることで効率的に抑えられるのだとか。就寝中の鼻づまりがなくなることで呼吸がしやすくなり、睡眠の質アップ・日中のアレルギー症状緩和も期待できますよ。

花粉症対策におすすめのグッズ

鼻をかむ女性

 

スギやヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど、1年中飛んでいる花粉。特に1月下旬から春にかけては多くの花粉が舞うため、花粉症の方にとってはつらいですよね。

ここからは、花粉症対策におすすめのグッズを4つご紹介します。花粉が多い時期だからこそ、普段の生活に上手く便利グッズを取り入れて花粉症の症状を和らげてあげましょう。

集塵機能が優れた空気清浄機

 

 

空気をきれいにして花粉を吸い取ってくれる空気清浄機は、花粉症対策のマストアイテム。集塵機能に優れた商品を使えば、空気中の花粉を効率的に吸引してくれます。しっかり対策するなら、寝室やリビングをはじめ、花粉が侵入しやすい玄関にも設置しましょう。

つらい鼻づまりに!マスクにおすすめのノーズミント

 

 

鼻づまりや気分転換には、ノーズミントがおすすめ。マスクに垂らしたり直接吸い込んだりと、これひとつで色々な使い方ができます。リップスティックのような見た目でコンパクトなので、持ち運びにも便利。スーッとする清涼感のある香りで、憂鬱な気分も吹き飛びますよ。

UVカットにもなる!花粉が付きにくいハット

 

 

花粉が付きにくい素材で作られたハットは、髪や頭に付着する花粉を最小限に減らせる便利アイテム。つば広のものなら顔回りもしっかりカバーしてくれるので、紫外線対策としてもおすすめです。清潔を保ちやすいように、洗えるタイプを選ぶのがベスト!

玄関に置いて花粉をキャッチ!コロコロクリーナー

 

 

玄関前で花粉を払うときに活躍するのが、コロコロクリーナー。掃除機のように排気がでないので、花粉を舞い上がらせたくないときに役立ちます。帰宅時にサッと取り出して使えるよう、収納ケース付きのものを選ぶのがおすすめですよ。

花粉の季節も快適に過ごそう!

ベッドで眠る女性

日中はもちろん、夜間や寝起きにも現れる花粉症の症状。特に朝や夜は自律神経が乱れやすいため、つらい症状が出やすいタイミングです。

花粉症の症状をなるべく抑えるためには、花粉をなるべく吸いこまない工夫が大切!メガネやマスクなど外出時の対策はもちろん、空気清浄機や加湿器など室内でできる花粉対策も意識しましょう。

就寝中の症状を抑えるためには、マスクをつけて眠ったり、寝る前30分~1時間前に花粉症の薬を服用したりするのも有効です。ぜひできることから取り入れて、花粉の季節も快適に過ごしてくださいね。