部屋に取り入れることで、癒しを与えてくれる観葉植物。興味はあるけれど植物をちゃんと育てられるのか不安……と感じている人もいるでしょう。そんな方はお財布にも優しい100円均一の観葉植物からはじめてみてはいかがでしょうか。初心者でも育てやすいダイソーの観葉植物と育て方、便利な関連グッズ、育てる際の注意点を解説します。また、おしゃれに飾るコツも紹介するので、空間作りのヒントにしてください。
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ダイソーの観葉植物を選ぶ際のポイント
ダイソーで観葉植物を選ぶ時のポイントを紹介します。初心者が元気のない観葉植物を育てるのは難しいもの。そのため、購入時から元気のある観葉植物を選ぶことが重要です。
枝や幹が太いしっかりした株を選ぶ
観葉植物は、元気な証拠である枝や幹が太くてしっかりしたものを選びましょう。
日の光がない店舗内に置かれた株は、状態が悪いことも。初心者が回復させるのは難しく、購入した後に枯れてしまう可能性が考えられます。購入時は観葉植物をよく観察して、株がグラグラしているものは避けてくださいね。
葉が厚くて硬い観葉植物を選ぶ
植物の状態がよく現れる場所は葉です。葉が厚くて硬く、きれいでハリのある生命力に溢れたものを選びましょう。下記に当てはまるものを避けるのがポイントです。
・変色しているもの- ・虫に食われたもの
- ・枯れているもの
- ・しわしわのもの など
【種類別】ダイソーの観葉植物の基本的な育て方
観葉植物の種類によって特徴や育て方は異なります。ダイソーで売っている観葉植物をピックアップし、種類別に基本的な育て方を紹介します。
サンスベリア
土に茎が隠れているのが特徴のサンスベリア。土から長く伸びている長めの葉がスタイリッシュな観葉植物です。
- <特徴>
- 乾燥に強く、寒さ・湿気に弱い
- <育てやすさ>
- 丈夫で枯れにくく初心者向き
- <置く場所>
- 日当たりの良く風当たりの良い場所
- <水やり>
- 土が乾いたら
シルクジャスミン
光沢のある艶やかな緑色の葉を持つシルクジャスミン。別名ゲッキツとも呼ばれており、夏になるとジャスミンのような白い花を咲かせます。
- <特徴>
- 寒さにある程度強い
- <育てやすさ>
- 育てやすく初心者向き
- <置く場所>
- 風通しが良く日光が当たる場所
- (長時間置くことで花が咲く)
- <水やり>
- 土が乾いたタイミングでたっぷり
花が咲くと柑橘系の甘い匂いが強く香るので、屋外で育てるのがおすすめです。
パキラ
熱帯地が原産で、最大20mもの高さまで育つパキラ。大きく育つと実がなることもあります。
- <特徴>
- 暑さ・寒さに強い
- <育てやすさ>
- 初心者育てやすい
- <置く場所>
- 室内なら、直射日光をたっぷり浴びられる窓際
- エアコンの風が当たらない場所
- 風通しの良い場所
- <水やり>
- 土が乾いたら
- (冬は葉が落ちるので、2週間〜1ヵ月に1回程度)
直射日光が当たる場所に置くのが難しい場合は、週2〜3回日光を当てましょう。また水やりの際は、葉水を裏面まで丁寧に行うことで虫の発生を防げます。
モンステラ
大きな葉に穴や切れ込みがあるモンステラ。水を好み、朝になると葉の水孔から水滴を出します。
- <特徴>
- 寒さに弱く暑さに強い
- <育てやすさ>
- 初心者向け
- <置く場所>
- 日陰を含む屋内
- <水やり>
- 気温によって変えるのがポイント
- 高温時期:土の表面が乾いたらたっぷり
- 低温時:土の表面が乾いてから2〜3日おいてから行う
モンステラは、株の成長とともに乾燥に強くなります。乾燥しやすい時期は、霧吹きを使って葉に水を与えましょう。
観葉植物と一緒に揃えたいダイソーのアイテム
観葉植物を購入する時に、一緒にダイソーで揃えておくと便利なグッズを紹介します。観葉植物の健やかな成長のために、必要に応じて揃えてみてください。
カラーゼオライト
カラーゼオライトは、水耕栽培にぴったりの人工土です。植物を植える土に混ぜるだけで通気性・保水性・保肥力がアップし、根腐れを防ぎます。
ただし、すべての植物に合うわけではありません。幹が太い観葉植物を育てる際に取り入れてみてください。
価格:100円(税込110円)
かるい観葉植物の土
ダイソーには、保水力・通気性・透水性・水はけに優れた観葉植物用の土も揃えられています。植え替えの時にあると便利です。
価格:100円(税込110円)
鉢
ダイソーは鉢の種類も豊富。成長に合わせて大きい鉢に買い替えたい、数種類並べて植えたいなど、用途に合わせて鉢を選びましょう。
鉢以外に鉢カバーも豊富なので、見た目をおしゃれにしたい時に選んでみてくださいね。
価格:100円(税込110円)〜500円(税込550円)
鉢底ネット
鉢底ネットとは、鉢の底の穴から土が出てこないようにするネットのこと。効率良く水はけできるので、根腐れを防げます。植え替えする際に、土や鉢と一緒に購入するのが良いでしょう。
価格:100円(税込110円)
土入れ
植え替えの時にあると便利なのが園芸用の土入れ。ダイソーでは、大きさ違いでセット販売されています。植え替えが必要な植物を育てるなら、一緒に準備しておくのがおすすめです。
価格:100円(税込110円)
観葉植物を育てる際の注意点
観葉植物は生き物ですので、配慮しなければ枯れてしまったり、成長が偏ったりしてしまいます。以下の注意点をしっかり把握した上で、観葉植物を育てましょう。
成長に合わせて鉢を入れ替える
1つのものをずっと使い続けるのではなく、植物の成長に合わせて鉢を変えることが大切。植物に対して鉢が小さすぎると、十分な水が溜められずこまめな水やりが必要です。逆に鉢が大きすぎると、水が溜まって根腐れを起こす可能性があります。
育て始めはプラスチックポットより一回り大きい鉢に入れ、成長に合わせて植え替えの度に一回りずつ鉢を大きくすると良いでしょう。
均等に光が当たるようにする
室内で育てると、同じ方向からしか光が当たらず、葉が伸びる方向に偏りが出てしまうことも。右に伸びてきたら左側に光が当たるように向きを変えるなど、鉢の向きを変えればきれいな形が維持できます。
また、成長とともに葉が密集してしまうと、光が均等に行き渡らなくなる可能性があります。葉が集まっているところを間引きして、どの葉にも光が当たるようにしましょう。
虫が発生しないよう清潔さや風通しに気を付ける
室内で育てていても、害虫が侵入して増殖することが多く見受けられます。自宅に観葉植物を迎えた際は、しっかり掃除をしましょう。その際、葉を拭き取るだけではなく薬剤を撒いて洗い流すとより効果的です。
育てる際は、以下の点も意識してみてください。
- ・土に赤玉土や砂利を土の上に敷くなどして、土の匂いをカバーする
- ・落ちた葉や花を取り除く
- ・受け皿に水が溜まらないようにする
- ・湿気が高くならないよう、風通しの良いところに置く
カビが発生しにくい環境を作る
虫だけではなく、カビの発生にも注意が必要です。虫の発生防止対策と同様、風通しを良くするのがポイント。湿気がこもらないよう、窓を開けたり少しの時間外に出したりしましょう。
また水やりの頻度が高いと、カビの原因となる老廃物が溜まってしまう可能性があります。水はけの良い土を選び、必ず土が乾いてから水やりをしてください。
観葉植物で緑のインテリアをお部屋に。初心者でも育てやすい種類はどれ?観葉植物をおしゃれに飾るコツ
観葉植物を置くだけでも十分癒しになりますが、せっかくならおしゃれに飾りたいもの。部屋で観葉植物をおしゃれに飾るコツを紹介します。
鉢をアレンジする
観葉植物をおしゃれに飾るなら、入れる鉢をアレンジするのがおすすめです。例えばブリキ缶に鉢を入れると、西海岸風のカジュアルな印象に。もし自分の部屋に合う鉢がなければ、鉢カバーを被せてみましょう。市販の鉢カバー以外に、麻・紙袋・バスケットなども使えますよ。
天井や壁に吊るす
天井や壁に吊して飾れば、インテリアのアクセントに。狭い部屋でも気軽に飾りやすく、部屋を立体的に使えるのも嬉しいポイントです。飾る際、高低差をつけるとにぎやかな印象に仕上がります。
なおプラントハンガーの色を、部屋のトーンに似た色で統一すると、全体的にまとまりが出ます。
寄せ植えする
寄せ植えすると、それぞれの観葉植物の魅力が引き立ちます。寄せ植えとは、1つの鉢の中にいくつかの植物を植えることです。葉の形状や色が違うものを組み合わせると印象が豊かに。主役となる観葉植物を決めておけば、全体がうまくまとまります。
植物によって日光を好む・好まないなど特徴が異なるため、似た環境を好む植物・育ち方が似ている植物を組み合わせるように配慮しましょう。
ダイソーの観葉植物で部屋に癒しの空間を作ろう
観葉植物を育てるのはハードルが高いと思われがち。しかし初心者でも育てやすい種類を選び、育て方のコツさえ掴めば、手軽に植物の成長を楽しめます。ダイソーの店舗によっては観葉植物の取り扱いが豊富で、気軽に揃えやすいです。ぜひ部屋に観葉植物を取り入れて、癒しの空間を作ってみてくださいね。