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Apr 07, 2023

紫外線カットメガネは必要? サングラスとの違いやかけるメリットを解説

サングラスと紫外線カットメガネが並ぶ画像

有害な紫外線から目を守るために効果的と言われているのが、紫外線カットメガネです。日差しが強くなるこれからの時期は、日焼け防止はもちろん目の紫外線対策も行うようにしましょう。紫外線カットメガネの概要やサングラスとの違い、かけるメリット、選び方に加え、紫外線カットメガネが購入できる場所を紹介します。

紫外線カットメガネとは?

メガネを掛けようとしている男性

 

まずは紫外線カットメガネについて、どんな役割があるのかを見ていきましょう。サングラスとの違いも併せて解説します。

目に入る紫外線をカットできるメガネ

紫外線カットメガネとは、目に入る紫外線をカットする役割があるメガネのことです。レンズ表面に施されている特殊な加工により、紫外線を吸収したり反射させたりするため、目を紫外線から守る効果があるとされています。

 

紫外線は曇りや雨の日でも地上に届くもの。なかでも雨季や夏季は紫外線が最も多く降り注ぐ時期なので、特に対策が必要です。紫外線対策として帽子を被る方法がありますが、こちらでは目へ注ぐ紫外線を2割程度しかカットできません。しかし紫外線カットメガネをかければ、8割以上の割合で目を紫外線から守れるようになります。

サングラスは紫外線カットができるとは限らない

サングラスはレンズの色が暗いため紫外線をカットできると思われがちですが、効果がないものもあります。サングラスのようなレンズの色が濃いものは、太陽のまぶしい光から目を守るためのものです。紫外線カットメガネとは役割が異なるので、レンズの色が濃い=紫外線カット率が高い、と誤認識しないよう注意しましょう。

 

またサングラスをかけると、視界が暗くなり目の瞳孔が開きます。その状態で紫外線を浴びると、紫外線がレンズを透過してしまうので、目に負担がかかる恐れも。眩しさと紫外線の両方から目を守るためには、紫外線カット可能なサングラスを選ぶことが大切です。

紫外線カットメガネをかけるメリット

かけているメガネを触る笑顔の女性

 

紫外線カットメガネには目の病気やシミ、シワの予防をしたり、クリアな視界を保てたりする効果があります。紫外線カットメガネをかけることで得られるメリットを紹介します。

目の病気予防に役立つ

紫外線カットメガネをかければ、目の病気予防に役立ちます。

 

紫外線の浴びすぎによって引き起こされる病気は、紫外線角膜炎・翼状片・白内障などが挙げられます。紫外線角膜炎は急性の病気で、目の痛み・充血が主な症状。翼状片・白内障は慢性の病気で、視力障害・低下を引き起こし、いずれも手術が必要です。このなかでも、白内障は紫外線起因で発症する割合が特に高いとされています。

シミやシワの予防が期待できる

シミ・シワは、長い期間日差しに当たり、目から入った紫外線が体に吸収されることが原因でできるもの。若いうちから紫外線カットメガネをかけて長い期間紫外線を浴びないようにすれば、シミやシワの予防につながります。また、紫外線のなかでも体に有害な影響を与える以下の紫外線からも目を守れますよ。

 

  • ・UV-A:長い期間浴びると、シミの原因になる。UV-Bよりは有害ではない。
  • ・UV-B:人間の体に有害な紫外線のひとつ。皮膚の細胞中のDNAを攻撃する。シミ・シワへの影響が大きい。

良好な視界を保てる

紫外線カットメガネのカラー付きレンズを使用すれば、登山やドライブなどで良好な視界が保てます。登山には緑、海にはグレー、ウィンタースポーツにはブルー、ドライブにはブラウンレンズがおすすめ。自分が使うシーンに合わせてレンズの色を変えると良いでしょう。サングラスより主張せず、ファッション感覚で使用できる点も魅力です。

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紫外線カットメガネを選ぶ際にチェックするポイント

メガネを選んでいる手

 

紫外線カットメガネをより効果的に使うためには選び方が重要です。紫外線がどれくらいカットできるか、顔に合ったメガネかをチェックして選びましょう。

紫外線のカット率・透過率

紫外線カットメガネを選ぶ際は、紫外線カット率や紫外線透過率に注目しましょう。カット率は、紫外線をどれくらいカットするかを数値で示したもので、数値が高いほど紫外線をカットします。

 

一方透過率は、どれくらいの紫外線がレンズを透過するかを示したもの。数値が低いほど紫外線を透過させずカットできます。

カットできる紫外線の波長

人間の体に有害な紫外線はUV-AとUV-Bの2種類で、それぞれ波長が異なります。

 

  • ・UV-A:315nm~400nm
  • ・UV-B:280nm~315nm

 

紫外線カットメガネに記載されたUV380、UV400などの表記は、防御できる波長の最大値です。例えばUV380のレンズなら、380nm以下の波長の紫外線をカットするメガネであると言えます。UV-A・UV-Bの両方をしっかりカットしたければ、UV400と記載されているものを選ぶと良いでしょう。

顔・目へのフィット性とレンズの設計

顔や目の幅に合わせたメガネ・レンズのサイズを選ぶことも大切。なぜなら紫外線は、日光から直接注がれるだけではなく、照り返しによっても目に入りこむ場合があるためです。上下左右いずれの隙間からも入ってくる可能性を考慮して、レンズと目の間に隙間がなく顔の形にフィットするものを選びましょう。

 

またレンズの表面だけではなく、裏面にも紫外線カット加工が施されたものを選択肢に入れるのも良いかもしれません。裏面にも加工がされているメガネであれば、裏面のレンズに反射して目に入る紫外線もカットできます。

紫外線カットメガネはどこで手に入れられる?

https://www.shutterstock.com/image-photo/stand-glasses-store-optics-eye-concept-1491151094

 

紫外線カットメガネを購入できるお店はさまざまです。またお店によって、値段・機能・デザイン性が異なります。ぜひ自分にぴったりのひとつを見つけてくださいね。

メガネ専門店

メガネ専門店なら、プロに相談しながら紫外線カットメガネを購入できます。また高性能な機能が付いたレンズやシチュエーションに合ったものなど種類も豊富。実際に商品を手に取ってかけられるので、自分に合ったメガネを選べるでしょう。

アパレルショップ

紫外線カットメガネはアパレルショップでも購入可能です。ファッションのワンポイントとしても使えるような、おしゃれなデザインのものも多く取り扱っています。普段のコーディネートに合わせて、好みのものを選べますよ。

100円ショップ

ダイソーのスクエア型メガネ

ダイソーやセリアといった100円ショップでも紫外線カットメガネが買えます。オーバル型やスクエア型など、形やデザインを選べるのも魅力。紫外線カット率99%という高さでありながら手に取りやすい価格のため、試しに購入してみるのもおすすめです。

自分に合った紫外線カットメガネをかけて、大切な目を守ろう

メガネをかける女性

 

紫外線カットメガネは大切な目を紫外線から守り、病気やシミ・シワの予防も期待できるアイテム。紫外線カット率や透過率・紫外線の波長を考慮しながら、自分の使用シーンに合ったものを選ぶのがポイントです。紫外線の量が増えるこれからの時期に備えて、紫外線カットメガネの購入を検討してみてくださいね。