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Feb 25, 2022

一度は行ってみたい!おすすめの美術館8選~地方編~

アートを楽しむ様子

美術館と聞くと、なんだか敷居が高くて難しそうというイメージの方が多いのではないでしょうか。そんなアートに疎遠の方でも楽しめる魅力的な美術館が国内にたくさんあります。
美術館はアートだけでなく建物や美術館そのものの雰囲気やミュージアムショップまで楽しめるのも醍醐味。ひとりでじっくり鑑賞するのもよし、デートコースに組み込むのもおすすめです。今回は日本国内で人気の美術館をご紹介するとともに、初めて美術館を訪れる方に向けた美術館の楽しみ方もチェックしてみてくださいね。

一度は行ってみたい!地方のおすすめの美術館

人混みは避けたいという方、ちょっと気分転換に日帰りや一泊旅行も兼ねたいという時にぴったりな穴場だけど一度は行ってみたい美術館のご紹介をします。

 

こちらもチェック↓

プールの作品が有名な 金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館外観

 

金沢21世紀美術館は、新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に作られた美術館で、金沢でも人気の観光スポットです。

日本の三大美術館のひとつにも挙げられています。

伝統的な漆工芸や水墨画から、近未来的な斬新なデザインまで見ることができるため、多角的な視点からアートの魅力を楽しめます。

常設展とは別に、期間限定で、さまざまなテーマのイベントもされているので、何度行っても新しい発見があります。

 

縄文遺跡を感じさせる青森県立美術館

青森県立美術館のあおもり犬

 

青森県立美術館は、青森県の豊かな芸術風土や隣接する三内丸山遺跡に象徴される縄文のエネルギーを芸術創造の源泉ととらえ、多様性に富んだ芸術の魅力を発信する美術館です。

青森県出身、あるいはゆかりのある作家の作品や、県民の原点に近い作品などを中心に展示し、地元に根付いた美術館になっています。

青森県出身のアーティストである、奈良美智氏の作品で屋外に作られた大きな「あおもり犬」はぜひご覧ください。

 

絵のない美術館 十和田市現代美術館

十和田市現代美術館は青森県の「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として、Arts Towada計画の中核となる施設です。

各展示室が独立しており、それぞれのアート作品にあわせて建築空間が作られています。

建物がすでにアートで、近代的なので外観の外からでもインスタ映えする写真が撮れます。

 

野外展示も楽しめる 札幌市芸術の森美術館

 

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札幌芸術の森美術館は、札幌および北海道ゆかりの作家による優れた作品や、人類の始原である「森」に関わりのある作品が中心に展示されています。

建物が大自然のなかに位置しており、敷地内には日本を中心とした現代を代表する彫刻家の作品や、ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの作品、札幌の姉妹都市からの寄贈作品など、64作家74点の彫刻が展示されています。

屋外を散歩がてらアートを楽しむことができるため、デートにもおすすめです。

 

海外気分を味わえる 大塚国際美術館

大塚国際美術館は、徳島県鳴門市にある日本最大級の常設展示スペースがある美術館で、世界の名画を陶板で原寸大に再現しています。

迫力のある大きな展示物、歴史を感じさせる展示物により、世界旅行をしているような気分を味わえます。

 

自然と芸術が共存する 地中美術館

地中美術館入口

 

地中美術館は瀬戸内海の直島に「自然と人間を考える場所」として建設され、瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設されています。

地下でありながら自然光が降り注ぎ、四季を通して作品や空間の表情が味わえる美術館は、建物ごとアートを体感できます。

地中の庭には、モネが庭に植えていたとされる植物を中心に揃え、ネが描こうとした「自然」という主題そのものを立体的に感じていただける空間となっています。

絵画の世界に飛び込んだような絶景をお楽しみください。

 

瀬戸内海では、3年に一度、瀬戸内海国際芸術祭が開かれます。

2022年はちょうど開催年なのでぜひチェックしてみてください。

 

トンネルをくぐりぬけた先に MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUM

 

MIHO MUSEUMは、「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」というコンセプトにした美術館です。

創立者である小山美秀子が40年かけて集めてきた茶道具、神道・仏教美術、書画、陶磁器、漆工など多彩な日本美術からはじまり、建築家I.Mペイとの出会いから世界の古代美術へと派生していきました。

エジプトやローマの古代美術の展示もあり、歴史に触れられる博物館のような美術館になっています。

滋賀県にあるので、京都旅行と合わせてお楽しみいただけます。

 

日本一の庭園がある 足立美術館

足立美術館庭園

 

日本一の庭園がある足立美術館は、創立者が「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと、庭造りに心血を注ぎ実現しました。

島根県の安来市にあり、その思いと受け継がれる庭園は、まさにアートそのものともいえます。

フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、最高ランクとなる三ツ星評価を得ています。

 

美術館を楽しむポイント

 

ここで、美術館をより楽しむポイントをご紹介します。

美術作品は、検索すればネットの画面でも見れますが、実物でみるとより迫力を感じることができ、それはスマホ画面では感じることのできない体験となります。

 

建造物も作品として楽しむ

美術館は、展示するアートの魅力を最大限に引き出すため、建造物にもこだわりがあります。

注目の建築家が関わっていることもあり、近代美術をリアルタイムで知ることもできます。

美術館に行く時は、作品だけではなく、建築者や建造物ができるまでの背景も調べてみてくださいね。

お気に入りの作家を見つける

お気に入りの作家を見つけると、鑑賞がより楽しくなります。

アートは「上手」「下手」だけではなく、作家の思い、その作品を通して伝えようとしていることを知ることで、より面白く感じられます。

今では有名なピカソやモネも、当時はまったく評価されていませんでした。

では、なぜ今になって評価されているのかというと、その作家の視点が他にない発想であり、新たな時代を作ったとされているからです。

他にも、世の中に対する不満や願いを絵にしていたり、自分が理想とする世界を絵にしている作家もいます。

そういう作家の気持ちを知ること、想像することで、アートはより身近になり、作家への共感も増えていきます。

ぜひ、作家がどういう思いでその作品を作ったのかを想像しながら、好きな作家を探してみてくださいね。

見るだけでなく体験できる

美術館は見るだけではなく体感することで、より楽しむことができます。

ネット検索すれば、簡単に美術作品を見れるようになりました。

しかし、スマホ画面では作家の熱量や、歴史の神秘、リアルな大きさの迫力までは伝わりませんし、光の当たり具合、見る角度によっても、まったく違う作品として堪能できます。

そんなアートを体験してみてくださいね。

おわりに アートに触れて心を豊かに

美術館で鑑賞している女性

 

美術館はひとりで鑑賞するもよし、デートで行くもよしな場所であり、雨の日のおでかけにもぴったりです。

調べてみると都内にも地方にも、様々な美術館やミュージアムがあるので、一つずつ巡ってみてはいかがでしょうか?