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テーブルコーディネートで食卓をおしゃれに|初心者でもできるコツとは?

洋食のテーブルコーディネート

テーブルコーディネートは、コツを押さえるだけで初心者でも簡単におしゃれな雰囲気を演出できます。本記事では、和食と洋食それぞれのテーブルコーディネートの基本とコツを解説します。また、テーブルコーディネートにおすすめの小物も紹介。ぜひ参考にして、より豊かな食事の時間を過ごしてみてください。

テーブルコーディネートの基本

お皿の上にナプキンが置かれた洋食のテーブルコーディネート

 

食事の時間をより楽しむために、卓上を美しくコーディネートすることを「テーブルコーディネート」と呼びます。まずは、テーブルコーディネートに必要な基本のアイテムや事前に決めることを紹介します。

テーブルコーディネートとは

料理の内容や場の雰囲気に合わせたセッティングを取り入れ、食事の空間をおしゃれに演出するためのコーディネートを指します。食べやすさとともに美しい食卓のコーディネートを意識することで、豊かな食事の空間を作るのが目的です。 同じ食事でもコーディネート次第で印象はガラッと変わり、よりおいしそうに見せられます。また、テーブルコーディネートを学ぶことで、食器や小物選びが上手になるのも嬉しいポイントです。

テーブルコーディネートに必要な基本のアイテム

基本のアイテムは、3つのカテゴリに分けられます。1つ目はテーブルリネンです。これは、食事の際にテーブルに使う布のことを指します。例えばテーブルクロスやアンダークロス、ランチョンマット、ナプキンなどが挙げられます。カラーや素材によってテーブルの雰囲気が変わるため、意識して選ぶことが大切です。

 

2つ目のテーブルウェアは、フォークやナイフを始めとしたカトラリー、箸、食器、グラスなどが当てはまります。食事をするときに個人が使用する物と、取り分ける際に使用する物の2種類に分けられます。

 

3つ目は、テーブルの雰囲気作りに欠かせない装飾品・小物です。箸置きやナプキンリングといったアイテムの他、花やフルーツ、キャンドルなど華やかな雰囲気を演出する物を取り入れることもあります。

テーブルコーディネートを始める前に決めておくこと

全体のイメージを作るために、まずは事前にコンセプトを決めておくことが大切です。誕生日やクリスマス、友達を招いたホームパーティーなど何を意識した食事なのかによりコンセプトは変わるため、目的を明確にしましょう。コンセプトを決めてから、料理のメニューや使用する食器、食卓の配色を決めるとスムーズです。

 

より素敵な仕上がりにしたいときは、箸置きを始めとした小物類や生花を用いるのがおすすめ。コンセプトを意識した小物を置くことで、ワンランク上のテーブルコーディネートに仕上がります。

【和食】テーブルコーディネートの基本とコツ

伝統的な日本食が並んだ食卓

 

和食のテーブルコーディネートは、和を演出できる食器や小物を上手に使うことがポイントです。ここでは和食のテーブルセッティングの基本や、コーディネートをおしゃれに見せるコツを紹介します。

和食のテーブルセッティング

汁物とご飯物、おかず3種を表す「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」は、和の食卓を作るときの基本です。箸は最も手前の位置に置き、左手側には茶碗、右手側には汁碗を配置します。そして、メインのおかずは右奥、煮物のような副菜は左奥、漬物を始めとした小さな副菜は中央に置きます。これが、和食の基本のテーブルセッティングです。

コツ①和風のランチョンマットや折敷を敷く

和を演出するのに役立つのが、竹や編み素材のランチョンマットです。和食のテーブルコーディネートには、料理を引き立たせるシンプルなデザインが似合います。また、木製の折敷(おしき)も和のコーディネートにぴったり。折敷を使うときは、小さめの器を取り入れるのがおすすめです。各食器の空間をバランス良くあけて折敷の上に配置すると、まとまりのある印象に仕上がります。

コツ②濃色の和食器や豆皿を使う

食器選びは、おしゃれな和の食卓にするためのポイントです。伝統的な焼き物や塗り物などの和食器は、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。また、濃い色の和食器は、料理を引き立たせるのにもおすすめです。

 

和え物など少量の副菜を盛り付けるのには、豆皿のような小さな器があると便利です。さまざまなデザインの豆皿を取り入れると、食事の品数や彩りが増え、華やかになります。また、和食でおもてなしをするときは、人数分の食器があると、なお良いでしょう。

コツ③箸置きの材質や形にこだわる

和食の場合、箸置きにもこだわると、さらに素敵なコーディネートを作れます。使うときだけでなく、箸置きを選ぶ楽しみがあるのもポイント。食器などに合わせて「何を使おうかな」と考えるだけで、ワクワクとした気持ちになれそうですね。

 

木製の箸置きはシンプルな形が多く、陶器・ガラス製はカラフルでデザイン性も豊富です。食器との相性の他、季節やイベントに合わせて選ぶと、まとまりのある印象に仕上がります。例えば、ワンランク上の食卓に仕上げたい場合は、少し高級感のある結びのデザインがほどこされた錫製の箸置きを、お祝いの席なら縁起の良い水引きデザインの箸置きなども良いでしょう。

【洋食】テーブルコーディネートの基本とコツ

白い食器とカトラリーが並んだテーブル

 

洋食の場合は色の統一感を出したり、小物で季節感を演出したりするのがおすすめです。ここでは洋食の基本のテーブルセッティングや、おしゃれにコーディネートするコツを紹介します。

洋食のテーブルセッティング

洋食は、正面に大きなお皿を置くのが、基本のセッティングです。向かって右側にナイフ、左側にフォークを置きます。このとき、ナイフの刃先はお皿の方に向けましょう。スプーンはナイフの外側に、ナプキンはお皿の上に配置します。この基本を理解しておくと、簡単に洋食のテーブルセッティングを楽しめます。

コツ①リネンやナプキン・カトラリーの色を統一する

リネンやナプキン、カトラリーは、色の系統を合わせるだけで全体的に統一感が出ます。また、リネンなどの布類は、はっきりとした色味の物を加えるのも、メリハリのあるコーディネートになるのでおすすめです。差し色になる食器を使用してアクセントにするのも良いですね。

 

ナプキンはおしゃれに折り、お皿の上にセッティングすれば上質な雰囲気に。カトラリー類をそろえる場合は、同じブランドで統一するとまとまりやすく良いでしょう。

コツ②お酒の種類別にグラスを用意する

グラス類は、ワインやシャンパン、ビールなどお酒の種類に合ったものを準備します。それぞれ形や高さが違うものをそろえると立体感が生まれ、レストランのようにおしゃれな雰囲気に仕上がります。種類ごとにそろえるのが難しいときは、ワイン用のグラスを複数持っておくと、シーンに合わせた使い回しができるのでおすすめ。さらに、ドリンクだけでなく、デザートの盛り付けにグラスを使う方法もあるので、便利ですよ。

コツ③テーブルの中央に植物やキャンドルなど季節のものを置く

テーブルの中央にテーブルランナーを敷いて小物を置くと、コーディネートが引き締まるだけでなく全体のバランスも良くなります。小物類を使いたいときは、キャンドルや花、緑の植物を使うと素敵です。

 

どんな小物を置くか迷う場合は、食卓のコンセプトや季節、イベントに合わせて決めると良いでしょう。例えばクリスマスなら、ポインセチアを置いたりオーナメントを置いたりすれば、雰囲気も盛り上がりますよ。

テーブルコーディネートを理解し、豊かな食事の時間を楽しもう

家族で食卓を囲む時間

 

使う食器や小物の取り入れ方次第で、初心者でも簡単におしゃれなテーブルコーディネートが仕上がります。コンセプトに合わせて小物やメインカラーを決めるのも、大切なポイント。和食・洋食など食事のタイプに合わせて、理想のテーブルコーディネートを楽しんではいかがでしょうか。