最近の子育て関連のアプリは、知育アプリや管理アプリなど種類が豊富。アプリの使用にはメリットがあり、こどもの成長に役立つだけでなく、ママ自身の笑顔が増えることにもつながるでしょう。そこで本記事では、こどもとママそれぞれにおすすめのアプリを紹介するとともに、こどもがアプリを使用する上での注意点についても解説します。
MOKUJI
子育てアプリでできること
まずは、子育てアプリでできることについて見ていきましょう。こどもの発達に役立ったり、子育て自体をサポートしてくれたりするものがあるので、多くの親がアプリを使いたいと考えているようです。
こどもが持つ力を伸ばせる
こども向けアプリは、柔軟な脳を刺激したり身につけて欲しい力を育んだりなど、こどもが持つ力を伸ばすために開発されたものが多いです。
例えば、1、2歳から遊べるぬり絵や絵本などのアプリには、想像力を育む狙いがあります。年齢が上がっていくと、さらにアプリの種類が豊富に。思考力や判断力を育む買い物やごっこ遊びなどの体験系アプリや、算数や英語の学習系アプリなどがあるので、こどもの興味や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
子育てに関する記録・管理ができる
こども向けのアプリだけでなく、子育ての記録・管理ができるママ向けのアプリもあります。例えば、こどもとの思い出が整理できる写真アプリ。家族間での共有が可能なものもあります。
また、子育ての記録を残ししつつ、こどもの成長や健康状態を見える化できるアプリも便利です。予防接種のスケジュール管理ができるものもありますよ。
次項からは、幼児・小学生・ママそれぞれにおすすめのアプリを具体的に見ていきましょう。
こどもにおすすめの知育アプリ【幼児編】
まずは幼児期のこども向けアプリをチェックしていきましょう。小さいこどもでも十分楽しめ、さらにはためにもなる、安心設計のアプリの中からおすすめのものを4つ紹介します。
いろいろな力を培える「Bimi Boo Kids Learning Games for Toddlers FZ LLC」
64ものアクティビティが詰まった教育的ゲームアプリ。反射神経を鍛えたり、論理的思考などのスキルを培えたりでき、男女問わず楽しめる内容のものが多いです。また迷惑広告の表示がされないため、安心して使えます。
対象年齢:2~4歳
Bimi Boo Kids Learning Games for Toddlers FZ LLC
なりきり遊びが楽しめる「知育アプリごっこランド」
マクドナルドやJALなど実際の企業30社以上が参加した、さまざまな職業のごっこ遊びができるアプリです。2019年の第13回キッズデザイン賞を受賞しています。(出典:キッズデザイン賞)
アプリがきっかけで、こどもが仕事や社会に興味・関心を持つきっかけになることも。また仕事内容だけでなく、マナーや行儀についても学べるでしょう。
対象年齢:2~9歳
27種類もの遊びが集約「ワオっち!ランド」
数字・ひらがな・パズル・迷路など27種類ものゲームが楽しめるアプリ。これまでも数多くのシリーズが配信されており、本アプリは総まとめ的内容に仕上がっています。幼児期に育みたい知力・感性・表現力・自律心・就学基礎力を身につけるのが狙いです。
対象年齢:2~7歳
文字を覚えられるゲーム「ぐーびーともじあそび」
もぐらたたき・しりとりを始めとする6種類のゲームを通して、文字を覚えられる知育アプリです。なかには、なぞりがきを楽しめるゲームも。文字を読むだけでなく、正しく文字を書く導入にもなるでしょう。
対象年齢:3歳
こどもにおすすめの知育アプリ【小学生編】
次に、小学生向けのアプリを紹介します。学習に直接役立つような内容のアプリが増え、なかにはゲーム性をプラスするなど飽きない工夫がされているものも。その中から、おすすめのものを3つ見ていきましょう。
思考センスを育む「Think!Think!」
100種以上のパズル問題や図形、迷路ゲームで思考センスを育めるアプリです。なんと、150ヵ国もの国で使われています。毎月更新される問題をこなせば、図形や論理的思考に強くなれるでしょう。また1日の使用時間が10分までという制限付きなので、やりすぎを防止してくれて安心です。
対象年齢:5~6歳
5教科のアニメーション解説「学び動画スタディチャンネル」
小学1年生から中学3年生を対象とした、「国語」「社会」「算数・数学」「理科」「英語」の5教科をアニメーションで解説するスタディアプリです。旺文社提供の問題や、厳選された例題が出題されます。複数ユーザーの登録が可能な点も魅力。兄弟・姉妹などで取り組めるだけでなく、使用・視聴履歴の確認もユーザーごとにできるので便利です。
対象年齢:5歳~15歳
地図に親しめる「あそんでまなべる 日本地図パズル」
ジグソーパズルをやる感覚で、都道府県の名前・形・位置を覚えられる知育系のアプリ。対象年齢は5歳以上ですが、主に小学校低学年におすすめです。難易度を設定できるので、無理なく遊べます。自己ベスト更新に挑んだり、ワールドランキングで競ったりなどして楽しむのも良いですね。
対象年齢:5歳以上
ママにおすすめの管理・サポート系アプリ
最後は、子育て中のママにおすすめの子育てアプリの紹介です。親向けにリリースされているアプリの多くに共通しているのは、こどもの健康を管理したり成長を記録したりする機能を備えている点。その中からおすすめのアプリを3つ見ていきましょう。
写真に関する多彩な機能「Famm」
容量無制限の写真管理アプリです。写真をたくさん撮影しても、容量を気にせずにアップできます。夫婦で写真をシェアしたりチャットしたりする機能があるので、思い出の共有が可能です。
また送料のみでフォトカレンダーを届けてもらったり、写真をDVDにまとめたりもできます。フォトカレンダーは毎月1冊まで無料、DVDはお試しが無料です。
ニュースやコラムが役立つ「ママタイムズ」
妊娠期から出産以降の育児を記録をしたり、子育てに関する情報・コラムを見たりできるアプリです。身長・体重はグラフ化され、こどもの成長過程をしっかり見られます。また、予防接種のスケジュール組みにも困りません。生年月日などを入れるだけで、適した接種スケジュールを自動で算出してくれます。
住んでいる自治体の子育て関連情報を得られるのも魅力。日々の育児に役立ててみてくださいね。
こどもとの関わり方のヒントになる「オヤトコ診断」
こどもとの関わり方や声がけ方法などのヒントを得られる、発達心理学専門家が監修したWebアプリです。いくつかの設問に回答し、そこから導き出された親子のコミュニケーション傾向と、こどもの興味関心の傾向を合わせて診断します。年齢が変わるたびに診断すれば、その時々のより良い親子関係について知れますよ。
こども向けアプリを使う上での注意点とポイント
最後に、こどもにアプリを使わせる際の注意点やポイントについて解説します。いくつかの注意点を押さえれば、アプリと上手な付き合い方ができますよ。
アプリの使い過ぎに気を付ける
アプリの使い過ぎには要注意。アプリの中には、こどもを引き付けるような工夫がされていたり、ゲーム性を取り入れたりしているものが多いです。そのため、気を付けて使用しないと際限なくのめり込んでしまう懸念があります。「1日1時間で終わりにする」などのルールを決めたり、時間を区切って使わせたりするのが良いでしょう。
また、使う際の姿勢にも注意が必要です。熱中するあまり画面に近づきすぎて、姿勢や目に影響を及ぼす可能性があります。時折こどもの様子を見たり声がけしたりするなど、気にかけてくださいね。
こどもに使わせる前にアプリの内容を把握する
こどもがアプリを使う前に、アプリの内容を親がしっかりと把握することが大切。こどもが有害な情報に触れたり、高額課金をしたりなどのトラブルに遭うのを避けるためです。
まず、アプリ内の広告の有無・内容、課金の可否などをチェックしてください。必要に応じて端末のフィルタリング機能やフィルタリングアプリなどを活用するのもおすすめです。こどもの利用を制限すれば、安心につながるでしょう。サービスによっては、こどもが有害なサイトを閲覧できないようにしたり、スマホの利用状況を確認できたりするものもあります。
コミュニケーションを取りながらアプリを楽しむ
アプリをこども1人で長時間使わせるのではなく、定期的に声掛けをしたり、時には隣で一緒に楽しんだりなどのコミュニケーションを心がけましょう。アプリに夢中になってしまうと、他の遊びが減る、話しかけても答えない、などの心配点が出てくるケースも。親の目が届くところでアプリを使わせ、こどもの様子を見つつコミュニケーションを取るのが望ましいです。
こどももママも楽しめる子育てアプリを上手に活用しよう
子育てアプリには、こどもが持つ力を伸ばしたり、親の手助けをしてくれたりなどのメリットがあります。またアプリ自体も、さまざまな工夫が詰まった質の高いものが豊富なので、こどももママも楽しく便利に使えるでしょう。アプリを利用する上での注意点を踏まえながら、毎日の生活にうまく取り入れてみてくださいね。