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Feb 28, 2024

送別にはお花を贈ろう 思いやりのあるフラワーギフトの選び方|くらしの花図鑑

送別の機会には、お花は定番の贈りものですよね。送別=花束のイメージは、ある程度風習として定着していますが、改めてお花を贈る意味を考える場面は少ないのではないでしょうか。今回は、送別にお花を贈る理由や、おすすめの花の選び方、合わせて贈ると良いギフトをお伝えします。

送別に花を贈る理由

別れのさみしさや感謝の気持ちを伝える

お世話になった人とのお別れは、寂しい気持ちや感謝の気持ち、新天地への出発へのお祝いの気持ち…様々な気持ちになりますよね。その思いを形にできるのがお花のギフト。形にすることで、相手にも気持ちが伝わったり、自分自身の気持ちが整理されたりすることがあるのではないでしょうか。お花の選び方次第で、相手の方にぴったりのプレゼントになったり、メッセージを込めたりすることができます。

花道に花を添える

送別の花のギフトには、これまでの歩みを終えて新たな道に進まれる方の「花道に花を添える」という意味も込められていると言われています。門出のタイミングのプレゼントにぴったりですよね。

送別のお花の選び方とおすすめのお花

贈る相手合わせたお花を選ぼう

送別の花を贈る際に最も大切にしたいのは「贈るお相手に合わせたお花を選ぶ」こと。お花のギフトは同じものは他にひとつとしてない、唯一無二のプレゼントなので、相手の人のイメージや好み・状況に合わせた思いやりのあるお花を選びましょう。

色・イメージで選ぶ

 

相手の人のイメージに合わせたお花を選ぶことで、「自分のために考えてくれたんだ」と喜んで貰えることが多いです。お花屋さんで花束やアレンジメントをオーダーするときには、色を聞かれることが多いので、相手の人の好きな色やイメージカラー、似合う色などを伝えてみましょう。また、色以外にも「かわいい」「綺麗」「かっこいい」「優しい」「元気」「ナチュラル」など、相手の人のイメージに合わせたキーワードも考えておくと◎。色とキーワードを伝えると、近しい雰囲気で作ってくれるお店が多いですよ。

ボリューム感・ギフトタイプ・袋で選ぶ

相手の人が花を貰って困ってしまうと本末転倒ですよね。持ち帰る時に手が塞がってしまったり、家に持ち帰ってから生ける場所がなかったり…なんてことがないように、花のボリューム感の調整や、贈る人に適したフラワーギフトのタイプ、袋の準備を忘れないようにしましょう。

 

■ボリューム感
花のボリューム感に関しては、大きさと金額はある程度比例します。大勢からのプレゼントの場合は予算が決まっていることが多いかもしれませんが、注文する際は大きさの希望も伝えてみると良いでしょう。贈る相手にとって大きい花束が負担になりそうな場合は、持ち帰りやすい大きさのお花に調整してもらいましょう。豪華・盛大に送り出したい!相手もそんな雰囲気が好きな人の場合は、気にせずとことん華やかさを重視して。予算が決まっていない場合は、「このくらいの大きさなら何円くらいになりますか」とお花屋さんに聞いてみましょう。

 

■フラワーギフトのタイプ
フラワーギフトのタイプは、

・花束(ブーケ)
・アレンジメント

の2種類に大きく分類されます。

 

*花束(ブーケ)

 

「送別の花」と聞いて多くの方が連想する、抱えて持つタイプのフラワーギフト。

 

メリット:送別のイメージにぴったりの華やかなイメージになります。
デメリット:花束は持ち帰った後、花瓶に飾る必要があります。そのため、家に花瓶がない人は困ってしまうこともあります。
こんな場合/相手におすすめ:豪華なお花を贈りたいとき・お花を生けるのが好きな人・お花が好きな家族がいる人

 

*アレンジメント

 

かごなどの器に、保水しているスポンジをセットし、そこにお花を挿して生けるタイプのフラワーギフトです。

 

メリット:保水しているスポンジに花を生けているので、持ち帰った後に花瓶を用意したり、自分で生ける手間がかかりません。
デメリット:抱えるタイプではないので、送別らしいイメージからは少し離れます。一定の金額を超えると、逆に仰々しい大きさ(開店祝いの花のようなイメージ)になるので、ギフトとして不向きになる場合も。
こんな場合/相手におすすめ:見た目の豪華さにこだわらないとき・花を生ける習慣や花瓶がない人・忙しい人

 

■持ち帰りの袋も忘れずに

 

車やタクシーではなく、電車やバスなどの公共交通機関を使って帰る人には、お花を持って帰る際に両手が塞がってしまわないように、持ち帰り用の袋をお花屋さんで貰っておくようにしましょう。

ペットの有無で選ぶ

花の種類によってはペットにとって毒になってしまうお花もあります。ユリなど、ペットが誤飲した場合に害のあるお花は避けるようにしましょう。

送別におすすめのお花

花にはそれぞれ花言葉が決められています。お世話になった人への思いを、花言葉に乗せてみませんか。

ガーベラ

 

花言葉:「希望」「常に前進」

 

新天地へ送り出すのにぴったりの花言葉を持つガーベラのお花。卒業式などでは一輪で贈られることも多い、送別定番のお花です。カラーバリエーションも多いので、相手のイメージに相違がなければぜひ取り入れてみてください。

トルコキキョウ

 

花言葉:「優美」「感謝」「希望」

 

ふんわりとしたドレスのようなボリューム感のあるお花。そのボリューム感とは裏腹に、他のお花を邪魔せず、美しく引き立てる素敵なお花です。優しい色合いや、大人っぽい色合いが多いので、そんなイメージの人にぜひ選んでみてください。

スイートピー

 

花言葉:「門出」「優しい喜び」

 

蝶が飛び立つ姿に似ていることから、門出にちなんだ花言葉を持つお花。やわらかで繊細な花姿は、見ている人の心を癒してくれます。また、香りも非常に良く、そのやさしく甘い香りは多くの人の心をほぐしてくれるはず。送別にぴったりのお花です。

こんなお花は注意

・ペットにとって危険なお花

 

ペットが誤飲した場合に危険なお花としては、主にユリ・アジサイ・チューリップ・スイセン・スズランが挙げられます。特にユリは少量の花粉を吸い込んだだけでも重症になってしまう場合があるので、ペットを飼っている人へのギフトでは避けるようにしましょう。

 

・仏花を連想するお花

 

マム(菊)が多かったり、白色の花だけを使った花束・アレンジメントには注意が必要です。綺麗なことに変わりはないのですが、場合によってはお供えのお花が連想され、失礼になってしまう場合があります。マムや白いお花が特別大好きな方には問題ありませんが、そうでない場合は避ける方が安心です。

送別の花と一緒に贈ると良いプレゼント

手紙やメッセージカード

 

気持ちを言葉として書き綴った手紙やメッセージカードは、やっぱり貰うと嬉しいですよね。お花と一緒に贈る場合は、便箋やカードのデザインをお花のイメージに合わせたものにしてみたり、どうしてこのお花を選んだのかについても書いてみてもいいかもしれません。

ボールペンやハンカチ

 

学校生活・職場問わず、どこでも使えるのがボールペンやハンカチ。送別のプレゼントには、名前やイニシャルを入れることができる商品も人気です。普段自分では買わないような、ちょっぴり素敵なものを選んでみては。

おしゃれな花瓶

 

花瓶を持っていない人に花束を贈る時には、一緒に花瓶も贈ると喜ばれます。特にお引越しなどで新生活を始められる方には、長く使って貰いやすい素敵な花瓶をプレゼントすると◎。「花のある暮らし」をプレゼントすることができます。

お菓子

 

お花と一緒に楽しめるお菓子を添えるのもおすすめ。お菓子もお花も、手元に残り続けるものではないからこそ、相手に気を使わせないところが良いところ。素敵な時間をプレゼントする気持ちで、お花とお菓子のセットを選んでみてはいかがでしょうか。

ありがとうの想いを、花にこめて。

 

お世話になった先輩や上司、ずっと一緒にいた友人や同僚。新たな道に進むことはめでたく喜ばしいことですが、これまで過ごしてきた時間に想いを馳せたり、これからを思って寂しくなったり、お別れには色々な思いが渦巻きますよね。想いを伝える手段はたくさんありますが、ぜひ今年の送別にはお花を選んでみてはいかがでしょうか。贈る相手を思いやり、オーダーして作られた花束やアレンジメントは、世界でたった一つの、その人のためだけに作られたプレゼント。
あなたの思いが大切な人に届き、次のステージをやさしく照らしますように。

花と緑をこよなく愛するお花屋さん。 日々の暮らしがちょっぴりハッピーになるような、花や緑との関わり方をお届けします。

花屋WAKAflower(わかフラワー)