一人暮らしの過ごし方からは、その人の考えや思いがコダワリとして現れるもの。
今回の特集では、色々なコダワリを持った大学生たちの暮らしぶりから、その人の思いや魅力に迫ります。
今回はおうち時間を謳歌しているという黒木さんにインタビュー。
黒木さん:この春美大を卒業し、一人暮らしを開始。趣味は映像制作、オンラインゲーム。常になにかやっていたいとアクティブな生活を送っている。
MOKUJI
ネット上で広がるコミュニティ
コロナ禍においてライフスタイルが大きく変わった今、おうちでの過ごし方にまだ戸惑っている方は多いのではないでしょうか。そんな中、黒木さんはやりたいことをやるチャンスに変え、おうち時間を充実させているようです。
オンライン上でのつながり
黒木さんが続けていることのひとつはオンラインゲーム。小学生の頃からMMO(大規模多人数型オンライン)と呼ばれるゲームをやり始め、オンライン上で知らない人とコミュニティを持つ楽しさを知ったといいます。「いわゆるネットジャンキーのようにゲームに夢中になりました。気づけば12時間プレイしていたときもありました(笑)
オンラインの魅力は年齢も職業もバラバラで、現実では出会う機会がないはずの人達とコミュニケーションをとることができること。家にいてもひとりじゃない感じですね。ゲームの話以外ももちろん、ボタンひとつで切れちゃうような関係だからこそ話せることもあります。なかには人生の教訓を教えてくれる人も。」
ネットとリアルは分けて
「浅くも濃い関係を築いていますが、私はどれだけ仲良くなったとしても実際に会ったりすることはないですね。発展してもSNSでやり取りするくらい。現実とオンラインの友達は分けてそれぞれのコミュニティとして付き合っています。」
作品をつくる側に
そんな黒木さんは映像制作にも打ち込んでいます。「もともと絵を描くのが好きで、いつしか自分で描いたキャラクターを動かしてみたいと思うようになりました。今はアフターエフェクトやPhotoshop、illustrationなどのソフトを使っています。」
卒業制作ではアニメーションをつくったそう。「コロナ禍で精神的にマイナスに向かっている世間を見て、こういうときだからこそ人と人とのつながりをテーマに制作しました」
ひと足早く始めた就活
映像制作にゲームにとおうち時間を充実させている黒木さんですが、大学生になった早い段階で将来について考えるようになったといいます。
進路を固める
「やりたいことがありすぎて、早く行動しなきゃ興味のある業界を見切れないなと思って。」大学2年生の頃から就活を始めたという黒木さん。「 大学にあまりサークルがなかったこと、周りの友達が各々やりたいことに没頭していたからこそ、早く動き始めれたし就活に充分な時間を割けたのだと思います。」様々な企業のインターンを経験し、最終的に好きなことである映像制作業界への就職を叶えました。
隙のない情報収集
就活において情報源は就活サイトだけでなく「Yahoo知恵袋を見たり、転職サイトに登録したりしました。口コミを見たり、同じような疑問を持つ人に対して経験のある人が答えていたりするので参考になるんです」授業に就活、趣味にやりたいこととただでさえ忙しい中効率的に情報を調べました。「普段はアニメーション制作などの作業をしながら、BGMとしてライブ配信を聴いています。そこでも新しい情報を得ることができるし、Twitterのトレンドやグループチャットなどを見て今何が流行っているのか確認するようにしています」情報に溢れている時代だからこそ、サイトやSNSをいかに駆使できるかが重要なようです。
新生活に向けて
就職を機に始めた一人暮らし
引っ越したばかりでまだ必要最低限のものしか部屋にないそうですが、「部屋はフローリングの色に合わせて白や茶色で統一したいです。そこにオレンジと黄色をポイントに入れたいと思っています」これからお気に入りの家具やインテリアを揃えていくそうです。
目標は人と人とのパイプ役になること
やりたいことに積極的に挑戦する黒木さん。その中で見つけたこれからの目標は「いつか人と人とのパイプのような存在になりたいです。業界とか関係なく、こんな人がいるよと紹介して人の輪を広げることができるような存在。これからもどんな形であれもっといろんな人と出会いたいし話してみたいです。」
おわりに
常にやりたいこと新しいことを取り入れ、前へと進み続ける黒木さん。社会人となりこれからもいろいろなことを経験し、挑戦し続けていくでしょう。これからの黒木さんの活躍が楽しみです。
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interview&writing:Yuka Tokumo