定番のDIY素材や余った端材も、見方を変えれば新しいものを生み出すきっかけになります。本記事では、新しいDIYのヒントになるようなアイディアを集めました。大きめ家具から季節の小物作りまで、バリエーション豊かな事例を紹介します。さまざまなアイディアを取り入れて、DIYを楽しんでください。
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DIYアイディア①カラーボックスを使った家具
いろいろな方法で活用できるカラーボックスは、DIYの定番アイテムです。そんなカラーボックスを使って、大きめの家具作りに挑戦してみませんか。おすすめのアイディアを紹介します。
1.テーブル
一見すると難しそうに見えるテーブル作りも、カラーボックスを使えば簡単にできます。まず、間隔を空けてカラーボックスを置いてください。カラーボックスの天面に板を乗せたら、テーブルのできあがりです。
このDIYは、使用するカラーボックスの個数や置き方を変えれば自由にアレンジできるのが魅力です。例えば、カラーボックスの前面をキッチンに向けた状態で2つ並べ、板を乗せればカウンターテーブルに早変わり。キッチンとダイニングを仕切りたいときにもおすすめです。4つのカラーボックスを2つずつ置くと、カフェ風テーブルにもなります。
また、4つのカラーボックスを一列に並べたら、ディスプレイ用の長テーブルにも。雑貨など、好みの小物を飾ってみましょう。この他にリメイクシートを貼ったり、ペイントしたり、いろいろなアレンジを取り入れてみてください。
2.ベンチ
ベンチ作りには、カラーボックスの他にすのこ、ウレタンフォーム、蝶番、布を準備します。まずはカラーボックスのサイズに合わせて、すのことウレタンフォームをカットしてください。布→ウレタンフォーム→すのこの順番で重ね、タッカーですのこに布を貼り付けます。出来上がった座面を蝶番でカラーボックスに取り付ければ、完成です。
もっと手軽にしたい場合は、カラーボックスにすのこだけ取り付ける方法でもOK。ベンチの上にクッションを置いて使えます。またカラーボックスを土台として使うと、座面下を収納スペースとして使えるのが嬉しいポイントです。
3.ソファー
購入すると高額になりがちなソファーも、カラーボックスを使って手軽に作れます。ソファはリビングのメインとなる家具なので、好みのデザインに仕上げられるのも魅力です。
最初にカラーボックスの上に板を置き、金具で固定。このとき、カラーボックスの開口部を上にして置き、蝶番で板を固定すれば座面下を収納にできます。板をしっかり固定したら、座面にマットレスやクッションを置いてソファーの完成です。
4.TVボード
テレビ周りにはレコーダーやゲーム機器などが集まりやすいので、TVボードですっきり収納できたら便利ですよね。TVボードのDIYはとても簡単。カラーボックスを横に並べるだけで、あっという間に完成します。
配線や周辺機器などの細々としたものを収納するために、カラーボックスには目隠し扉をつけるのがおすすめです。またカラーボックスの背板は薄いので、簡単に配線用の穴を開けられます。使用している機器の配線に合わせて、穴を開けましょう。
DIYアイディア②すのこを使った収納・家具
100均ショップやホームセンターで手に入るすのこは、いろいろなDIYが楽しめる便利なアイテムです。ここでは、すのこを使った収納や家具のアイディアを紹介します。お好みのデザインで、すのこを生まれ変わらせてみましょう。
1.キャスター付き収納
雑誌やリモコンなど、よく使う小物を入れるのに役立つ移動式の収納ボックスをすのこで作ってみましょう。最初に、すのこ2枚と好みのボード2枚を接着します。底板とキャスターをつけたら、移動式の収納ボックスのできあがりです。
このDIYは100均ショップで材料がそろうので、リーズナブルに収納を作りたい場合にぴったり。サイドに革のハンドルやロープをつければ持ち運びしやすいので、そういった工夫も取り入れてみてください。
2.ベランダ収納ボックス
全面にすのこを使うと、貨物のようなおしゃれでかっこ良い大容量の収納ボックスが作れます。すのこを組み合わせてボックス型を作り、開口部にすのこの蓋を取り付けたら完成です。この収納ボックスは、キャスターをつけてガーデニング用品一式をいれるのにおすすめ。散らばりがちなガーデニング用品も、すっきりとまとめられます。
3.パーテーション
すのこを解体し好みの形に組み直せば、パーテーションになります。サイズを調整すると、ガーデニングスペースの仕切りやベビーゲートにもできるのがポイントです。すのこの隙間を空けて、はしごのような形をしたラダーラックも作れます。ラダーラックは、フォトフレームなどでおしゃれにデコレーションするのがおすすめです。
DIYアイディア③塩ビパイプを使ったラック
塩ビパイプは、さまざまな用途で使える便利なアイテムです。そんな塩ビパイプを使ったDIYラックのアイディアを紹介します。普段使いしやすいラック作りにチャレンジしてみましょう。
1.収納ラック
シューズラックや植物棚などの用途で使える収納ラックは、塩ビパイプで手作りできます。まずは塩ビパイプを組み合わせるために、L字型ジョイントやT字型ジョイントなど必要な接続パーツをそろえましょう。塩ビパイプと接続パーツは好みのサイズにカットし、色を塗ります。接続パーツで塩ビパイプ同士をつなぎ合わせてラックの土台を作り、板を乗せたら完成です。
2.ハンガーラック
手作り慣れてきたら挑戦してみたいのが、上級者向けのハンガーラックです。塩ビパイプの他に、キャスターやすのこ、棚板、ウッドボックスなどを組み合わせて使いやすくカスタマイズできます。ペイントによってアイアン風やシルバー風など、さまざまなテイストに仕上げられるのもポイント。インテリアに合わせて作ってみましょう。
3.自転車ラック
耐久性のある塩ビパイプは屋外の使用もできます。そのため、塩ビパイプと接続パーツをカットしてつなぎ、自転車ラックを作るのもおすすめです。家族の自転車のサイズに合わせて、実用性の高い自転車ラック作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
【番外編】インスタ映えする季節の小物を紹介
季節を感じさせる小物のDIYは、インスタ映えするのも魅力です。みんなの注目を集められる季節小物のアイディアを紹介します。自分で手作りした小物で、季節ごとのインテリアを楽しみましょう。
1.コースター
小さなサイズのコースターは簡単に作れるのに加え、作り方のバリエーションが豊富です。色合いやモチーフで季節感を演出しやすいので、小物のDIYをしたいときにぴったり。
夏なら、紙粘土のベースに貝殻やシーグラスを乗せたコースターが涼やかな雰囲気を演出できます。カップを置いたときにガタガタしないよう、高さを均一にするのがコツです。冬はコルクやフェルトなど温かみを感じられる素材を使うと良いでしょう。
おしゃれなデザインを施したい場合は、ハンダゴテで木材に模様をつけるウッドバーニング(焼き絵)がおすすめです。この他にセメントの上にタイルを乗せて作るコースターや、粘土に石をはめて作るコースターなど、さまざまなアイディアがあります。好みの素材を使い、季節感のあるコースターを作ってみてくださいね。
2.流木を使った小物
ナチュラルテイストのインテリアを楽しみたいときは、流木が活用できます。モビールやツリー作りにも挑戦してみましょう。
まずは流木モビールの作り方から紹介します。最初に、横にした状態の流木に紐を取りつけます。バランスを考えながら流木にモチーフをつけて完成です。海で見つけたシーグラスや貝殻の他、お気に入りのポストカードなどをつけても素敵に仕上がります。
続いて、流木ツリーの作り方です。横にした流木同士を糸でつなぎ、三角形のツリー型を作ってください。壁にかければ、おしゃれなウォールツリーのできあがり。季節感あるオーナメントを結び付ければ、1年中楽しめるのが嬉しいポイントです。
3.ストリングアート
刺繍糸や木材、釘を準備すれば、気軽にストリングアートに挑戦できます。まずは、木材のサイズに合わせてデザインのイメージを決めましょう。デザイン画を作るときに、釘を打つ場所をマーキングしておくのがコツです。
続いて、木材を好みの色に塗装します。塗装が乾いたらデザイン画を木材の上に置き、テープで貼り付けてください。マーキングした位置に合わせて釘を打ち、デザイン画を剥がします。釘に刺繍糸を張ったら完成です。
ストリングアートは、デザインによってさまざまな季節感を出せます。クリスマスなら星形に緑と赤の糸を使うなど、季節に合わせたデザインにしてみてください。
色んなDIYのアイディアをどんどん形にしていこう!
DIYの醍醐味は、好みのテイストや生活スタイルに合ったものを作れるというところ。すのこやカラーボックスなど身近にあるアイテムも、工夫次第でいろいろな形に変身します。今回紹介したアイディアを参考にして、お気に入りの家具や小物を作ってみましょう。