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Apr 22, 2024

味噌の常識を変えちゃうかも!?ニュータイプ味噌調味料「つぶみそ」調味料マカセvol.38

料理の最後の決め手となるのが、調味料による味付けです。日本人に馴染みのある「さしすせそ」だけではもったいない!こちらの連載では、今流行りの調味料から、知る人ぞ知るプレミアムな調味料まで、かんたんレシピと一緒にご紹介します。味に奥行きを出したり、自分で調節しなくても味が決まる万能調味料があれば今よりもっと料理が楽しくなるはず!ぜひお気に入りの一品を見つけてみてください。

今回は生味噌でも液体味噌でもない、顆粒タイプの味噌「つぶみそ」をご紹介。顆粒になったことで広がる味噌の新たな可能性とその魅力に迫ります。

「つぶみそ」ってどんな調味料?

 

味噌󠄀でおなじみのメーカー・マルコメが販売している「つぶみそ」。その名の通り、フリーズドライ製法で味噌が顆粒状になった商品です。生味噌󠄀の味わいがそのまま粒に凝縮されており、いつでも本格的な味わいを楽しむことができます。
一般的に味噌は溶かして料理に使うものというイメージがありますが、「つぶみそ」は顆粒なので溶かす手間なく簡単に料理全体に味をいきわたらせることができます。量の調節がしやすいので、多く入れすぎてしまう心配がありません。
また、通常の味噌よりも長期保存ができるかつ、常温保存OKなのも嬉しいポイント。保存が効くことから「つぶみそ」の防災備蓄専用タイプもあるので、非常食の一つとして常備しておくのも良さそうです。

主な原材料

原材料には米みそ(国内製造)、豆みそ、かつお節粉末、食塩、かつお節エキス、いわし煮干粉末、昆布粉末等が含まれています。
だし入りなので、「つぶみそ」にお湯を注ぐだけで簡単に味噌汁が作れちゃいます。見た目は顆粒だしのようなイメージ。1粒味見してみると、まさに味噌がぎゅっと濃縮されているような味わいです。これまでありそうで無かった顆粒タイプの味噌ですが、マルコメ独自の製法によって味噌󠄀の要である風味を損なわずにフリーズドライすることが実現できたようです。これなら塩コショウで味付けするのと同様に、どんな料理も気軽に味噌で味付けできちゃいますね。定番の味噌料理以外にも、味噌を使う場面が一気に増えそうな予感がします。

かける!つける!混ざる!「つぶみそ」を使ったおすすめレシピ

味噌を使うのは味噌汁、なすの味噌炒め、田楽、さばの味噌煮、くらい・・・という方も、「つぶみそ」を使えばもっと料理の幅が広がるかも!今回は簡単に作れるおすすめレシピを4つご紹介します。

かけるだけ!新感覚の和風ドレッシング

 

こちらは混ぜるだけの超簡単レシピ。つぶみそ、いりごま、あおさをお好みの分量分入れたら和風ドレッシングの出来上がりです。
もはやふりかけといった方が正しいかもしれませんが、ドレッシングのように美味しくサラダを食べることができます。いつもドレッシング=オイルは必須と思っていた筆者としてはかなり新食感のドレッシング。オイル不使用なので、ダイエット中の方にもおすすめです。もちろんオリーブオイルをかけても美味しいこと間違いなし。ふりかけた後すぐ食べようとするとパラパラとこぼれてしまいがちなので、少し時間を置き野菜の水分でなじんだ頃に食べるとより美味しくいただけます。

揉み込むだけ!超即席浅漬け風

 

ただでさえ簡単な浅漬けですが、つぶみそを使えばより簡単&スピーディーに作ることができますよ。
食べやすい大きさにカットした野菜を、つぶみそ、おろししょうがと一緒に袋に入れ、野菜がしんなりするまで揉み込みます。その後15分程寝かせて、水気を切ったら完成です。(今回は白菜1枚、きゅうり1/2本、にんじん1/4本に対してつぶみそ大さじ1の分量で作りました。)数時間漬けた浅漬けと比べると、しみしみというよりはあっさりなお味に仕上がります。たった15分でこれだけしっかり味が付くのは、旨味が凝縮されたつぶみそだからこそではないでしょうか。つぶみそと野菜さえあれば、あと1品足りない・・・なんて場面でも安心ですね。

炒めるだけ!トマたま炒め

 

こちらは炒め物のレシピ。まず卵2個につぶみそ大さじ1と1/2を加えてかき混ぜ、フライパンで加熱します。次に卵全体に火が通ってきたら、乱切りにしたトマトを追加しさっと炒めたら完成です。つぶみそだけで味が決まるので失敗しらずのレシピです。そしてさらに嬉しいポイントは仕上がりが茶色くならないこと。通常味噌を使う料理はどうしても茶色くなりがちですが、つぶみそなら食材の色を邪魔することなく仕上げることができますよ。

塗るんじゃない、混ぜるんです!みそバタ焼きおにぎり

 

味噌おにぎりといえば、田楽味噌のようにおにぎりの表面に味噌を塗るのが一般的ですよね。つぶみそでは顆粒であることを活かして、ぜひ直接ごはんに混ぜ込んで作ってみてください。
作り方は、まず、ごはん300gに対してつぶみそ小さじ2を混ぜ合わせます。あとは好きな形に握ってできたおにぎりを、バターを熱したフライパンでこんがり焼けば完成です。いつもとは違う味噌おにぎりを味わうことができますよ。お好みで白ごま、かつお節を混ぜ込んでもより美味しく出来上がります。バターが多すぎるとおにぎりが崩れやすくなってしまうので、少な目のバターで焼くのがポイント。また、軽く握るよりも、しっかりと固めのおにぎりを握るのが失敗しないコツです。

「つぶみそ」をぜひお試しあれ

 

今回ご紹介した使い方はほんの一部で、「つぶみそ」にはまだまだ無限の可能性を感じます。炒め物はもちろん、パスタやうどんの味付け、トーストのトッピングや天ぷらのつけ塩代わり、スパイスと組み合わせて使うなどなど。自由な発想で「つぶみそ」のベストレシピ探しを楽しんではいかがでしょうか。