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Sep 07, 2022

【保存版】野菜の冷凍保存術!食材別の保存方法と注意点を抑えよう

冷凍する際はジップロックなどチャック付きの袋に入れると便利

野菜を買っても使いきれなくて捨てることになってしまう、安くて大量に買ってしまった野菜をどのように調理していいか分からないと悩んでいませんか。肉や魚は冷凍保存が一般的ですが、実は野菜も冷凍保存が可能な食材もあります。この記事では、野菜を冷凍保存する方法と冷凍保存に向いている野菜を紹介します。栄養バランスを考えた食事のためにも、野菜を冷凍保存してみましょう。

野菜を冷凍保存するメリット

 

野菜を冷凍保存するメリットは大きく分けると3つ。時短・節約・健康です。また、食材を無駄なく使うことでフードロス削減にもつながります。保存方法や食材を間違えなければ、野菜を冷凍すると味が落ちてしまうということはありません。

カットや下ごしらえをしておけば時短に

野菜を冷凍する時は、洗ってから食べやすい大きさにカットという下ごしらえをした状態にしておきます。料理に使う時は解凍して使うだけなので、忙しい朝や平日の夜でも包丁やまな板を出さずに、野菜を使った料理を時短で作ることができます。時間のある休日にまとめて冷凍野菜を作っておくのがおすすめです。

 

余った野菜も冷凍保存して節約に

スーパーでまとめ買いをするとお得な値段で売られている野菜もありますよね。一気に食べようと思うと味に飽きてしまい、冷蔵庫に入れておくと腐ってしまいせっかく安く買ったのにもったいないですよね。

そこで、すぐに食べる分だけ残して、余っている野菜は冷凍保存してしまいましょう。
市販の冷凍野菜よりも安くなっている野菜を自分で冷凍したほうが、手間はかかりますが安く済みますよ。また、冷凍したい野菜の量が少ない場合は、何種類かの野菜をミックスして冷凍保存することもおすすめです。

 

冷凍すると栄養を効率よく摂れる野菜も

実は冷凍することで、そのまま調理するよりも栄養を吸収しやすくなったり、おいしくなったりする野菜があります。野菜は収穫後も細胞が生きているので、冷蔵庫や常温で保存されていると、成長が進んで栄養を使ってしまいます。一方、冷凍保存を行えば細胞の活動を止めて、栄養価を野菜の中に残しておくことができます。

また、栄養素の中には、冷凍することで細胞が壊れやすくなるものもあり、食べた時に吸収しやすくなる効果も期待できます。

冷凍におすすめの野菜とアレンジ方法

冷凍保存におすすめの野菜を5種類紹介します。それぞれのアレンジ方法も解説しますので、実践してみてくださいね。

きのこ

 

えのき・まいたけ・しめじなどのきのこ類は冷凍保存に適している食材です。冷凍することできのこの細胞が壊れ、旨味や栄養吸収率がアップすると言われています。それぞれのきのこを冷凍するのもいいですが、数種類のきのこを一緒にミックスして冷凍し、マリネや炊き込みご飯などに使うと豪華な料理になりますよ。

ブロッコリー

 

ブロッコリーは市販品でも冷凍になっていることが多い野菜です。ブロッコリーを1口大に切ってからしっかりと洗って水気をとって冷凍保存します。冷凍ブロッコリーは凍ったまま炒めたり、スープに入れて茹でたりして調理するのがおすすめです。

玉ねぎ

 

玉ねぎを冷凍するとシャキシャキとした食感はなくなりますが、辛味がなくなりうまみや甘味が増します。皮をむいてから調理しやすいように、みじん切り・薄切り・くし切りなどにします。冷凍した玉ねぎは火が通りやすいので、あめ色玉ねぎを作る時にも便利です。

ほうれん草

 

ほうれん草は根元に土が付いているので、ボウルに水を張って根元をつけておくと簡単に土を落とせます。生で冷凍する場合は、キッチンペーパーなどで水気を切ってから根元を切り落としざく切りにします。ゆでてから冷凍すると、解凍したほうれん草に熱を加える必要がありません。解凍後の使い方によって冷凍方法を選んでください。

ネギ・小ネギ

 

ネギや小ネギは食材として使うだけでなく、最後に飾りとして彩りを添えるためにも使えます。使いやすいサイズに切っておき、水気を取ってから冷凍します。小ネギはキッチンペーパーを入れてから保存用袋に入れると、冷凍してもバラバラに取り出せます。

 

野菜を冷凍保存する時の注意点

 

野菜を冷凍する時に注意する点を5つ紹介します。冷凍野菜をおいしく食べるために大切なので、ぜひ参考にしてくださいね。

冷凍に向いている野菜と向いていない野菜がある

冷凍に向いていない野菜の特徴は2つあります。
1つ目は水分が多い野菜で、解凍した時に水っぽくなってしまいます。具体的にはレタス・トマト・きゅうりです。

2つ目は繊維質が多い野菜で、解凍した時に筋が気になる食感になってしまいます。具体的にはニンジン・大根・ごぼうなどの根菜です。
冷凍に向いていない野菜が大量にある場合は、早めに食べ切るか賞味期限が長くなるような作り置きレシピを活用することがおすすめです。

水分を拭き取ってから冷凍する

冷凍する時は野菜に付いている水分をふき取ってから、冷凍庫に入れましょう。水が付いたまま冷凍してしまうと、霜が下りて野菜の風味や食感が悪くなってしまいます。キッチンペーパーでふき取ったり、サラダスピナーを使ったりすることをおすすめします。

急速冷凍すると風味が落ちない

野菜を冷凍保存する場合は、すぐに冷凍状態にすることが重要です。新鮮な状態の野菜を冷凍した方が味や栄養価をキープできます。なるべく平らに保存することやアルミパッドなどを使うことを意識して冷凍庫に入れましょう。冷凍庫によっては急速冷凍ができる機能があるので、うまく利用してください。

冷凍してから使い切るまでの目安は1〜3週間

冷凍保存すれば冷蔵や室温よりも賞味期限は延びますが、無期限になるわけではありません。野菜にもよりますが、約1週間~3週間、最長でも1か月で使い切ると味や鮮度をキープできます。

冷凍庫内をきれいに保ためにも、冷凍した日をメモし、定期的に見直すようにしてみましょう。

使い方を考えて小分けに冷凍

野菜を冷凍する場合は、1回分に使う量に小分けに冷凍しておくと便利です。まとめて冷凍してしまうと1回で使い切る必要があります。1度解凍してしまった後に再冷凍すると、味も食感も落ちてしまうので注意しましょう。

大きさを揃えて切っておくと、熱を通すときにムラができにくくなります。

 

冷凍保存を活用して野菜を上手に食べよう!

ミックスベジタブルとして冷凍すれば色々使えて便利

 

野菜を冷凍保存しておくと、時短になりおいしくなることがあります。それぞれの野菜に合った方法で冷凍保存をしてみてくださいね。安い時に購入した野菜を下ごしらえして冷凍にしておくことで節約にも繋がります。ただし、冷凍保存した後は最長でも1か月以内に使い切るようにしましょう。