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Oct 08, 2021

もしもに備える災害対策チェック項目

地震大国といわれる日本では、いつどこで大地震が起こり災害に見舞われるか分かりません。日本では死者・行方不明者が100人以上の大地震がここ100年間で、14回も起きています。また、近年は異常気象などによって台風や大雨、大雪、火山噴火などの災害も増えているので、常に何かしらの災害を目の当たりにする機会が多くなってきているのも現状です。しかし日頃から災害に備えておこうと思っていても、実際何をしていいのか分からないまま、災害対策が後回しになってしまっている人は多いのではないでしょうか。今回は、災害の種類別に分かりやすく災害対策チェック項目をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

MOKUJI

 

日本で起こる地震 地震の災害対策をチェックしよう

日本で起こる災害の中でも、最も大きな被害を出しているといっても過言ではないのが地震による被害です。正しい地震に対する災害対策をし、いつ地震がやってきても慌てずに身の安全を確保できるようにしましょう。

地震の災害対策チェック1 家の家具の転倒を防止する

地震が起きた時に、家の中にある家具が倒れて下敷きになって圧死してしまう被害も多く、家の家具が命取りになる可能性が十分にあります。そのため、家具類には転倒防止対策が必要不可欠です。基本的には、左右を2か所以上固定して上下も固定しておくことや、重心を下にするなどの工夫をしておいてください。

 

例えば、食器棚やタンス、背の高い棚などの中には、なるべく重心の重いものを下の段に入れて、軽いものは上の段に入れるとよいでしょう。また、家具の転倒防止の固定方法としては、家具と壁をL字型金具で固定する方法や、天井と家具の間に突っ張り棒を入れて固定する方法などがあり、専用のものが多数販売されています。

 

すぐにできる対処法としては、天井と家具の間を段ボールなどの箱で埋めたり、家具の前部に段ボールや新聞紙などを差し込んで、重心を後ろにすることで家具を前に倒れにくくする方法などもあるので、参考にしてみてください。

地震の災害対策チェック2 ガラスの飛散を防止する

家の中の家具にはガラスが使われていることが多く、地震が起きた際に割れたガラスが原因で、負傷した人の割合は上位を占めます。そのため家の中のガラスにはガラス飛散フィルムなどを貼って、地震がきてもすぐに割れないような対策をしておきましょう。

 

特に食器棚にはお皿やコップなどの割れやすい食器が入っているため、食器棚のガラスにも注意して対策をしておくと、万が一ガラスが割れてしまっても飛散は免れます。窓ガラスなどに貼っておくと、地震だけでなく台風や竜巻などの災害がやってきたときにも効果的なので、ガラスの災害対策をぜひ、検討してみてください。

地震の災害対策チェック3 場所別の対処法をチェックしよう

地震が起きた時に必ず自宅にいるとは限らず、仕事場や電車の中で遭遇するかもしれません。そのため、どこで地震に遭遇しても慌てないように、場所別の対処法をチェックして、普段から意識をしながら地震に備えておきましょう。

場所別の災害対策 自宅で地震に遭ったら

もし自宅にいて地震に遭遇したら、まず家の中で「転倒・落下物が少ない場所、閉じ込められたりしない場所」を探しましょう。家の中でそのような場所が見つからない場合は、「玄関」に避難するとよいでしょう。玄関は、周りに物が少ないうえ柱が多い造りになっているので、揺れを感じたりや緊急地震速報などの知らせを聞いたら、玄関へ避難しドアを開けて避難経路の確保をします。

 

他にも、台所にいた場合は火を使っていたなら、火をすぐに消して台所から離れてください。台所には、食器やガラス、包丁など危険なものが沢山あるので、揺れを感じたらできるだけ早く離れましょう。トイレやお風呂にいた場合には、閉じ込められないようすぐにドアを開け、タオルや衣服などを持って安全な場所へと移動してください。

場所別の災害対策 街中で地震に遭ったら

外出先で、地震に遭う可能性も十分考えられます。例えば、街の中を歩いている時なら、建物から落ちてくる砕けたガラスやコンクリートの破片など、上からの落下物に注意して、持っている鞄などで頭を守り建物のそばを離れて下さい。

 

周りが建物ばかりで建物のそばを離れられない場合は、古い建物ではなく新しい安全そうな建物の陰に身を隠して、地震の揺れが収まるのを待ってください。もし、建物内で地震に遭った場合には、出口を確保して足を怪我しないように、靴やスリッパなどを履いて避難するようにしてください。

 

側に大きな窓・棚や機械類がある場合は窓から離れ、ガラスなどの飛散や棚などの転倒から身を守るようにしましょう。高層ビルなどの高い建物は、上の階に行くにつれ揺れが激しくなります。立っていられなくなる事や投げ出されてしまう可能性が考えられるので、しっかりとしたものにつかまることが大事です。

 

地下街などにいた場合も、すぐさま出口や非常口を探し冷静に避難をしましょう。地下街は、火災やガス漏れの被害、人々のパニックによる二次災害が懸念される場所。もし、停電などで電気がつかなくなっても、壁をつたっていけば必ず出口にぶつかります。その事を頭に入れ、地下街では冷静な行動を取りましょう。

場所別の災害対策 電車や車の中で地震に遭ったら

電車やバスの中で地震に遭ってしまったら、電車の急停止などの衝撃に耐えられるよう、手すりにつかまり低い姿勢をとってください。電車やバスの停車後は、乗務員の指示に従って速やかに避難をしましょう。

 

もし、自分が車を運転していた場合に揺れを感じたら、ゆっくりと車を道路の左側に停車して、揺れが収まるのを待ってください。車は放置すると救急車などの通り道の妨げになってしまうため、揺れがおさまった後は広い場所や駐車場に車を移動しましょう。

地震の災害対策チェック4 家族で災害対策会議をしよう

家族で普段から地震に備えて、避難経路や連絡手段などの災害対策の会議を話し合っておくことをおすすめします。

 

例えば、家の安全な場所や避難場所を決めておく、災害時の連絡手段を決めておく、家から近い避難場所を決めて道順などを確認する、ペットがいる場合は迷子札を付ける、ペット用の非常時のための袋を用意するなど、普段から話し合っておくことで、非常時に家族間でスムーズに連携が取れる可能性が高くなります。

日本で起こる台風・大雨 台風や大雨の災害対策のチェックを

 

日本では、台風や大雨によっても大きな被害が出ています。近年は、勢力の強い台風が8月から9月ころにかけてやってきて深刻な被害を起こしているため、地震だけでなく台風・大雨災害対策にも十分な備えが必要です。

 

また、台風や大雨は、気象庁で予測が可能なため、事前にどのくらいの大きさの台風なのか、どのくらいの降雨量なのかを気象情報で知ることができます。事前に気象情報をチェックして早めの災害対策をしておきましょう。

台風・大雨の災害対策チェック1 家の周りの災害対策をしよう

家の周りの災害対策チェックとして、家のテレビなどのアンテナが不安定だったら補強して直す、雨戸や窓ガラスをしっかり閉めて鍵をかける(窓ガラスの強度が心配な場合は木の板を打ち付けておく)、鉢植えや物干しなど家の周りにある物を片付けるなど家の周りをチェックしておきましょう。

 

また、屋根の瓦でひび割れや不安定で飛んでしまいそうなものは、取り除いたり修理しておくなど、普段から台風対策をしておくといざという時に安心です。

台風・大雨の災害対策チェック2 気象庁の注意報・警報チェック

台風や大雨が近づくと、気象庁から情報が発表されるので、常に情報をチェックして的確な判断ができるようにしましょう。「注意報」は、大雨や災害が起こる可能性があるときに発表され、「警報」は重大な災害が起こる可能性があるときに発表されます。

 

また、重大な災害が起こる可能性が非常に高い場合に「特別警報」が発表されるので、特別警報が発表されたら速やかに安全な場所へ避難をし、命を守る行動をしましょう。しかし「特別警報」が発表されないからと安心せず、自分たちの地域の気象状況を見て避難した方が良いと感じたらすぐに避難をしてください。

 

その際は、動きやすい運動靴、服装でレインコート、頭にはヘルメットを着用して、必要なものが入っている非常持ち出し袋も持っていくとよいでしょう。お年寄りや病気の方、子供などがいる場合は安全のために早めの避難をおすすめします。

日本で起こる大雪 大雪の災害対策チェックをしよう

 

関東などでも近年は大雪による被害が出ており、いまや大雪による災害や被害は、雪国だけの問題ではなくなっています。

大雪の災害対策チェック1 大雪後の雪かきの注意事項

大雪での災害でも、毎年多くの人が亡くなっているのが、大量に降り積もった家の屋根の雪を下ろす雪下ろしや雪かきです。これらの作業は大変危険を伴うので、事前に注意点をチェックしてから行うようにしてください。

 

事前の注意事項としては、1人で行うのは危険なため必ず2人以上で行う、ヘルメットや命綱などを正しく着用する、風や日差しがなく気温は0度以下の天候であること、作業の段取りをちゃんと決めておく、などです。屋根から転落して亡くなってしまったり、軒下で雪かきをしていて、落ちてきた雪でけがをすることもあるため、十分に注意し準備をしてください。

大雪の災害対策チェック2 大雪で交通網が絶たれた場合に備える

大雪による積雪により道路や鉄道などが遮断されてしまえば、食料が届かず何も食べられない状態に陥ってしまう可能性も。必要な食料は備えておくようにしましょう。また、電気やガスが止まってしまう可能性もあります。石油ストーブがあると暖房の確保にもなり、料理をするときにも役立ちます。むやみに外の様子を見に雪の中に出たり、1人で行動するのは危険ですので避けましょう。

日本で起こる火山噴火 火山の災害対策をチェックしよう

日本は火山が各地にある火山列島で、近年は色々な場所で火山の噴火が起きています。火山の噴火も身近に起こる災害の一つと考え、火山の災害対策について確認しておきましょう。

火山の災害対策チェック1 火山の噴火警戒レベルを知ろう

火山が噴火の危険がある時は、気象庁から出される火山情報をチェックして、その意味を把握しておく事も大事です。気象庁から発表される情報として、噴火警戒レベル1から5までの5段階があります。

 

噴火警戒レベル1は、「活火山であることに留意」、噴火警戒レベル2は「火口周辺規制」、噴火警戒レベル3は「入山規制」、噴火警戒レベル4は「避難準備」、噴火警戒レベル5は「避難」の意味があります。もしもの時のために頭に入れておきながら、非常時は常に情報をチェックして行動することを心がけて下さい。

火山の災害対策チェック2 火山災害の種類を知ろう

火山災害にもいくつもの種類があるので、種類を知って備えておくことも必要です。火砕流は、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。高温の火山灰や溶岩が一団になり斜面を流れていき、広範囲にわたる場合もあり、その破壊力は非常に大きいのが特徴です。

 

土石流・火山泥流は、噴火により河口付近の雪が溶けたり、火山灰のある場所に雨が降ったりして発生します。途中で木や石を巻き込み流れてくるため、大きな被害が出てしまう非常に怖い災害です。

 

火山灰は、風の強さや噴火の大きさによりますが、遠くて1000㎞以上も飛んでいくといわれています。噴石は、火口から飛び出した大きな石や岩のことで、噴石が家などに当たると家が破損したりするので大変危険です。

日本で起こる災害の災害対策 非常持ち出し用品を備えよう

日本でいつどんな災害が起こるか分かりませんが、もしもの時の災害対策にぜひ用意しておきたいのが非常持ち出し用品です。これらを袋にまとめ、災害対策の袋として家の中の持ち出し安い場所にいくつか置いておく事で、いざという時に持っていけます。ぜひチェックしてみてください。

災害対策の袋 非常持ち出し用品をチェックしよう

災害対策袋の中に入れるものとして、携帯ラジオ・懐中電灯・ヘルメット・軍手・マスク・マッチ・ろうそく・ウェットティッシュ・食料品・水・トイレ用品・衣服・貴重品・電池・充電器・筆記用具など、災害時に必要だと思うものを考えて入れておきましょう。できれば、家族の人数分を用意していくつかの場所に分けて置いておくとよいでしょう。

もしものために備えようおすすめ災害対策グッズ7選

災害が起きた時に、頼りになるおすすめの災害対策グッズを7選ご紹介しますので、ぜひ、災害対策グッズ選びの参考にしてみてください。

お洒落でコンパクトな災害対策リュック

楽天市場|防災セット

出典:楽天市場

 

2012年に非常持ち出し用の袋として、初めてのグッドデザイン賞を獲得している災害対策リュックです。なんとリュックの中に30個もの災害対策グッズが入っています。災害時に必要な手回し充電多機能ライトや水、食料の他にも、女性や子供にも嬉しい水のいらないシャンプーやアルミブランケットなども入っているので、これ一つで必要な災害グッズが揃ってしまうといっても過言ではないでしょう。

 

また、通常の持ち出し袋の重さは10〜15㎏ですが、こちらの防災リュックの重さは5㎏と軽量。高齢者や女性でも持地やすいため、いざという時にすぐに持ち出す事ができます。

食べ飽きない工夫が沢山1週間の食料品

楽天市場|5年保存の非常食 防災用品を7日分38種類50品をセットにした 心も満たす7日間非常食満足セット

 

出典:楽天市場

 

災害時に大事な食料が38種類、1週間分も入ったセットです。ご飯やパン、スープ類が50セットとバリエーションが豊富なので食べ飽きる心配もなく、災害時にも安心して食べられます。食料を作る際に必要な水も一緒に入っているので、心強い災害対策グッズです。

布団のような寝心地でしっかり睡眠を

楽天市場|【Bears Rock】 -15度 封筒型 ふんわりと布団のような寝心地 さらっとした内生地で快適 4シーズン 洗える寝袋

出典:楽天市場

 

こちらの寝袋は、中綿に温かさを保湿する3Dファイバーを使用し、内生地にはさらっと吸水性のあるPGポリエステルを使用しています。ふんわりしながらもさらっと気持ちの良い寝心地。幅は約80㎝で寝返りも可能。ゆっくり眠れて災害時にたいへん頼りになる災害対策グッズといえます。

災害時には多機能ラジオで正しい情報を

楽天市場|懐中電灯 LED LEDライト 充電式 防災グッズ

出典:楽天市場

 

もしもの時に役に立つ機能が5つもついた多機能ラジオは、AM・FMラジオはもちろん非常時に必要不可欠なLEDライトやサイレンの機能まで付いています。もし身動きが取れなくなった場合にも、サイレンで周りに自分の非常事態を知らせる事ができます。

 

また、手回しでの充電も可能で、約3分の充電でラジオ・LEDライトは15分、サイレンは3分間使える、災害対策用にばっちりの優れものです。他にも、ソーラー充電やスマートフォン充電も可能なので、一家に一つ、もしくは一人一つ持っていても良い災害対策グッズでしょう。

非常時に大活躍する簡易トイレ

楽天市場|非常用簡易トイレ 80回セット 1回あたり50円!抗菌・消臭タイプ

出典:楽天市場

 

災害対策グッズの必需品といっても過言ではないこの簡易トイレは、80回分使用できます。使い方は、便座に専用の袋を設置して、用を足したら抗菌性凝固剤を上からふりかけ、袋ごと取り出し終了です。抗菌性凝固剤がすばやく固まり消臭してくれるので安心。可燃ゴミとして捨てることができます。

太陽光で充電できるソーラーパフ

楽天市場|ソーラーパフ solarpuff  ソーラー式エコライト ソーラーライト

出典:楽天市場

 

ソーラーパフは、折りたたみ式になっていて災害に遭った際の電気の代わりに手早く光を使用できるように作られた災害対策グッズです。その名の通りソーラー充電なので普段はリュックなどにつけて持ち運びも可能。形もシンプルで場所も取らないのでいざという時に重宝します。

10年保存で美味しいカムイワッカ麗水

楽天市場|【10年保存水】ミネラルウォーター「カムイワッカ麗水500ml×24本セット」

出典:楽天市場

 

カムイワッカ麗水は、なんと10年も保存できる水なので、水の買い替えの手間も省けます。また、公的期間での水質分析飲料水適合基準をクリアしていて、品質も良い保存水となっています。災害対策グッズの必需品である保存水。長く保存できて美味しいものを備えたいという方にぴったりです。

災害はいつでもやってくると考えて災害対策を心がけよう

 

いつどこでどんな災害に遭遇するかは、誰にも分かりません。しかし、万が一の災害に備えて準備することは今からでもできます。万が一の場合に備えて、ぜひ家族で災害対策について話し合ってみてください。