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Sep 23, 2020

棚のDIYアイデアを紹介!塗装のコツや必要な道具、おしゃれに仕上げるポイントなど

本や写真が陳列された棚

収納したい物や場所のサイズに合わせて棚を取り入れたいときは、DIYをするのがおすすめです。DIYなら自分好みのデザインにできるのが嬉しいポイント。DIYをするためには前準備が必要です。本記事では、棚作りに必要な道具やおしゃれなDIYアイディアに加え、塗装の方法も紹介します。

DIY棚作りに必要な基本の道具

 

床に置かれたさまざまな工具

棚を手作りするために、まずは道具を準備するところから始めましょう。ホームセンターなどを利用すれば、気軽に手に入れられます。DIYに必要な基本の道具を紹介するので、ぜひお気に入りの道具を探してみてください。

工具

棒や角材、薄い板を切る場合は、コンパクトなのこぎりで対応できます。場所を取らない折りたたみ式なら収納に困らないため、一本持っておくと便利です。金槌は、釘を打ち込むときに使います。ヴィンテージ加工の塗装では、あらかじめ金槌で木材を叩いて傷をつけ、味を出す方法も。釘打ち以外の用途でも使えるので重宝します。

 

木材の長さを測ったり、垂直に線を引いたりするのに使うのが、さしがねです。直角のものさしで、さまざまなサイズがあります。回転機能がある電動ドライバーは、ビットを付け替えることで穴開けやネジ締めなどに活用可能です。ドリルドライバーの他、強力なパワーを持つインパクトドライバーの2種類があります。

木材

初心者も扱いやすく、手ごろな値段で購入できる木材を3種類紹介します。1つ目は、スギ材です。やわらかく加工しやすいため、DIY初心者に適しています。2つ目のSPF材は、マツ科針葉樹の総称です。丈夫で軽く、やわらかいのが特徴です。2×4材や1×4材がよく使用されます。

 

3つ目のパイン材は、松の木で作られた集成材です。リーズナブルで、SPF材のように扱いやすいです。ただし、これらの木材は加工しやすい一方で耐久性に心配が残ることがあります。重たい物を乗せる棚を作る際は、耐久性のある木材を検討してみましょう。

金具やビスなど

木材に打ち付けて使う釘やビス、棚の強度が上がる棚受けなどの金具も準備します。棚受け金具は、デザインの種類が豊富なのが魅力です。アンティーク調やモダン調など、好みに合わせて選ぶと良いのではないでしょうか。

 

また、ディアウォールを始めとしたアジャスター材も便利です。壁に穴を開けず柱を建てられるため、賃貸でも安心です。

塗料

塗料には、水性と油性の2種類があります。初心者でも扱いやすいのは、水で薄められる水性塗料です。ただし、棚を屋外に置くなら防水タイプを選びましょう。

 

ステインは、木材に浸透するのが特徴の塗料です。木目を際立たせたいときに適しています。カラーバリエーションが豊富ですが、保護材としては機能しません。

 

ペンキは木材の表面を覆うタイプなので、塗料の色をはっきり出したい場合におすすめです。ワックスは木の風合いを残しつつ、表面に膜を張る機能を持ちます。保護材として使える塗料をお探しなら、ウレタンニスが最適です。ステイン×ワックス、ペンキ×ステインなど組み合わせて使えるので、欲しい機能で選ぶようにしてみてください。

初心者でも成功しやすいDIY棚作りのポイント

 

笑顔でDIYをしている男女

「初めてだから、失敗するのが心配…」という人も多いはず。そんなときは成功するためのポイントを押さえましょう。ちょっとしたことを意識すれば、初心者でも素敵な棚が作れます。

1.手軽なものから挑戦する

手作りできる棚には、壁に取り付けるタイプのディスプレイラック、置き型タイプの本棚などがあります。まずは、どこに何を置きたいのか、どんな材料・道具が必要かを考えることが大切です。

 

本棚や家電を始めとした重い物を置く棚は、強度が必要になり難易度も上がります。初心者なら、難易度が低いタイプを選ぶのがおすすめです。例えば、すのこや突っ張り棚といった既製品を活用したり、あらかじめ木材がカットされた組み立てキットを使ったりすると良いでしょう。

2.寸法を正確に測る

寸法は、設置場所や置きたい物のサイズに合わせて決めます。最初に正確な寸法を測っておかないと、設置するときに誤差が出やすくなります。木材や道具を調達する際に不足物がないよう、ビスの本数や金具も出しておくと安心です。

 

図面ができたらホームセンターに持って行き、材料の検討に入ります。何を選べば良いのかわからない場合は、スタッフに相談してみましょう。また、木材のカットはホームセンターでお願いするとスムーズです。

3.用途に応じた強度を考える

壁付け棚をフックで取り付ける場合は、フックの耐荷重を確認する必要があります。本や家電など重たい物を乗せるときは、強度を上げないと棚板がたわんでしまうこともあるため注意が必要です。補強金具や背板を取り付けると強度を上げられるので、用途に合わせて取り入れてみてください。

おしゃれなDIY棚のアイディア

 

本や植物が置かれた棚

「どんな棚を作ろうかな?」と迷ったときは、いろいろなアイディアを参考にしてみましょう。思わず真似したくなる、おしゃれな棚のアイディアを紹介します。

1.すのこで作れるDIY棚

すのこの板を切り離し、2本を側板として使用します。すのこの幅に合わせてカットした木材を棚板とし、ボンドで貼り付けましょう。強度が心配なときは、側面の外側からビス止めしてもOKです。すのこのサイズを大きくしたり、枚数を増やしたりすれば大型の棚を簡単にDIYできます。

2.ワイン箱で作るDIY棚

ワイン箱を2つ置き、その上に棚板を置きます。後は、L字型金具で留めるだけで完成。いろいろな用途で使えますが、キッチンカウンター下の収納棚としておすすめです。

3.棚受け金具のデザインを効かせたDIY棚

棚板を棚受け金具に取り付け、壁に固定すればできあがりです。棚受け金具のデザインにこだわれば、インテリアに合わせたおしゃれな棚に仕上がるのが嬉しいポイント。下地がない壁にも取り付けられる石膏ボードアンカーを使えば、強度も安心です。

4.ディアウォールで作るDIY棚

キッチンカウンターにディアウォールで支柱を立て、棚板を渡せば完成です。棚を増やせば収納力がアップ。パントリーが欲しい人にもぴったりです。調味料入れやマグカップなど、好みの物を飾ってインテリアを楽しんでみてはどうでしょうか。

DIY棚を思いどおりの色に仕上げる塗装のコツ

 

床に置かれたペンキやスポンジローラー

素敵な棚を作るためにこだわっておきたいのが塗装です。ワンランクアップできるおしゃれな塗装のコツを解説するので、参考にしてみてください。

1.塗装前は下地の処理をする

木材を塗装する前は、やすりをかける必要があります。表面の汚れを落とし、塗装面を滑らかにするのが目的です。240~320番程度のサンドペーパーを準備し、軽く削りましょう。もし、木材以外に塗装するならミッチャクロンのような下地材を塗布します。水を弾く素材など、使用する材料によって下地処理を変えてみてください。

2.水性ステインで木目を活かす

木目を活かしてナチュラルに仕上げたいなら、ペンキを塗らずステインだけで仕上げる方法があります。マホガニー、ウォルナットなど、色のバリエーションが豊富なのでお好みで選びましょう。色をつけたくない場合は、クリアタイプが役立ちます。

 

ステインは、必要な量を紙コップなどに取り出して使用するのが基本です。用途に合わせて、水で薄められます。伸びが良く、余分なステインを布で拭き取れるので初心者も扱いやすいです。

3.ペンキは一定に整える

まずは、必要な分量のペンキを紙コップなどに出します。濃いと感じたら、水で薄めましょう。調整ができたら、ハケの1/2~2/3ぐらいの量を取ります。つけすぎた場合は、コップの端に刷毛を押し付けて余分なペンキを落とします。塗る面に対し、刷毛を垂直に立て塗り広げてください。全面にペンキが広がったら、一定の方向に整えて刷毛の跡が残らないように仕上げます。

4.シャビー風にするなら塗り方を変える

濃い色のペンキやウッドステインを塗った後、薄い色のペンキでムラを出すように塗ると、上品な古めかしさのあるシャビー風になります。塗装後にわざとやすりをかけ、古びた感じを演出するテクニックもあります。

 

ペンキを塗り、乾かしてからウッドステイン(アンティークリキッド)を染み込ませたスポンジや布をポンポンと叩くように塗り込んでいく方法もおすすめです。ターナーのアイアンペイントなど、塗るだけで金属のような質感になる塗料も販売されています。お好みの方法でシャビー風の棚作りを楽しんでみましょう。

 

おしゃれなDIY棚で、自分好みの素敵空間に

花瓶や古書が置かれた棚

DIYに挑戦すれば、自分好みの棚をインテリアに取り入れられます。初心者でも、基本を押さえていれば大丈夫。本記事で紹介したことを参考に、作りたい棚のアイディアをイメージしてみましょう。お部屋がスッキリ片付き、見た目の印象も良くなるおしゃれなDIY棚を作ってくださいね。