ハンガーとは、衣類を整理する吊り下げ型の道具のこと。衣類用のハンガーには、洗濯物を干すことに適したタイプと収納することに適したタイプがあります。これらをうまく活用することが、衣類を良い状態で保つポイントです。本記事では、ハンガーの選び方やおすすめの商品、余ったハンガーの収納方法などを紹介します。
服を長持ちさせるハンガーの選び方
ハンガーは、洗濯用と収納用で選び方が異なります。ここでは、衣類を長持ちさせるためのハンガー選びのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ハンガーは洗濯用と収納用で分けて選ぶ
洗濯用と収納用のハンガーは、同じものを使わず分けて選ぶのがおすすめです。洗濯用は、家事の負担が少なく屋外の環境にも耐えられ、滑りにくく型崩れしにくいものが適しています。
収納用はかさばらず、衣類を長く収納しても型崩れしにくいものが好ましいです。素材や形状などに着目して、それぞれに適したタイプを選びましょう。
服の形をキープできるものを選ぶ
衣類をハンガーにかけて洗濯や収納をするときに、気になるのが衣類の型崩れです。ハンガーの形状を気にせずに洗濯物を干すと、乾いたときに衣類が変形していることもあるため、形が付きにくいタイプを選びましょう。
また、収納用もハンガーの形状次第では、シワや型崩れを起こす可能性があります。型崩れ防止の設計がされてるかどうかも要チェック。シャツ・スーツ・ネクタイなどは、各アイテム専用のハンガーを使うとより安心です。
滑り落ちづらいものを選ぶ
ハンガーを選ぶときに重要視したいのが、滑り落ちないこと。洗濯用でも収納用でも、滑り止めが施され落ちにくい構造のものを選ぶことが大切になります。
洗濯用には、風が吹いても落ちないクリップ付きや、肩紐用の凹みデザインのハンガーがおすすめです。収納用は、ベルベットなどの起毛素材やピンポイントで滑り止め加工されたものを使うと、衣類が落ちにくいだけでなくクローゼットから取り出しやすくなります。
耐久性の高い素材を選ぶ
長く使えるような丈夫な材質で選ぶことも重要です。洗濯用のハンガーは濡れた衣類をかけた上に、太陽光や雨風に晒されやすいため、ステンレスなど錆びにくい素材が良いでしょう。収納用はコートなど重みがある衣類にも長期間耐えられるものが好ましいです。
軽量でスマートなものを選ぶ
耐久性も重要ですが、軽量でスマートな構造かどうかもポイントです。水分を含む洗濯物は意外に重いもの。さらに重いハンガーを使って洗濯物を干すのは、労力がかかります。物干しスペースも考慮して、軽くて場所を取らないタイプを選ぶのがおすすめです。
また収納スペースが狭い場合、軽くてスマートなハンガーを使用した方が収納力アップにもつながります。コンパクトでかつ複数の衣類がかけられると、さらに便利です。クローゼットの幅や奥行きに合わせるのはもちろん、収納したい衣類の量なども考えてサイズを選んでみてください。
おすすめハンガー①洗濯用
洗濯用のハンガーは、滑りにくく型崩れしにくいのは当然のこと、耐久性や防錆加工、重量などにも着目して選ぶのがポイントです。ここでは、洗濯用におすすめのハンガーを紹介します。
MAWA エコノミックライト
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ドイツ製の厚さ2.5ミリしかない超薄型ハンガー。肩先の丸みを帯びたデザインが衣類の変形を防ぎ、滑りにくいコーディングも施されています。回転式のフックで使い勝手が良いのも魅力です。もちろん濡れた服をかけても大丈夫です。スリムでスペースを取らないので、洗濯した後はそのままクローゼットに収納できます。ブラウスやTシャツなどをかけるのにおすすめです。
MAWA 人体ハンガー
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肩先が人体に近い緩いカーブ状で、衣類が型崩れしにくいのが特徴です。衿周りが開いたニットなどに適しています。表面には独自のコーティング加工を施し、滑りにくい構造に。厚さ1センチの薄型なので、スペースも取りません。上質なイメージを与えるシルバーやゴールドなどのカラーがあり、収納用としてもおすすめです。こちらももちろん、濡れた服をかけても大丈夫です。
AUV すべらないPVC特殊ラバー加工ハンガー
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PVC特殊ラバー加工で滑りにくい構造が特徴です。型崩れが起きにくい曲線を採用し、凹みデザインがあるので肩紐付きの衣類にも最適。防錆の加工が施されているため洗濯にも適しています。高品質にもかかわらず、価格がリーズナブルなのも魅力です。
Cozyone スリムタイプ人体ハンガー
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シンプルなデザインと、上品な素材感がおしゃれなハンガーです。PVCコーティングで衣類の滑り落ちを防止。頑丈な素材が使われていて加工も施されているので、防錆の効果があり耐久性にも優れています。肩の半円デザインが型崩れを防ぎ、両端のフックは肩紐やスカート、ベストなどのストラップ固定にも利用可能です。厚さ1センチの薄型なので、スペースも取りません。
おすすめハンガー②収納用
収納用のハンガーは、省スペースのスリム構造、型崩れ防止やデザイン性などもチェックして選ぶのがおすすめです。ここでは、収納用に向いているハンガーを紹介します。
ニトリ すべりにくい省スペースハンガー
薄型なのでスペースを取らずに収納可能です。衣類が落ちにくい3ヵ所の滑り止め付き。丸首&衿部分の構造により、衣類がかけやすく衿の伸びも防げます。フックが回転するので取り出しが楽で、リーズナブルな価格も魅力です。
無印良品 アルミハンガー・ネクタイ/スカーフ用
ネクタイやスカーフ、帽子などの小物収納に便利なのがこちらの商品。ネクタイやスカーフを上から重ねても、上下と手前から取り出せるのでとても便利です。フック部分は360度の回転式で、自由に向きを変えられます。
余ったハンガーの収納方法
使わないハンガーを吊るしたままにしたり適当に置いたりすると、邪魔になり見栄えもよくありません。ここでは、余ったハンガーをきれいに整理できて、使用時には取り出しやすい収納方法を紹介します。
方法①収納ボックスに入れる場合
ハンガーは、雑多に置くよりもおしゃれなボックスを使って収納すると、目につきにくい上に取り出しやすくて便利です。収納家具にしまっておくなら、立てて収納できるファイルボックスなどを活用し、フック部分を手前にして入れておくと取り出しやすくなります。
方法②吊るしておく場合
洗濯機の横や上などのデッドスペースに、ワイヤーネットや専用のハンガーフックなどを置いて吊るしておくとスペースを取らず、すぐに使用ですることもできます。洗面台の下や壁付けの棚などに、ポールなどを設置して吊るす方法もおすすめです。
服を長く着るために、用途に合ったハンガーを
洗濯用と収納用でそれぞれの場面に合ったハンガーを使えば、効率よく家事ができて収納もしやすくなります。素材や構造を考慮して選ぶと、衣類の長持ちにもつながるでしょう。お気に入りの服を長く着るためにも、用途に合ったハンガー選びにこだわってみてくださいね。