布や糸、小物を用いて、手先で作り上げる「手芸」。初心者には難しく思えるかもしれませんが、実は簡単に作れるものもたくさんあります。今回は、簡単でかわいい手芸アイテムを11個紹介します。新しい趣味にしたい人や、親子で何かに取り組みたい人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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簡単!かわいい手芸アイテム【インテリア装飾】
まずは初心者でも挑戦しやすい手芸アイテムを紹介します。インテリアとしても楽しめるので、作ったらぜひ飾ってみてくださいね。
フェルトの優しい色味が素敵な「フラワーガーランド」
かわいらしいフェルトの花が連なるガーランド。縫い合わせる作業がないので、手芸初心者さんでも作りやすいアイテムです。
フェルトで作った10枚の花びらを、折りたたみながらグルーガンで接着していきます。花びらが重ならないように花の形にしていくのがポイントです。紐に花を固定する際は、位置が均等になるよう紐に印を付けておくとバランスよく仕上がります。部屋のインテリアに合わせて花の色を選んでみてはいかがでしょうか。
部屋の雰囲気がガラリと変わる「コットンボールライト」
カラフルな紐が、おしゃれなコットンボールライトに!こちらも縫う作業のない、簡単な作品です。
膨らました水風船に紐を巻き付け、水で薄めたボンドを塗って乾かします。乾いたら中の風船を割り、LED電球やイルミネーションライトを入れたら完成です。
暗い部屋で明かりを付けると、紐の模様が壁に映し出されて、幻想的な雰囲気を演出します。明かりを付けていなくても、紐のカラーリングがインテリアを彩るでしょう。寝室やリビング、キッチンカウンターの下などに置いてみても良いかもしれません。
小さな花を詰め込んだ、おしゃれな「フラワードーム」
100均のガラスドームの中に、ドライフラワーを入れたアレンジメントです。台形に切った園芸用の給水スポンジに、ドライフラワーを固定しながら作ります。
ドライフラワーはメインの大きな花から挿し、スポンジを隠すように小さな花やアクセントの飾りを配置していきましょう。こうすることで立体感を作りやすく、土台のスポンジもきれいに隠せます。またスポンジの接着や、花を挿すときにグルーガンを使うとしっかり固定できますよ。
生花だとお世話が難しいという家庭でも、気軽に取り入れられる花飾りとなるでしょう。
ソファー周りの印象を変えるなら「クッションカバー」
ソファー周りの印象を変えたいときは、クッションカバーを手作りしてみてはいかがでしょうか。作る際は、あらかじめクッション本体のサイズを測ってから布を購入するのがポイント。ファスナーは、カバーよりも長いサイズを購入しましょう。
布を適切な大きさにカットしたらファスナーを取り付け、裏返しの状態で両端を縫い付けます。表に返して、クッション本体を入れたら完成です。
好きな柄やカラーの布で作り、部屋の雰囲気を変えてみませんか。
簡単!かわいい手芸アイテム【実用的な小物】
続いて紹介するのは、コースターやティッシュカバーなど、日常的に使う小物です。趣味として手芸を楽しみつつ、完成したものを便利に活用したい人におすすめです。
来客時に活躍する「コースター」
はぎれを使った、簡単に作れるコースターです。用意するのは好きな布2枚と糸のみ。正方形にカットした布2枚を合わせ縫った後、ひっくり返して返し穴のところから四面ステッチを付けるだけとあっという間に完成します。
新しい布を買わなくても家にはぎれがあれば作れるので、すぐに手芸をしたい人にもおすすめです。作ったものは1人のティータイムで使うも良し、お客さんに出して「実は手作りなんだ」と話題に出すのも良いでしょう。
手縫いでも簡単にできる「ポケットティッシュカバー」
ミシンがなくても作れる、ポケットティッシュカバーです。
まずは布を長方形にカットし、ポケットティッシュの形になるように折り目を付けていきます。ここでずれないように定規で測って印を付けてから折り、アイロンを当てるのがコツです。縫い目になるところはチャコペンで下書きし、まち針で固定すると布がずれにくくなります。
子どもが好きなキャラクターや動物のアップリケを付ければ、きっと喜んでくれますよ。
メモをかわいく飾れる「キャンディマグネット」
磁石とペットボトルの蓋、好きな布で作る、かわいいキャンディマグネット。冷蔵庫やホワイトボードに、メモ・チラシ・学校のプリントなどを貼りたいときに使える可愛らしいアイテムです。
ペットボトルの蓋に磁石をはめ込み、キャンディの包み紙のように布で覆うだけと簡単に作れます。縫う作業はありますが、ほんの少しなので手芸初心者も安心です。布を縫う際、キャンディの形が崩れないよう、もう片方の布をピンと張らせながら縫っていくときれいに仕上がります。
簡単!かわいい手芸アイテム【ヘアアクセサリー】
手作りのヘアアクセサリーは、自分のファッション用にはもちろん、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。ここではヘアアクセサリーの手芸アイテムを紹介します。
100均アイテムで作れる「オーガンジーリボンのヘアゴム」
100均に売っているオーガンジーリボンをヘアゴムにアレンジ。
3つの輪を作ったリボンを重ねて中心を紐で固定します。固定した紐を覆うようにリボンを巻き付けて結び、その結び目の間にゴムを入れ、両端を結んだら完成です。クリップで中心を抑えておくと、紐を結びやすくなりますよ。
お気に入りの布で作る「シュシュ」
縦長の布を筒状に縫い合わせ、ゴムを通して結ぶだけのお手軽シュシュです。
輪っか状になるように布の両端を縫い、さらに三つ折りにして、筒状になるように縫っていきます。中にゴムを通して結び、布を完全に閉じたら完成。ゴムが素通りしてしまわないよう、片側をまち針で留めるのがポイントです。
自分用や子どもへのプレゼント、親子でのお揃いなど手作りしてみてはいかがでしょうか。
小学生でも簡単にできる!かわいい手芸アイテム3選
最後に、大人と一緒に小学生が作れる手芸アイテムを紹介します。趣味で手芸を始めたい子、夏休みの工作課題として作ってみたい子におすすめです。
日常で大活躍の「立体マスク」
型紙がなくても作れるマスクです。
指定のサイズにカットした布を2枚用意します。立体になるよう鼻と顎部分を縫ったら、2枚の布を重ねて縫い付けます。ミシンを扱うのが難しい場合は、大人と一緒に作るか、手縫いでアレンジすると良いでしょう。XS〜Lサイズまであるので、家族分を作るのもおすすめです。
小物入れやプレゼントバッグになる「巾着」
持ち運びに便利な小さめの巾着は、小物入れや、お菓子のプレゼント入れにぴったりです。
まずは表地と裏地を用意し、それぞれマチができるように縫い合わせます。表地・裏地を重ね、口布を間に挟んだら縫い付けましょう。最後に紐を通し、抜けないように両端に結び目を作ったら完成です。
縫わずにできる「ミニトートバッグ」
両面テープと布のみで作るミニトートバッグ。ミシンや針を使わないので、子どもでも安心して作れます。
作りたい大きさに布をカットし、折り目を付けながら両面テープを貼っていくだけ。ランチバッグやお出かけバッグなど、使い方は自由です。大きめのトートバッグにしたい場合は、布の大きさを変えて挑戦してみてくださいね。
手芸初心者さんは、簡単でかわいい作品から挑戦してみよう!
今回紹介したアイテムのように、子どもや初心者でも簡単に作れる手芸作品はたくさんあります。自分好みのかわいい作品ならだと、完成が待ち遠しくて作る手が捗るかもしれませんね作っているときから楽しい気持ちになるはず。気になるアイテムがあれば、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
100均アイテムを使ったオリジナル工作。 材料別アイディアや専用キットも紹介