「薬菓(ヤックァ)」という韓国の伝統菓子をご存じですか?韓国ドラマを見ている人の中には見たことがあるという人もいるかもしれません。その薬菓が今、現地韓国で人気を集めています。こちらの記事では一度食べるとクセになる、薬菓の魅力についてお届けします。
MOKUJI
薬菓って何?
薬菓は「韓菓」と呼ばれる韓国の伝統菓子の中の、「油蜜菓」という種類のお菓子で、生地を揚げて蜜に漬けたものです。なぜ「薬菓」なのかというとはちみつやごま油といった昔は滋養、健康に役立つ「薬」と捉えられていた材料が使われているからです。
薬菓はどこで買える?作ることは出来るの?
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韓国ドラマでも見かける薬菓、実際に食べてみたいですよね。ここからは日本で購入する方法や薬菓を食べられる場所などについてご紹介します。
どこで購入できる?
薬菓は日本でも購入することができます。取り扱いの有無は店舗によって異なりますが、業務スーパーやコストコ、ドン・キホーテで販売しています。また東京ならば新大久保、大阪ならば鶴橋などのコリアンタウンにある韓国食品店でも購入が可能です。こうした店舗が近くにないという場合はオンラインショップでの購入も可能です。
商品サイズは大袋入りの個包装・ミニサイズもあるので、おやつの時間にもピッタリです。
薬菓は手作りできる?
薬菓は手作りすることも可能です。調理工程が多いので時間は必要ですが、市販とはまた違った美味しさを味わえます。日本でも購入できる材料で作れて、出来立ての薬菓を味わえるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
薬菓ってどんな味?実食してみました
今回は新大久保の韓国食品スーパーで購入しました。香りや味はサーターアンダギーやオールドファッションドーナツと似ています。はちみつや水あめのシロップに漬けているので、しっとりとした質感なのも特徴です。
食感はかりんとうのようにザクザクとした食感ではなく、しっとりと粘り気があります。口に入れるとシナモンがふんわりと香り、はちみつと水あめのコクもあるため、一つでも満足感を感じられます。そのまま食べるのはもちろん、甘いものが好きな人はアイスクリームに添えて食べても美味しいですよ。
都内で薬菓のアレンジスイーツが食べられるカフェ4選
伝統菓子として子供から大人まで人気のある薬菓は、今韓国で薬菓クッキーや薬菓チーズケーキなどアレンジスイーツとしても人気を集めています。ここからはそんな薬菓のアレンジスイーツが食べられるカフェを4店舗ご紹介します。
BAM BI COFFEE (밤,비 커피 バムビコーヒー)
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白を基調としたナチュラルなインテリアがおしゃれな「BAM BI COFFEE」。薬菓をトッピングしたインジョルミパンケーキ(きな粉餅パンケーキ)がいただけます。フワフワのスフレパンケーキにたっぷりのクリームときな粉がかかっていて、自家製の木の実ソースと黒糖アイスとの相性もばっちりです。
住所:〒169-0072 東京都新宿区大久保1-14-26
営業時間:月~日(祝日含む) 11:00~22:30
電話番号:03-6205-9929
cafe guum(カフェ グウム)
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店名のguumは韓国語の「焼く」という意味を指します。「cafe guum」は、その名の通り、美味しそうな焼き菓子が並んだショーケースが特徴的なカフェです。cafe guumではフィナンシェに薬菓をトッピングした「薬菓フィナンシェ」がいただけます。
「薬菓フィナンシェ」はバターのコクとアーモンドの香ばしい風味に薬菓のシナモンがマッチした、韓国でも人気の薬菓子アレンジスイーツ。テイクアウトも可能なので、お土産にもおすすめです。
住所:〒169-0072 東京都新宿区大久保1-17-7
営業時間:月~日 11:00~22:00
電話番号:03-6228-0603
METDORU CAFE(メッドルカフェ)
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祖父母世代が好むような懐かしい伝統菓子と、Z世代が好むカフェメニューを融合させたメニューコンセプトの「 METDORU CAFE」。伝統菓子を扱う METDORU CAFEでは薬菓をトッピングした「ヤックァ爆弾ピンス」がいただけます。ピンスとは韓国語で「かき氷」のこと。
ヤックァ爆弾ピンスはミルク氷にフレーク状の薬菓と薬菓そのものをトッピングし、バニラアイスをのせた濃厚なひんやりスイーツです。石臼で挽いたコーヒーと一緒にいただくのもおすすめですよ。
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目1-26 第三サタケビル1階
営業時間:月~日 11:00~22:00
ROZI COFFEE(ロジコーヒー)
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アンティーク調のシックでモダンなインテリアが特徴の「ROZI COFFEE」。お店で手作りした薬菓をアレンジした、数量限定の薬菓クッキーが味わえます。1Fと2Fがカフェスペースとなっており、広々とした空間でカフェメニューを楽しむことができます。
住所:住所:東京都新宿区大久保2-32-6
営業時間:月~日 11:00~19:00
※こちらは完全キャシュレス支払いとなっています。
※割れやすいガラス類など多く取り扱っており、危険防止のため11歳未満のお子さんとの入店は不可となっています。
韓国の伝統菓子・薬菓でおやつタイムを
素朴で懐かしさを感じる味とシナモンの風味が魅力の薬菓。そのまま食べても美味しいですが、アイスクリームやパンケーキのトッピングとしてアレンジするのもおすすめです。今回紹介したカフェではそれぞれのアレンジが楽しめるので、気になるメニューのあるカフェに足を運んでみてはいかがでしょうか。