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おすすめの揚げ物用なべを紹介!選ぶ方法や長持ちさせるお手入れの仕方をチェック

揚げ物を鍋で揚げている様子

揚げ物料理に特化した構造の揚げ物用なべは、鉄製・ステンレス製など、素材がさまざま。自分に適した素材・用量のなべを選ぶのが失敗しないコツです。そこで本記事では、揚げ物用なべの選び方やおすすめのなべを紹介するとともに、なべを長持ちさせるためのポイントについても併せて解説します。

揚げ物用なべとは

コロッケを揚げる様子

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普通のなべやフライパンとは構造が異なる揚げ物用なべ。まずは揚げ物用なべの特徴を、普通のなべ・フライパンとの違いに触れながら紹介します。

上手く揚げられる構造になっている

揚げ物用のなべは食材を「揚げる」ことに特化したアイテムで、なべの厚み・深さ・構造が揚げ物に適した形になっています。底に安定感があり、さらに油が冷めにくいのが特徴です。

油が飛び散らない造りになっている

フライパンや底の浅いなべは、油が飛び散りやすいです。一方、揚げ物用のなべは大量の油を入れられるだけの深さがあるため、油が飛び散りにくい造りです。

 

なかには、開口部に付けるガードが付いているなど、油はねを防止する対策が取られた商品もあります。

揚げ物用なべの選び方

ステンレス製のなべ

揚げ物用なべと一口に言っても、素材や容量など種類が豊富です。そこで、揚げ物用なべの上手な選び方について解説します。

揚げ物用なべの選び方①素材

揚げ物用なべの素材には、鉄製・ステンレス製・アルミ製・銅製・ホーロー製などが挙げられます。素材ごとに特徴が異なるので、その中から自分に適した物を選ぶのがポイント!

 

素材ごとの特徴については後ほど詳しく紹介します。

揚げ物用なべの選び方②容量

作る揚げ物の量、または家族の人数などに合わせて、揚げ物用なべの容量を決めましょう。

 

1人暮らしの人であれば直径14センチ程度、3人以上の家族であれば直径22センチ以上の物がおすすめですよ。

 

また、五徳(ごとく)に合ったなべを選ぶことも重要。バランスが悪いと、なべの中の油に引火する危険があるので注意してくださいね。

揚げ物用なべの選び方③保温力

調理中に油の温度が下がってしまうと、なかなか上手く揚がりません。油の温度は、上手に揚げるための重要なポイントです。

 

厚みのあるなべは保温力・蓄熱性に優れています。また、なべの大きさに比例して保温力も高くなります。たくさんの量を揚げる場合は、なべの厚み・サイズに重点を置くと良いでしょう。

素材別!揚げ物用なべの特徴や使い方と注意点

エビの揚げ物

揚げ物用のなべは素材ごとに特徴が異なります。ここでは、なべの素材別で使い方や注意点を見ていきましょう。

鉄製

鉄製の揚げ物用なべは油が酸化しやすいですが、保温力が高いので高温調理向き。大量に揚げ物をする時や、厚めの素材に火を通す時などに適しています。使えば使うほど、なべに油がなじむので、揚げ物をよくする人には特におすすめですよ!

 

揚げ物をした後、なべをそのままにしていると錆びる原因になります。調理後はそのままにせず、なべが温かいうちにお手入れをしましょう。

ステンレス製

油が劣化しにくく保温性が高いのが、ステンレス製の揚げ物用なべです。しっかりと油を加熱すれば、大量の揚げ物も作れます。

 

熱伝導率が低めなので、底が焦げ付きやすい一面も。しかし、使用前に底部分の汚れをしっかりと取って、調理中の火を大きくしすぎないように注意すれば、焦げ付きを防止できます。

アルミ製

アルミ製の揚げ物用なべは、油が劣化しにくいので再利用しても味が劣化しにくいです。また、軽量で錆びにくいため、お手入れが楽に感じるでしょう。

 

ただし保温力が弱いため、食材を入れると油の温度が下がりやすい一面があります。温度計を使って温度をこまめに確認したり、一度にたくさんの量を揚げないようにしたりなどの工夫が大切。また、比較的保温力が高くなる厚みのあるなべにするのも手です。

銅製

プロの料理人で使っていることが多いのが、銅製の揚げ物用なべ。保温力・熱伝導率ともに優れています。油がすぐに適温になり、食材を入れた後でも温度が下がりにくいので、大量の揚げ物をする時にもぴったりです。

 

調理前になべを熱湯へ15分ほど入れておくと、皮膜が落ちて焦げ付きを防止できます。また、調理後になべを放置しておくと変色する可能性があるので、調理後すぐに揚げカスや油を取り出して空の状態にすることも大切です。

ホーロー製

銅製のなべと同様、保温力・熱伝導率ともに優れているのがホーロー製の揚げ物用なべです。IH・直火ともに対応している他、お手入れも非常に簡単!熱が逃げにくく、カラッとした仕上がりになるので、揚げ物初心者にもおすすめです。

 

ただし、ホーローはガラスを焼き付けてコーティングされているので、少しの衝撃でも割れやすいこと、変形したり錆びたりする可能性などを考慮しなくてはいけません。

おすすめの揚げ物用なべ4選

ホーロー製のなべ

さまざまな種類がある揚げ物用なべですが、その中から特におすすめの物を4種類ピックアップします。自分に合う物を探してみてくださいね。

パール金属/注ぎやすい天ぷら鍋

新潟県燕三条にあるメーカーで作られた鉄製なべ。注ぎ口の幅が広いので、油を注ぐ際に液だれしにくく、油切れが良いのが特徴です。

 

付属の網をなべに取り付ければ、揚げた食材をすぐに置けるのでとても便利。その他、ガス・IH・ハロゲンヒーターなど、さまざまな熱源に対応している点も魅力的です。

 

直径:22センチ
値段:2,003円(税込)

 

富士ホーロー/天ぷら鍋 ガラス蓋セット

ガラス製の蓋がセットになった、ホーロー製の揚げ物用なべです。蓋つきなので、揚げ物以外にも幅広く料理に活用できます。なべの内側が白いため、揚がっていく様子が分かりやすく調理しやすいでしょう。

 

付属のオイルガードを付ければ、油はねをさらに防止できます。また、取り外し可能な温度計も付いているので、こまめに温度チェックを行いたい時に便利ですよ。

 

直径:24センチ
値段:5,060円(税込)

 

アーネスト/取っ手も場所を取らない 油ターン

ステンレス製のなべと網がセットになった物で、揚げ物用なべとしての使用はもちろん、オイルポットとしても使えるのが特徴です。

 

ステンレス製なので耐久性は抜群。小さめサイズなので少量の油で揚げ物ができますよ。対応熱源が、ガス・IH・ハロゲンと幅広いのもポイントです。また、持ち手が上向きについたデザインなので、収納しやすい点も魅力的ですね。

 

直径:14センチ
値段:3,215円(税込)

 

和平フレイズ/天ぷら鍋 燕三条発いいもの小路

蓋が付いた鉄製の揚げ物用なべです。蓋の裏には油切り用の網が付いているので、揚げたてをサッと置けます。

 

なべの周りには油はねガードが付いており、油はねを防止。また、調理後に蓋を閉めればそのまま油の保存容器としても使えて便利ですよ。

 

直径:24センチ
値段:3,481円(税込)

 

 

揚げ物用なべのお手入れ方法

真っ黒に焦げたなべ

お気に入りの揚げ物用なべは長く使いたいもの。ここでは、揚げ物用なべを長持ちさせるためのポイントを紹介します。

重曹と洗剤のダブルで洗浄

基本的に洗う時は、重曹と洗剤のダブル使いです。

 

  1. 調理後に油の処理を先に済ませておきます。
  2. なべの中に重曹をまき、残った油を吸い込ませます。
  3. 油を吸った重曹をキッチンペーパーでしっかり拭き取りましょう。
  4. お湯でなべをすすいでからスポンジに洗剤を付けて丁寧に洗い、その後水でなべをすすぎます。
  5. 水気を切ってしっかり乾燥させれば完了です。

鉄製なべはお湯とたわしのみを使用

鉄製のなべは、なじんだ油を落とさないようにしなければいけません。そのため他のなべとはお手入れ方法が異なります。使うのはお湯とたわしのみです。

 

  1. キッチンペーパーを使って、なべに残った油を拭き取ります。
  2. お湯をかけてたわしでこすり、水で流したら水気を拭き取りましょう。
  3. 錆び付き防止のため、加熱してしっかり水分を飛ばせば完了です。

揚げ物用なべを正しく使って美味しい料理を!

きつね色に揚がったコロッケ

 

 

揚げ物用のなべは素材がさまざま。それぞれの素材の特徴や注意点を知った上で、自分に適した揚げ物用なべがどれかを吟味することが大切です。正しい使い方・お手入れ方法でなべを長持ちさせ、揚げ物料理を楽しみましょう。

 

また、揚げ物用のなべを始めとしたキッチン用品を、綺麗に収納することでより使いやすくなります。下記の記事でキッチン用品を綺麗に収納する方法を紹介しているので、そちらを参考にしてみてください。見た目も綺麗な収納をすれば、料理が更に楽しくなりますよ!

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